10/03/24 01:53:30
MRJ 主翼の曲率と CFRP のソース
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CFRP複合材で思っていたほどの軽量化効果を得られなかった原因は,主翼の形
状,具体的には「曲率」にあると,藤本氏は言う。一般的な大型機の主翼の曲
率がR2000であるのに対し,MRJはR800とカーブが大きい。こうした形状をCFRP
で造ろうとすると,炭素繊維のシートを積層する際に「しわ」が出来やすい。
しわが出来ると機械的性能が極端に下がるので,避けなければならない。その
ためにはシートを分割して積層すればよいのだが,分割する場合は機械的性能
を確保するために,積層する枚数を増やしたり,補強材を追加したりする必要
がある。そうすると,質量が増えるほか,コストもかさむ。費用対効果でみた
ときに小型ジェット旅客機の主翼にCFRPを使うメリットは小さいと,最終的に
同社は判断した。