06/06/10 03:22:34 APosQLDj
>>800その話が出た当時の記事を発掘しました↓
>山陽新幹線「こだま」に新型の専用車両 JR西日本方針
JR西日本は5年後をめどに、山陽新幹線の「こだま」に新型の専用
車両を導入する方針を固めた。今より車体を軽くして、最高速度と加速
を上げる。ひんぱんに発車と停車を繰り返すこだまの特性に合わせる
ためで、3割以下まで落ち込んだ乗車率の回復を図る。こだま専用の
車両が作られるのは、64年の新幹線開業後初めて。
山陽新幹線のこだまは、新大阪-博多、新大阪-広島などを1日計
126本走っている。車両は開業当時からの0系160両と、85年に
登場した100系16両を使用しているが、「のぞみ」の500系に
比べ、1両当たり約13トン重いため、加速が悪く、最高速度も500系
が300キロ出るのに対し、約220キロにとどまっている。
このためJR西日本は、約300億円をかけて新型車両を導入すること
を決めた。今より20%程度車体を軽くして加速を良くし、最高速度も
のぞみに近づける。こだまはここ数年、乗車率が低迷。昨年度の平均は
初めて30%を割り、28%にまで落ち込んだ。のぞみなどの運転本数が
増えた分、こだまの駅での通過待ち時間が長くなるなどして、不便に
なったためだ。新大阪-姫路間を、こだまは55~43分で走っている
のに対し、在来線の新快速でも62分で行き、あまり変わらなくなって
いる。JR西日本は、新型車両導入に合わせ、新大阪と博多中心になって
いる今のダイヤ編成を見直す。大阪と姫路、岡山、広島など近隣都市間を
ひんぱんに往復するこだまを多発し、のぞみやひかりの通過待ちの時間を
減らして通勤、通学客が手軽に利用できるようにするという。
JR西日本は「のぞみやひかりを重視し、こだまを付録扱いしてきたと
いわれても否定できない。新型車両の導入で、地方都市間の足として復権
させたい」としている。 「朝日新聞」2001年9月17日