12/08/03 20:52:23.39 5viaKffM
URLリンク(news.mynavi.jp)
Appleが以前より予告していたように、Mac App Storeに登録するアプリのサンドボックス化(Sandboxing)が必須となり
2カ月が経過している。そうした中、Instapaperの開発者であるMarco Arment氏が自身のBlogでMac App Storeの
将来について悲観的な見方を記し、話題を呼んでいる。
■Mac App Storeでサンドボックス化が必須に
サンドボックス化とは、アプリの実行に際して「サンドボックス(砂場)」と呼ばれる閉じた実行環境を作り、障害が発生しても
他のアプリや環境に影響を与えないようにするセキュリティモデルだ。詳細については海上忍氏のコラムなどを
参照いただくといいだろう。iOSでは以前から導入されているモデルだが、何度かの適用延期ののち6月1日から
Mac App Store経由で配布されるOS Xアプリケーションについてもこのサンドボックス化が必須となった。
これまで比較的自由にシステム環境を利用できた既存のOS Xアプリケーションについて、もしAppleの決めたルールに
則ってサンドボックス対応を行うと、これまで利用できていた機能をいくつか削除しなければならない、あるいは主体となる
機能そのものがなくなってしまうため、Mac App Storeから撤退するという選択肢を取らなければならなくなるケースもある。
これが同ストアへのサンドボックス化導入に際して開発者の間で話題になっていた話だ。
ここまではLionにおける話だが、先日発売されたMountain Lionではさらに「Gatekeeper」と呼ばれるセキュリティマネージャ
機能が新たに導入され、「アプリのインストールをMac App Store経由に限定する」といった設定が可能になるなど、サンド
ボックス化と合わせてさらにMacのセキュリティを強固にすることができるようになっている。
■制限を嫌っての撤退を懸念
さて、今回の本題となるArment氏のブログエントリを見ていこう。同氏は「今後こうしたルールが強制されることでMac App
Storeを撤退するデベロッパーが続き、利用者が減り始め、さらに市場としての魅力を失ったストアからデベロッパーの流出が
続く悪循環に陥る可能性がある」ことを指摘している。エントリの冒頭で紹介しているのは、投稿の1日前にMac App Storeからの
撤退を発表したPostboxの例だ。
(続く)