09/12/28 13:05:12
坊主って最低ですね。
<各駅停車>被害者への取材
2009年12月27日
神戸市の連続児童殺傷事件の時は、中学生だった。その後、殺害された児童の父親の著書を読んだ。
過熱する取材に苦悩した被害者の姿が書かれていた。
亡くなった児童の兄が通う中学校に取材陣が大挙して押しかけたり、被害者宅に僧侶を連れて行き、
「お経をあげさせて」と言って僧侶に隠れて家に入り込もうとしたり-。取材陣に対して「そこまでやるこ
とないのに」と憤ったのが、当時の正直な感想だった。
その私が事件記者になって半年。結婚詐欺不審死事件では、亡くなった男性方に押しかけた報道陣
に加わった。事件の関係者取材でかたくなに口を閉ざす人を前にすると、あの本を読んだ時の憤りが
心によみがえり、「もう、そっとしておいてあげたい」という思いがこみ上げてきた。
だが、つらい記憶を思い返して口を開いてくれた人もいる。そんな切実な思いに自分はどう応えられる
のか。自問自答はまだまだ続いている。 (小沢誠介)
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