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唇が根元まで到達する前に、先端が喉の奥に突き当たる。むぐっ、と一瞬苦しげな声を漏らしながら舌と軟口蓋で肉茎をこね回す。
「あおっ……す、すごいっ」
女の瞳は、快美感の熱に浮かされてみるみる潤んできた。
気がつくと、恵の左手がスカートの中に這いこんでもぞもぞと蠢いている。
(ああっ、姉さん、オナニー始めたんだ)
女の股間から、くちゅくちゅという卑猥な音が響き始めた。じゅるる、じゅるるというペニスを啜る音と重なって、淫乱な二重奏が奏でられている。看護師の制服に包まれた豊かな尻が、くなくなと揺れている。
「あ、あ、あうっ……むぐぐう」
女は肉茎を吸いたてるスピードを上げながら、自分の快感のあえぎ声もこらえきれなくなっているようだ。
こんな真っ昼間に、病院のベッドで制服の看護師にペニスをしゃぶらせている。
(いけないことかもしれないけど……気持ちいいっ……)
陽一の官能が絶頂に近づきつつあった。
「姉さん、出ちゃう」
上目遣いに(いいわよ)と微笑むと、恵は口内の吸引を一気に強めると同時に、右手で陰嚢を軽やかに揉みしだいた。快感の怒涛が陽一に襲い掛かる。
くちゅくちゅという湿った音とともに、濃厚な雌の匂いが漂ってくるようだった。
「あうっ、うっうっ、いくよっ」
姉の口に溢れるほどの精液が迸る。