08/05/12 20:09:36.20 W5EqMP1R
政権礼賛のテレビ番組▽反権力新聞の苦闘
ロシアの大統領交代報道をめぐるプーチン前大統領とメディアとの関係を検証する。
8年間政権を率いたプーチン氏は退任後も首相として政権内にとどまり、
一層強い支配力を発揮できる地位を保っている。ドミトリー・メドベージェフ現大統領も
就任前の選挙時、事実上プーチン氏が実質的な支配者であることを示す「今のまま」を
スローガンに掲げた。その揺るぎない権力構造の背景には、プーチン氏が行ったメディア
に対する徹底的な支配がある。プーチン氏は大統領就任後、3大テレビ局を管理下に置き、
自らを強い指導者像として国民に見せつけた。それが旧ソ連崩壊以降、自信をなくしていた
国民の心をつかみ、彼らがプーチン氏にかつての皇帝の姿を重ね合わせることによって
熱狂的な支持へと発展した。民主主義を訴える独立メディアが勇気を振り絞って上げた
政権批判の声は、大国復活の夢に酔う国民の勢いにかき消されている。