10/01/08 08:21:37
日本産ワイン
最近、ある方から、「友里が日本産ワインを貶しているが、あれは酷い」と言う話を伺った。
日本産ワインについては、もしかしたら、名誉毀損評論家おじさんと意見が一致する所があるかも知れない。
やはり、ジエチレングリコール事件で、「国産」と表示されていたワインから検出されてしまった事も、
悪い印象を持つ背景にある。ただ、日本の制度上、「濃縮葡萄果汁液を輸入して、日本で醸造すれば『国産』
を名乗って良い」と言う事になっていた筈なので、一概にメーカーを責めるのは酷かも知れない。
それよりも、逆に考えて、「日本酒を海外で造っていたら(実際造っているらしいが)、それを飲む気にな
るか?」と言うのが、私の日本産ワインに対する「感想」である。
本当に日本で育てて、醸造したワインなら、その地に行った時、土地の物と合わせて飲むのは、結構な事だと思うが。
さて、話は脱線する様だが、改めて、名誉毀損おじさんに疑問を持った。
名誉毀損おじさんは、日本の某フレンチの店に対して「やはり古典は旨いぜ!」とか、調子良く書いていたが、
日本で食すフレンチは「フレンチ風の料理」では無いのだろうか?
おじさんは、日本で栽培して、醸造したワインを、「本場と比べて飲む気がしない」と切り捨てて置いて、
日本人が日本で採れた食材(空輸している物もあるが)で、日本人の味覚で作った料理が、フレンチの古典と
絶賛しているが、本当にそうなのであろうか?
例えば、フランスで、フランス人の職人が握った寿司を食して、「古典的な江戸前寿司だ!」等と言う事はあり得ない。
ネタを「日本から空輸した」と言われても、特に「足の速いネタ」は美味い訳が無い。
おじさんは、寿司職人についても、「覚える事が僅かだから、早く独り立ち出来る」見たいな事も言っているが、
フレンチやイタリアンの料理人はどうなのだろうか? 良く、「本場で修業した」と言うシェフは居るが、多くは「数年」位
ではあるまいか? 数年で、本場の味覚が身に付くのであろうか??