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あのトヨタが3度目の下方修正とは、あまりにもショッキングだ。3月通期の営業赤
字が1500億円から4000億円前後に膨らむとみられ、初の最終赤字に転落しそう
だというのだ。
(中略)
30日は、08年4―12月期の決算発表のピークだったが、別表のように、誰もが
知っている大企業が前年同期比で大幅な収益ダウン。通期見通しも、下方修正のオンパ
レードだった。
みずほフィナンシャルグループは、急激な株安によって保有する有価証券の評価損が
響き、03年3月期以来、6年ぶりに四半期決算が赤字に転落。通期予想では、りそな
ホールディングスに抜かれてしまった。
深刻なのは、これまで比較的「勝ち組」と思われていた業界まで、下方修正の波に襲
われていることだ。海運や商社は、08年4―12月期こそ増益の会社もあるものの、
通期予想は引き下げた。
ここまで下方修正ラッシュとなった背景を、東海東京証券チーフエコノミスト・斎藤
満氏は、「この3~4カ月で世界はガラリと変わってしまった」と、こう続ける。
「経済は、ナイアガラの滝のような落ち方です。それは鉱工業生産指数を見ると明らか
。昨年11月に前月比8.5%減となり、いまだかつてない数字にエコノミストはア然
となった。しかし、12月は前月比9.6%減とさらに悪化。1月の予測も9.1%減
です。3カ月連続で毎月1割近くも減少するようでは、業績見通しが全く変わり、下方
修正しても追いつきません。今期の決算の締めが来るまで、毎月のように下方修正する
ところが出るでしょう」
ノーテンキ総理は相変わらず「全治3年」なんて言っているが、もはや誰もそんな言
葉は信じない。今やニッポン株式会社はほとんど壊滅状態なのだ。年度末にはさらに恐
ろしい事態が待ち受けている。
(後略)
(日刊ゲンダイ2009年1月31日掲載)
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