08/03/01 03:20:08 0
・いたずらのつもりだったインターネットへの書き込みが、1人の高校生を自主退学に
追い込んだ。
<(バイトしていた)ケン○ッキーでゴキブリ揚げてたムービー撮ればよかった>
首都圏の私立高校3年の男子生徒が昨年12月上旬、会員同士が交流できる「ミクシィ」の
日記にこんな一言を書き込んだ。
この一言は瞬く間にネット上に広がり、「飲食店でゴキブリを揚げるなんて」と、「犯人」たたきが
始まった。ミクシィに公開したプロフィルや日記を手掛かりに、生徒の卒業した小中学校や
生年月日までさらされた。同級生も参加、教室での様子も明らかにされた。
<賠償金を払わせて、退学させよう><そいつの人生をつぶせ>
ネットの巨大掲示板「2ちゃんねる」には、こんな書き込みがあふれた。日本ケンタッキー・
フライド・チキンは、ホームページで「事実無根」と釈明に追われ、高校には約100本もの
抗議の電話がかかった。
父親は憔悴(しょうすい)しきった生徒を連れ高校を訪れると、電話が鳴り響く事務室の奥で
申し出た。「迷惑をかけました。退学させます」
書き込みは、ネット上で牛丼店の従業員が具を大盛りにしてふざけている動画が直前に
出回り、騒ぎになったことに触発されたものだった。高校によると、生徒は「仲間しか見て
いないと思って、面白おかしくウソを書いてしまった」とうなだれていたという。
ミクシィのようなSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)やブログ、掲示板など、
ネット上で他人と交流するサービスが急拡大する中で、特定の書き込みに批判が集中する
「炎上」や「祭り」と呼ばれる現象が相次いでいる。
面白い話を書き込んで、より注目を浴びたい―。そんな思いが、過激な書き込みを生み、
炎上や祭りにつながっていく。
「ネタに困り、つい誇張して書いてしまった」
ブログが炎上した経験を持つ首都圏の40歳代の男性は今も悔やむ。ブログを始めたのは
2年半前。閲覧数に一喜一憂するようになり、帰宅すると真っ先に確認する習慣がついた。
炎上の原因は、受けを狙って大げさに書いた動物虐待の経験だ。(>>2-10につづく)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)