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【陜川聯合ニュース】「知韓派」として知られる鳩山由紀夫元首相が3日、韓国南部・慶尚南道陜川郡を訪れ、第2次世界大戦中に広島や長崎で被爆した韓国の原爆被爆者を見舞った。
陜川には韓国国内の存命の被爆者約2000人のうち、最も多い600人余りが暮らしている。
鳩山氏は日本の首相経験者として初めて、被爆者が暮らす「陜川原爆被害者福祉会館」の慰霊閣を訪問。その後、同福祉会館に入居する被爆者約30人と面会した。
鳩山氏は「アンニョンハセヨ」と韓国語であいさつした後、日本語で「植民地と米国の原爆投下による二重の被害を受けた皆さんに謝罪を申し上げたい」と述べた。また、日本の首相経験者として、日本政府がきちんと賠償や支援をすべきだと指摘した。高齢の被爆者の手を取り、ひざまずいて一人一人に言葉をかける一幕もあった。
鳩山氏は、陜川の原爆資料館と被爆2世の憩いの場である「陜川平和の家」も訪れた。また、報道陣のインタビューに応じ、首相在任時に韓国の被爆者を支援する構想があったが、在任期間が短く実現しなかったと述べ、遺憾の意を示した。
鳩山氏は首相退任後、安倍晋三首相の靖国神社参拝を強く批判し、日本政府は旧日本軍の慰安婦被害者に賠償するべきだと主張してきた。日本による植民地時代に抗日独立運動家らが投獄されていたソウル市内の西大門刑務所歴史館(旧刑務所跡)を2015年に訪れた際には、追悼碑の前でひざまずいて合掌したことで話題となった。
韓国・釜山大は2日、鳩山氏に名誉博士号(政治学)を授与した。鳩山氏は同日、01年に東京・JR新大久保駅でホームから転落した人を救おうとして亡くなった釜山出身の韓国人留学生、李秀賢(イ・スヒョン)さんの墓を参った。
聯合ニュース
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