08/07/30 09:28:33 il2DofB10
国際司法裁判所でのマレーシアとシンガポールの領有権裁定の根拠のひとつとして
「実効支配」というものが含まれていることについて、「竹島に韓国人が居座ることで
実効支配をしているという実績を与えてしまうのではないか」と不安に感じている
人がいるようだが、次のポイントを覚えておくといい。
1) マレーシアとシンガポールの件では、両国にそれぞれ「所有権がある」と思われる
歴史的事実が存在する。
しかし、韓国には過去に竹島を領土としていたという明白な歴史的事実は存在しない。
韓国が主張している古文書や古地図に記載されている島は、現在の竹島ではない
という研究結果が出ている。
一方、日本には確かな根拠となりうる公文書、SF条約・ラスク書簡等が存在する。
現在アメリカが中立的な立場を表明しているが、SF条約締結時において日本と
韓国はラスク書簡等に基づいた「竹島は日本領」という認識があったという事実は
否定できない事実である。
2) マレーシアとシンガポールの件では、シンガポールの「平和的かつ継続的」な
実効支配に対して、マレーシアは抗議を行わなかった。
これに対し、韓国の言う実効支配とは武力によって日本漁民を銃殺するといった
非平和的・排他的なものであり、これに対して日本は公式に「不法占拠である」と
抗議をおこなっている。
正しい歴史的な背景もなく現在の韓国の行っている「実効支配」を国際法の場で
認めることは「武力による領土拡大」という非平和的な行為を容認することに
なりかねないため、これが安易に認められるとは考えづらい。