10/12/06 18:25:52
広一もレジ入れ
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―その思いを社員に伝えるために、どういう行動をとったか？
インディテックスでは、トレーニングのために、トップも一店員として店頭に立ち、仕事を経験する風土がある。私自身も経験したが、これは「最も効果的なトレーニング」だったと思う。
ＭＢＡを持っていようが、有名大学を卒業していようが、誰もが実際に現場に立ち、お客と「生きた会話」ができるようになるために、現場感覚を養わなくてはならない。
私はトレーニングが終わってトップに戻ってからも、現場で起きていることを知るために、店舗に足を運び続けた。
経営陣が正式な視察として店舗に出向くと、店長をはじめ、店員は緊張して改まった態度になってしまう。そうならないように、経営陣は黙って店舗に行き、
一店員がするように売り場の洋服を畳み、普通の仕事仲間のように店員と世間話をする。
そうしているうちに、よいところも悪いところも含めて、その店舗の現状と課題への対応策が見えてくるものだ。私はそういった手法を用いて、社員と対話し続けた。