08/08/06 08:51:55 /MMKSfd3
ちなみに、ここにはギブソン厨がたくさんいるので
レスポールに関しての諸説をひとつ。
フェンダーのように自分の名前をギターにつけたわけではないので
名前の記憶にないのだが、レスポールに対抗意識を燃やす
黒人のおっちゃんがいた。記憶にないからどのように
レスポールが出たかは記憶がないが、木材選択に関して言うと
結局はギブソンは知恵が足りなかったといえる
アメリカの当時の若者たち(今は70歳以上)において
フェンダーは日本で言うソニーとホンダみたいなものだった。
まあ、若者文化の憧れの的だったといえる。
フェンダーの成功物語が日本で書籍化されることはあまりないが
アメリカではホンダやソニーに匹敵するのだが、
まずフェンダーがいろいろな木材で実験をする段階で
ギターを大量生産をすることにおいて、できるだけ安定供給のできる
自国(この場合米国)産、もしくは広げてもカナダまでとれる樹種に決めた
これまでの楽器の常識としてアッシュやアルダーを使うのはありえなかったからである。
当然対抗意識を燃やしていた黒人のおっちゃんは
フェンダーは楽器作りの常識を知らないのかよと鼻でせせら笑って
常識内の選択(メイプルを使うにしろマホガニーを使うにしろ)をした。
確かに当時はマホガニーは安かったからね。
ところがレスポールを世に出して、PUもハムバッカにかえた頃に
キューバ危機が起きた
マホガニーの木材価格が高騰したために
ギブソン社の経営が苦しくなった(昨今のガソリン価格の値上がりに
悲鳴を受ける業種の人たちには意味がわかるはずである)。
ところが、マホガニーを使っていないフェンダーは
キューバ危機にもびくともせずに調子がよかった。