17/06/27 20:30:34.60 CAP_USER.net
7月1日に英国から中国への返還20年を迎える香港。返還後は中国の経済融合政策により、大陸からの中国人観光客や移民が増加。ビクトリア湾に面した香港島の夜景を彩るネオン広告も、中国企業の存在感が増した。
一方、政治や経済などあらゆる面で香港への影響力を強める中国に対し、返還前後に生まれた若者たちは「一国二制度」下で保証された高度な自治が脅かされると危機感を抱く。
香港行政長官選の民主化を求めた2014年の大規模デモ「雨傘運動」では、中国の習近平指導部から譲歩を引き出せなかったが、多くの若者が政治に目覚めた。
「香港の未来は自分たちで決める」。運動のシンボルとなった黄色い雨傘は今でも、民主派団体のデモでは必ず登場する。
「どんなに貧しくても中国より香港の方がいい」。そう話すのは約2年前に香港男性に嫁いできた湖南省出身の女性(31)。不定期の清掃などで得た収入では食べていくのがやっとだが、娘(5)の教育のために香港に残ると力を込める。
中国からの移民や観光客の急増は、マナーの悪さなどから香港人の反感も招いた。路上でスーツケースを広げ、商品を詰め込む観光客の姿も珍しくない。中国との経済融合とは裏腹に、感情的な摩擦は強まっている。(香港 共同)
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3畳ほどの部屋で娘と暮らす湖南省出身の女性。香港男性の夫とは別居中だ=香港(共同)
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香港島の観光名所に展示されている中国の習近平国家主席のろう人形(右)。大陸からの観光客に人気だ(共同)