10/07/06 12:33:51
>>1の続き
■「チェ・ジンシルと同じ」? ネットバッシングの標的に
「まるでチェ・ジンシルさんのよう」。パクさんの自殺を受け、韓国メディアはこう報じた。
チェさんは08年に39歳で自殺した韓国の国民的人気女優だ。
元巨人投手の趙成●(=王へんに民)(チョ・ソンミン)さんの元妻としても知られる。
知人と夕食をともにした後、自宅で親とひとときを過ごし、首をつったことが共通するというのだ。
最後の最後になって知人に電話し、心情を打ち明けた点も同じだという。
韓国では、パクさんやチェさんのように突然、活躍中の芸能人が自ら命を絶つ事件が続いている。
07年には、歌手のユニさん=当時(25)=や女優、チョン・ダビンさん=同(26)=が、
08年にはチェさんの後を追うようにタレントのキム・ジフさん=同(23)=ら3人が相次ぎ命を絶った。
昨年は韓国版「花より男子」に出演中のチャン・ジャヨンさん=同(29)=が
所属事務所から性的な接待を強要されて自殺し、韓国社会を騒然とさせた。
この後にも2人の芸能人の自殺が続いた。
今年に入ってからもチェさんの弟で歌手のチェ・ジンヨンさん=同(39)=が姉に続いて命を絶つなど、パクさんを含めて自殺者は3人目だ。
だが、ネットでの中傷を苦にしたユニさんやチェ・ジンシルさん、キムさんの自殺と今回のパクさんの死が一概に似ているとはいえない。
ただ、パクさん自身も実はチェさんら同様に激しいネットバッシングにさらされていた。きっかけは、兵役拒否疑惑だった。
韓国では、成人男性に兵役が課されるが、芸能人らが兵役を拒否するために
診断書偽造などを行っているとしてしばしば強いバッシングの対象になってきた。
パクさんは兵役延期申請を繰り返した後、07年に「角膜に異常がある」との診断書を提出して兵役を免除された。
これに「診断書偽造だ」とのネットの書き込みが相次いだ。
パクさんが日本で人気を得ていたことから「日本人になれ!」との心ない非難まで巻き起こった。
そんな渦中でもパクさんは芸能活動を続け、バッシングにさらされた彼を温かく迎え入れたのが日本のファンたちだった。
■「信じられる人いない」 日本での人気も陰りが…
そんな日本ファンの間でも人気に陰りが見え始めていた。
児玉さんによると、6月19~26日の日本ツアーでファンらは「ヨンハ君」の奇妙な変化をとらえていたという。
6月26日の埼玉県川口市のコンサートに、異常なハイテンションで登場したパクさんにファンらはあっけにとられる。
「デビューして6年。昔に戻りたい」
合間のトークで口にしたパクさんの言葉に会場はざわついた。
アンコールの後には、床にひざまずいてファンへの感謝を表現した。
「一度もこんなことはなかった。どうしちゃったんだろう」(女性ファン)
これまではチケットは事前に完売し、ネットで高値で売られていたのが、今回のツアーでは、会場に空席が出ていた。
ソウルで3月に行われたライブでは、日本からの観客が半減、会場が大学の講堂に移された。
ツアーでの奇妙な行動は、誰よりもまめなファンサービスを続けてきたパクさんが
スターとしての“命綱”の日本人ファンを必死につなぎとめようとした表れだったのだろうか。
韓国では、経営する芸能事務所内での着服事件をめぐり、
長年苦楽を共にしてきた前のマネジャーとたもとを分かち、一人で会社を切り盛りしなければならない事態に見舞われていた。
「世の中に信じられる人が1人もいない」。知人にこうも漏らしていた。
睡眠薬を常用し、ツイッターにも《まだ寝ないで何しているの。僕はどうして眠れないの》と自問自答を書き込んでいた。
一時期のようにはCDも売れず、グッズ販売も低迷していた。
自殺直前に話し合っていたソウルで開業しようとしていた日本人向けレストラン事業は、いわば起死回生を狙ったものとみられる。
「いつまで日本の人気が続くか分からないという不安から、
事業に活路を見いだそうとする韓流スターは彼に限ったことではない」(児玉さん)。
だが、その一方で資金難に陥っていたとの報道もある。
続きます