19/11/22 22:16:56 CAP_USER.net
ある韓国人元慰安婦の証言を基に作られた韓国の漫画「草」が日本でも出版される。
「草」は韓国人作家・金錦淑(キム・グムスク)さんの作品で、元慰安婦・李玉善(イ・オクソン)さんのこれまでの人生が
本人へのインタビューを基に描かれている。
貧しい家に生まれて学校に通えなかった幼少期に始まり、「学校に通える」との話を信じてうどん屋の養子となるも実際は女中として働かされたこと、
15歳だった1942年に買い物に行く途中で見知らぬ朝鮮人の男らに捕まり、中国の延吉で労働や慰安婦生活を強いられたこと、
終戦から55年後にようやく祖国に戻るも家族にさえ歓迎されず苦しんだこと、現在はソウル郊外・京畿道の元慰安婦らが共同生活を送る施設「ナヌムの家」で暮らし、
平和運動家や人権運動家として活動していることなどが白黒の絵と共に紹介されている。
日本語版の出版が決定したことを受け、オクソンさんご本人に「ナヌムの家」のスタッフの方を介してインタビューを行った。
オクソンさんは、日本での出版にどんな効果を期待するかとの問いに「多くの日本人に日本の歴史をきちんと知ってほしい」と話した。
また、知るだけでなく「日本政府にきちんと謝罪するよう働きかけてほしい」とも訴えた。
慰安婦問題の解決方法については「強制性を認めた上での謝罪」が必要だとし、
「私は日本により強制的に性奴隷にされた。日本は間違ったことをしたならそれときちんと向き合い、過ちを認めて反省すべき。
あいまいにしたままの謝罪は本当の謝罪ではない」と話した。
最後に、日本国民に向けてのメッセージとして「日本により被害を受けたため日本を悪く言うが、
それは日本の人たちではなく日本政府のことを指している」としつつ、安倍晋三首相の考えが変わって謝罪が受けられるよう「動いてほしい」と改めて要望した。
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