03/04/24 13:42
部屋に帰りたくなかったがそうもいかないし
夜が明ければ少しは怖さも和らぐと思い
近所のコンビニに走り込みそこで時間をつぶした
夜が明け、缶コーヒーを買い店を後にした
不思議なものでアパートに帰るまでの間で怖さは薄らいでいた
通勤途中のサラリーマンやOL、学生とすれ違い、
普段通りのごくごく通常の日常生活の一片に触れたからだと思う
深夜に起こったことは夢か勘違いだろうという気にすらなっていた
扉を開け中に入るとそこには普段と変わり無い汚い部屋
「あ~パソコンつけっぱなしだよ。しょうがないな~」
僕は電源を落とす為、開いていたいくつかのページを閉じた
全てのページを閉じ終了させようとすると
スクロールバーにメモ帳があった
それを開いてみた
「キャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」
部屋から逃げ出した
それ以来、僕は部屋をきちんと片付けるようにしている
コンビニ袋のカサッカサッという音を聞かないように