08/07/11 23:44:29 +sQ1vAOd
良家の子女が集うリリアン女学園の生徒会・山百合会に所属する福沢祐巳は、明るく面倒見が良い優等生。
女子校にありがちな女の子同士の恋愛にも彼女は全く偏見を持たないため、陰ながらカップルの成立を手伝ってしまうことも多い。
そんな彼女はやがて、学校一のプレイガール・小笠原祥子を意識するようになる。
美少女と見るや見境なく手を出す祥子に呆れて苦言を呈する一方、祐巳は時折、祥子が発する鋭い一言に考えさせられるのであった。
ある日、祐巳は祥子とその崇拝者達が住む薔薇の館にプリントを届けるが、そこで祥子から愛の告白をされてしまう。
逃げるように祥子の元から去る祐巳。
祐巳もまた祥子に惹かれていたが、まだ自分の気持ちに整理が付かず思い悩むばかりか、親しく接してきた同級生の写真部副部長・武嶋蔦子と関係を持ってしまう。
しかし、蔦子は病気のために祐巳の元から去っていく。
心の拠り所を失い、一人傷心のまま取り残された祐巳の中で、祥子に対する思いは次第に募っていく。
そして、祐巳は意外な形で自分の祥子に対する思いの強さを実感することに…。