14/07/30 08:41:18.96 6HemmLZF0
>>264
石原千秋の「打倒!センター試験の現代文」読んだ。
大雑把に内容を言うと、「出題者の意図に沿って答える」という、まあだれでも知ってる常識
(しかも別に現代文に限らず、出題者の出した設問に答えるのだからどの科目でもいっしょ)を
前提として、
小説は
①情報整理能力
②翻訳能力
③小市民的感情力
④物語パターン化能力
評論は
①②同じ
③二項対立参照能力
で解ける。という内容。
石原の前作はよく覚えてないが、たぶん大きな観点はたいしてかわらんような気がする。
①②は文章読む以上あたりまえなんで、石原の議論の特徴は③④だとおもうが、
気になるのは、過去問をていねいに分析してその結果③④を抽出してるんじゃなくて、
③④がまずあって、それにあうように過去問を解説してるようにみえる点。
だからわりと無理な解説があるとおもうし、「小市民的感情力」になんでも盛りすぎだとおもう。
もっと根本的には、出題者の意図といっても、出題者も勝手な読みで出題しているわけじゃないからねえ。