17/10/07 04:38:47.29 JQI8QMLq0.net
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「急報!」「急報!」
一人の男が塹壕に駆け込んできた。
どうやら、安⚪⚪三率いる政府軍の拠点である首相官邸正門が破られ、城内で熾烈極まる白兵戦が行われているという。
今、我々が陣取る位置は東京郊外から離れた西部であり、ス⚪官房長官率いる政府軍の第二第四番隊が在する拠点の正面で、これと対峙する形になっている。
「先を越された」「先を越された」と皆、一様に苦渋の表情を浮かべている。
しかし、我々の任務は安⚪⚪三の右腕であり、同志の多くを共謀罪なる悪法で入獄致したス⚪官房長官を討ち取ることである。
私は軍刀を抜くと頭上に掲げ、「突撃ィ!」と叫ぶと塹壕から飛び出し敵地の陣所へ目がけ躍り出る。
私の声でふと我に返り、後に続く部下たち。
目の前の政府軍兵士を斬り伏せると、すぐそこにス⚪官房長官の陣所ののぼりと垂れ幕が見えた。
すぐに陣所の垂れ幕を踏み倒し、中に踏み込んで次から次へ目につく兵士を斬りつけた。
しばらくして気がつくと私の周囲で、骸となった政府軍兵士数人に紛れス⚪官房長官が倒れていた。
ス⚪の格好は下っ端兵士の兵装、このまま逃げるつもりだったのだろうか。
ふと、上を見上げると向こうの空から抵抗軍の歓呼が轟いていた。