08/12/15 09:32:41 0
医療ミスで患者を死亡させたとして医師が起訴された事件の遺族たちが、インター
ネット上で誹謗(ひぼう)中傷にさらされている。
中には死亡した当事者本人を責める書き込みもあり、専門家からは「このままでは遺
族が正当な主張さえできなくなる」と対策を求める声が出ている。
「医療崩壊を招いた死神ファミリー」「被害者面して医師を恐喝、ついでに責任転嫁
しようと騒いだ」
割りばしがのどに刺さり死亡した保育園児杉野隼三ちゃん(当時4歳)の診察にミス
があったとして、耳鼻咽喉(いんこう)科医(40)が業務上過失致死罪に問われた裁判。
2審・東京高裁の無罪判決に対し、東京高検が4日、上告断念を発表した直後から、
インターネットの掲示板「2ちゃんねる」やインターネット交流サイト「ミクシィ」内
のブログには、隼三ちゃんの両親を非難する文章が次々と書き込まれた。
中傷が始まったのは、医師が在宅起訴された2002年。1審・東京地裁で無罪判決
が出ると、「自分勝手」「クレーマー」などと非難はエスカレートした。母親の文栄さん
(51)は「発言することが恐ろしくなった」と語る。
福島県立大野病院の産科医(41)が業務上過失致死罪などに問われ、9月に福島地
裁の無罪判決が確定した事件でも、死亡した妊婦の父、渡辺好男さん(58)が非難の
的になった。自宅住所を調べるよう呼びかけたり、「2人目はだめだと言われていたの
に産んだ」と妊婦を侮辱したりする書き込みに、渡辺さんは「罪のない娘まで中傷され
ることが一番つらい」と憤る。
(続く)
■ソース(読売新聞)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
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