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兵庫県新温泉町浜坂沖の日本海で九日未明、リュウグウノツカイがイカ釣り漁船に釣り上げられた。
美しいピンク色の背びれと長いひげ-。めったに姿が見られない魚とあって、見物人が珍しそうに見入っていた。
釣り上げたのは、同町三尾の漁業、小西三夫さん(69)。浜坂沖約三十六キロでイカ釣り操業中に偶然かかった。
体長は約一・四メートル、細長い銀色の体に灰色の斑点が多数見られる。
県但馬水産技術センターによると、リュウグウノツカイは日本海や太平洋東部などに分布する魚で比較的深い
海域に生息。体長は最大五・五メートルほどになるという。担当者は「急峻(きゅうしゅん)な地形の但馬沖に生息
することは間違いないが、“釣れた”というのは聞いたことがない」と話す。
小西さんは「タチウオかと思ったが、マリンポーチで以前、映像が流されていたので分かった。五十年間漁師をして
きたが、初めて釣り上げた」と驚いていた。
リュウグウノツカイは、一九九九年と二〇〇二年に同町釜屋沖で定置網にかかったことがある。
ソース
日本海新聞 URLリンク(www.nnn.co.jp)
【画像】釣り上げられたリュウグウノツカイ
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