17/05/12 14:19:14.31CAP_USER9.net
自民党の谷垣禎一前幹事長が顧問を務める谷垣グループ(中核メンバー約10人)の分裂が11日、決定的になった。同グループの佐藤勉衆院議院運営委員長と棚橋泰文前幹事長代理が離脱し、12日に新たな政策集団を立ち上げる。その上で近く麻生、山東両派が合流して結成する新派閥に参加する考えだ。
佐藤、棚橋両氏の離脱は、逢沢一郎代表世話人が11日のグループの会合で明らかにし、「残念と言わざるを得ない」と述べ、残ったメンバーの結束を呼び掛けた。
佐藤氏らの新しい政策集団名は「天元会」(仮称)で、谷垣グループ内外から数人が参加するとみられる。11日に記者会見で発表する予定だったが、調整がずれ込み12日に延期した。
佐藤氏は平成12年の「加藤の乱」を受け谷垣氏らと宏池会(現岸田派)から離脱するなど、一貫して行動を共にしてきた。棚橋氏は逢沢氏、中谷元・前防衛相とともにグループの代表世話人の一人だった。
麻生、山東両派との早期合流を目指す佐藤氏らは慎重な逢沢氏らと対立。自転車事故で長期療養中の谷垣氏も秘書を通じて早期合流に難色を示している。
麻生、山東両派との合流による新派閥は60人規模の党内第2派閥となる見通しで、佐藤氏らには「大派閥」で影響力を誇示したい狙いがある。一方、谷垣氏が不在の中での2人の離脱に対し、谷垣グループ幹部は「ケジメもつけずに勝手に出ていった」と不快感をあらわにした。
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