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「朝鮮高校にも差別なく無償化適用を求める7.24集会」(主催=「朝鮮高校にも差別なく無償化
適用を求めるネットワーク愛知」)が7月24日、名古屋市の千種区役所講堂で行われ、300余人
が参加した。
集会では「ネットワーク愛知」の竹内宏一共同代表があいさつをした。「高校無償化」問題が浮
上した後、「ネットワーク愛知」では、署名活動、要請行動、集会などを行ってきたが、あと一歩の
ところで実現できないでいることを残念に思うと述べ、現在、訴訟の準備が進められているが、
「ネットワーク愛知」としてもこれを全面的に支援していきたいと話した。
集会では、南の映画監督の金明俊さん、一橋大学の田中宏名誉教授さんらのメッセージが紹介
された。
「ネットワーク愛知」事務局による活動報告では、これまでの運動の経過が報告された。在日
朝鮮人と日本人が共に運動を展開してきたことに大きな意味があるとしながら、朝高生たちが
何度も街頭に立ち、署名活動を懸命に行ってきた努力を水の泡にさせてはいけないと訴えた。
朝鮮学校が「無償化」制度の対象から除外され1年以上が経った。朝鮮学校内外では訴訟も
検討されている。集会では河内惠一弁護士をはじめとする9人の弁護士が紹介された。
裵明玉弁護士は基調報告で、民族教育の歴史や朝鮮学校で学んだ自身の体験について語り、
被災地の朝鮮学校が震災後、避難所になり国籍や民族を超えて支援活動を行っているにもかか
わらず、地方自治体が補助金を凍結するなど、今も根深く残る差別の現状を訴えた。
その後、「ネットワーク愛知」の山本かほり事務局長の司会でパネルディスカッションが行われた。
パネラーとして愛知中高生徒の黄源祺、金仙華さん(高3)、教員の李佳也さん、保護者の許淑禮
さん、「ネットワーク愛知」の高原さつきさんが発言した。
パネルディスカッションでは、民族や朝鮮学校についての在日朝鮮人の思いが語られた。李さん
らは「自国の言葉を学ぶのは、人間の尊厳を取り戻すことだ」、朝高生らは「(「無償化」が適用され
れば)同胞と日本人が真に共生できる社会への第一歩となる」と熱く語った。
集会では、朝鮮高校にも差別なく「高校無償化」を適用するよう求め、その実現に向けて運動の
輪を広げ粘り強くたたかうことを訴えたアピール文が採択された。【愛知中高】
ソース 朝鮮新報 2011年8月4日
URLリンク(jp.korea-np.co.jp)
集会のなかで行われたパネルディスカッション
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