08/10/22 19:19:50 O
・出産間近で脳内出血の症状が見られた女性(36)が7病院から受け入れを断られ、出産後に
死亡していたことがわかった。手術を受けた病院に到着するまで約1時間15分かかっており
東京都は詳しい経緯を調べている。
女性は今月4日、頭痛などの体調不良を訴え、かかりつけの産科医に救急車で
運ばれた。かかりつけ医は脳内出血の疑いがあると診断し、午後7時ごろから電話で
緊急手術ができる病院を探した。しかし、都立墨東病院など7病院から「当直医が 他の患者の対応中」「空きベッドがない」などと次々に断られたという。
かかりつけ医が午後7時45分ごろ、改めて都立墨東病院に電話したところ、受け入れ可能に
なったという返事が来たため、同病院に搬送。午後8時18分に到着した女性は帝王切開で
出産し、脳内出血の血腫を取り除く手術も受けたが、3日後の7日に脳内出血のため死亡した。
赤ちゃんの健康状態には問題がないという。
都立墨東病院は、リスクが高い新生児と妊婦に24時間態勢で対応する総合周産期母子医療
センターに都から指定されている。当直医は本来は2人体制だが、産科医不足で7月から
土曜日と日曜日、祝日は1人になっていた。1人の時間帯は原則として急患受け入れを断って
いるため、最初の要請に対応できなかった。
2度目の要請があった時は、当直以外の医師を呼び出して対応したという。(一部略)
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・杏林大学医学部付属病院で1、2次救急医療責任者を務める松田准教授は
「妊婦の急変には救急医に加えて産科医の協力が不可欠」と指摘。しかし、
産科医は全国的に不足しており十分な当直態勢を組めない状況で、「無理して受け入れて
死亡した場合、病院や医師が訴訟を起こされて負ける懸念もある」と話す。
石原都知事は22日、初めて聞いた。あってはならないこと。そういう
ことがないように(救急医療体制を)作っているのに。なお調べて対処します」と答えた。(抜粋)
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