ガチムチの六尺兄貴のガイドライン 46尺目at GLINE
ガチムチの六尺兄貴のガイドライン 46尺目 - 暇つぶし2ch36:水先案名無い人
11/01/25 16:09:23 WZ3u4Sfn0
「い…一発やっかぁ」
ス-ツを椅子にかけると、睡眠不足でよれよれの脳を整える暇はなかった。机の前に座りノートPCを開く。
既にタイムカードを切らされ、俺の部署は俺の愛撫を待つ。
身体をうつ伏せにしかけたが持ち直してディスプレイを見ると、人間の処理できる限界を越えて、仕事の山がそこにあった。
「会社の鬼ノルマのサビ残だぜ」声に出していう。
「社畜はやっぱサビ残」
やおらボサボサの髪の毛から、丸四日洗ってない状態でフケが取び出る、手に眠眠打破をたっぷり取り、逆手でキーボードをこね回す、
「カチャッ、カチャッ」音が俺の仕事中枢を更に刺激する。
「サビ残たまんねぇ」扱きに合わせて、身体を上下させる。
「社畜のサビ残にゃあこれだよ…」ラッシュを吸い込む。
「スッ、スッ、スッ、スッ」顔色が余計悪くなり、やがて頭の中が真っ白になる。
「ノルマ、ノルマ」「ブラック企業のサビ残」
あまりの辛さに絶叫する。俺は自分のこの痴態に自己嫌悪だ。
上司の叱責という結果だけが見え、辞めていった同期のフラッシュバックに、よだれ垂らして、痙攣し、左手でキーボード叩きまくり、
右手でゴクゴクと眠眠打破を一気飲みする。
記録に記載されていない残業時間は、月300時間にもなっていた。
「ちきしょう労基署に訴えてやりテェよ」納期が近付くと、いつもそう思った。ラッシュをもう一度効かせ、眠眠打破を追加すると、悲劇へ向かってまっしぐらだ。
「社畜になってやる」「ブラック企業一本のほんまもんのサビ残」
「うりゃ、そりゃ」「ゲホッゲホッ、ゴホッ」血しぶきを吐きながら、クライマックスをめざす。
「たまんねぇよ」脳の奥から、激しい頭痛が起こった。やがて体が痺れとなり、俺を悩ます。
 -辞めてぇ- -でも他に行く所がねぇ-相反する気持ちがせめぎあい、俺は崖っ淵に立つ。
「うぐっ」俺は椅子から転げ落ち、それに備える。命の灯火は消えようとしていた。
「社畜一匹 ! 」「ぶちっ」
滅んだ肉体を押し分けて、白い魂がしゃくり出される。
真っ白い時間が過ぎ、また一人の社畜が会社の犠牲になる。


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