フレンダ「し、死にたくない……」QB「それが君の願いだね?」at NEWS4VIP
フレンダ「し、死にたくない……」QB「それが君の願いだね?」 - 暇つぶし2ch235:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 12:09:25.82 sHbZ84t60

杏子「おいおい……何が安全だ」

 ファミレスを後にした七人は一番近いという、マンションに向かっていた。

 立地の割には値段が高すぎるということで、入居者のほとんどいないマンションで、昼間でも人気の少ない辺りだ。
 そして、だからこそ、アイテム面々は好き勝手やっていたとのこと。

 だが、そのマンションに着いて、全員が全員、苦々しい顔をした。

 マンションの前に、人影が五人分見えた。二足歩行の人の形をしてたが、それは大きく人からかけ離れていた。

 四体はずんぐりとした人型で、黒い装甲に覆われている。
 右手に当たる部分にはそれぞれ大型の機関銃が握られている。

 深夜、フレンダたちを襲った、魔法少女が入った駆動鎧と同型だった。

 しかも、それは四体。

 さらにもう一体、四体の駆動鎧を背後に控えさせた、今まで見なかったような、真っ白なライダースーツにフルフェイスを被ったような、すっきりとした風貌の駆動鎧もいた。
 こちらも手に銃を持っているが、大きな機関銃ではない。一般人でも片手で持てるような拳銃サイズ。
 しかし外観は従来の拳銃よりかけ離れていて、まるでSF映画に出てくるレーザー銃のような形をしていた。また、それはケーブルが真っ白の駆動鎧に向けて伸び、接続されている。

「よぉ、わざわざやってきてくれてゴクロウサン」

 先頭の白い駆動鎧が皮肉たっぷりに言う。男の声。どうやらリーダー格のようだ。

浜面「くそっ……回り込まれてたのか!?」

236:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 12:20:01.45 OSSlhWUeO
ティヒヒ

237:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 12:20:24.23 sHbZ84t60
麦野「でもどういうことだ……仮にもアジトだ、しっかりと情報管理してれば、割れるわけがない」

 能力をすぐにでも発動できるよう、麦野は演算を開始する。

 絹旗が、情報管理と聞いて、ちらりとフレンダの方を見る。

フレンダ「わ、私は違うってわけよ!」

 その視線に焦って、フレンダは必死に弁解する。

「いやいや、そんなにぞろぞろと連れ立ってたら、嫌でも目立つだろ」

 馬鹿にするような口調でライダースーツの男は言う。

絹旗「それを超重々承知で、だからこそ二手に分かれて行動したはずですが」

 手近にあった標識を引っこ抜きながら、絹旗が否定した。

「ああ、そうだったのか。まあ、今のは嘘だ。単純な話、上にはお前達の動向はお見通しなんだとよ」

麦野「チッ……どこまでの上層部がこの件に関わってるんだよ……」

 事態の最悪さを理解して、麦野は舌打ち、そして歯ぎしりする。

 アイテムのアジトを知り、さらに、恐らく学園都市の衛星を使って七人を監視していたとなれば、かなりの権限を持った人間が黒幕ということになる。

 それも、かつてのアイテム以上、それを指示していた電話の女以上の。

238:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 12:20:28.10 2JtAn+WW0
保守間隔どれくらい?

239:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 12:30:41.15 XgAvA+tlO
ふはー

240:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 12:31:31.88 sHbZ84t60
「そんなことはどうでもいいんだ。こっちの命令は、単純。
 最悪死体になってもいいから『原子崩し』と『能力追跡』を回収し、残りを消せ、それだけだからな」

杏子「この戦力相手に、できると思ってるのか?」

「まあ、できるだろ。『原子崩し』さえなんとかすればだけどな」

麦野「私も甘く見られたもんね」

「来いよ『原子崩し』。こっちの最大戦力は俺だ。お互い最大戦力同士をぶつけてフェアにいこうじゃねえか」

麦野「ほざいてろ」

 麦野が人差し指をライダースーツの男に向ける。そこからいつも通り、能力を発動すれば貫いて終わり、のはずだ。

 しかしそれよりも早く、銃弾がライダースーツの男に到達する。

 ライダースーツの男はまるで銃弾が見えてるかのように易々と避けた。

マミ「私たちも甘く見られすぎだわ」

 銃弾を放ったのはもちろんマミ。いつの間にか変身を完了させたマミが銃を構えていた。
 見れば、フレンダ、杏子も同じく変身を完了させている。

241:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 12:42:29.40 2JtAn+WW0
速度あげてくれ

242:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 12:48:09.18 sHbZ84t60
マミ「銃使い同士、仲良くするっていうのはどうかしら?」

 にこりと笑って、麦野より一歩前に立つマミ。

マミ『後ろのロボットさん、装甲が厚いし、銃が使えないとすぐに接近戦をしてくるから苦手なのよね。
   適材適所ってことでいきましょ』

 同時に、六人の脳内に直接響くようなマミの声が聞こえた。

浜面「これは……!?」

マミ『テレパシーよ。できれば、顔に出さないようにしてほしかったけど』

麦野『魔法少女ってのは『精神感応』(テレパス)までできるのか』

マミ『これはキュゥべえが仲介に立っていてくれるお陰だけどね』

 マミは六人にウィンクを飛ばす。

「はぁ……まあいいか。人工UMA一体に苦戦する雑魚なら五分もかからないだろ。『原子崩し』はそれからでも遅くない」

マミ「残念ね、三分もかからないと思うわ」

「さて、起動、と」

 マミの言葉を無視し、ライダースーツの男は銃の引き金を一度引く。

 すると、モーターの駆動音が鳴り出し、男の被るヘルメットの顔面部に文字が現れた。

 その文字を見た瞬間、浜面は驚愕する。

243:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 12:58:02.59 loisK1Yt0


244:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 12:58:42.57 sHbZ84t60

 ―Equ.Meltdowner。ヘルメットの顔面部に、確かに、はっきりと、青色のLEDライトでそう書かれているのを浜面は確認した。

浜面「巴気をつけろ! そいつ、かなりヤバい!」

 無作為な動作でライダースーツの男はマミに銃口を向け、引き金を引く。

 その銃口の方向を見極めたマミが、発射される前に回避行動を取り、それが正解だと悟った。

 真っ白な、光線が放たれた。

 じゅわっという、水分が蒸発する音と共に、アスファルトが真っ赤に融解する。

 滝壺は、麦野は、絹旗は、フレンダは、浜面は、知っていた。それが何であるか、ヘルメットの文字と、現象から、すぐに予想がついた。

麦野「どういうことだおい……私の能力のパクリじゃねえか!」

フレンダ「マミ……!」

 事態を危険視したフレンダがマミの下へ駆け寄ろうとする。が、それは叶わない。

 ずんぐりとした巨体からは想像もできないほど俊敏な動きで、四体の真っ黒な駆動鎧が立ち塞がったからだ。

フレンダ「くっ……マミ、気をつけて、それはどんなものも貫通する絶対の攻撃ってわけよ!」

 すぐに駆けつけられないと判断したフレンダは、マミに警告する。

 その予想は当たっていたらしく、再び銃口を向けられて、マミが作ったリボンの壁は易々と撃ち抜かれた。

 フレンダの警告が届いたのか、マミは壁が破られる前に回避行動を取り、光線を避ける。間一髪だ。

245:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 13:05:04.97 3AXA6Z630
ファイブオーバーとはまた別モンか
支援

246:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 13:08:02.49 sHbZ84t60
「まあ、単発じゃ当たらないよな」

 そう言って、ライダースーツの男は何かを投げる。カードだ。

麦野「拡散支援半導体……!」

 続いて、ライダースーツの男はそれを原子崩しの銃で撃ち抜いた。

 カードに光線が当たった瞬間、光線は幾十にも枝分かれし、豪雨のようにマミを遅う。

フレンダ「マ―」

 枝分かれしたと言っても、一発一発が一撃必殺の絶対攻撃だ。最悪の事態を想定したフレンダがマミの名前を叫ぼうとする。

 しかし、言葉は発せられない。マミに気を取られたところを真っ黒な駆動鎧の蹴りが容赦なく襲いかかったからだ。

 轟ッ!! という凄まじい音が響き、フレンダの体は玩具の人形のように空中に投げ捨てられる。

麦野「フレンダッ!!」

 麦野も吹き飛ばされたフレンダに意識を移動させてしまう。

 当然、それを許す敵ではない。

 気がつけば、麦野の眼前に巨大な機関銃を構えた駆動鎧が迫っていた。しかし、機関銃の引き金は引かれない。

 単純な打撃で、鈍器として、駆動鎧は機関銃を麦野に、横殴りに叩き付けた。

 麦野は魔法少女ではなく、人間だ。レベル5と言っても、体は人間だ。
 そんなものを食らえば、一溜まりもなかっただろう。

247:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 13:09:39.10 emiy5ee70
支援

248:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 13:20:19.97 sHbZ84t60
杏子「あぶねえ!」

 それを間一髪、杏子が押し倒し、事なきを得る。

 フルスイングを空振った駆動鎧だが、体制は一切崩さない。そのまま足を上げて、二人を踏みつけようとする。

 杏子はそれよりも早く麦野を抱えて地面を転がる。駆動鎧から距離を僅かだが取ると、すぐに立ち上がり、麦野を抱えて距離を取る。

杏子「全員しっかりしやがれ! あたしらが安全圏ってわけじゃないんだぞ!」

 杏子が叱咤する。

浜面「でもフレンダが……!」

杏子「フレンダなら大丈夫だ! あんな程度で死ぬわけがない!」

絹旗「浜面、後ろ!」

 三体目。浜面の背後にいつの間にか駆動鎧が機関銃を構えていた。

 銃口が浜面に向けられている。浜面と一緒にいる滝壺にも、だ。今度は機関銃の正当な使い方がされるようだった。

フレンダ「その通りってわけよ!」

 だが、引き金は引かれない。駆動鎧の横っ腹に小型ミサイルが直撃し、駆動鎧は炎に包まれる。
 ミサイルは、フレンダの放ったものだ。

浜面「フレンダ!」

 見ればフレンダはあれだけ激しく吹き飛ばされたというのに、傷一つない、無傷のままだ。

249:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 13:31:03.96 sHbZ84t60
麦野「くそっ……無茶苦茶だ!」

 浜面は自分の実力の無さを理解しつつ、滝壺を守るため。
 麦野と杏子とフレンダは効率よく防壁を張るため。
 絹旗は取り残されないため。

 浜面と滝壺、麦野と杏子、絹旗、そしてフレンダで散開していた六人は一度一箇所に集まる。

杏子「こいつらの内の一体は厄介だぞ……いくらぶっ壊しても魔法で回復してきやがるからな」

 六人が集まったことにより狙い所だと判断されたのか、三体の駆動鎧が機関銃を構え、六人に向ける。

麦野「どういうことだ?」

 そして、一斉掃射。鼓膜が壊れるかのような、爆撃のような音が鳴り響く。

杏子「詳細はわからねえ、でも敵に魔法少女がいるってことは確かだ!」

 それに対応して、杏子とフレンダが結界を張る。二重に張られた結界は銃弾を一切通さない。

浜面「俺たちもだけど、巴は大丈夫なのか!?」

杏子「ああ、マミのことなら心配いらねえよ。悔しいけどな」

フレンダ「で、でも……」

杏子「マミはな、お人好しすぎるんだよ。
   馬鹿正直に正義の味方なんてやっちゃってさ、グリーフシードも落とさない使い魔までご丁寧にお掃除してくれるんだ」

フレンダ「それなら尚更余裕がなくてヤバイんじゃないの!?」

250:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 13:34:41.35 Bq7FsQsS0
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 .ヽ: : : : : : :  ̄\:::::::::::::/       |::::::|  .)    .ノ:::::::l::|:::::::::::',
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    ` 、____, '´---一''丁::|::ト-┘(_.}_.. ノ:::::l::/::/_:|::|::::::::::::::::ヽ
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                / .ヽ:\「`ー┴´|レ':l::/: : : : : : : : :/:/ l::::::::ヽ:::ヽ



251:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 13:37:43.51 rjEDhWDQ0
>>250
お前の能力チートすぎだから

252:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 13:39:36.58 sHbZ84t60
杏子「逆だよ逆。使い魔まで倒す、『余裕』があるんだよ。つまりいつも力をセーブして戦ってるんだ。
   それであたしら現実主義のベテラン魔法少女に襲われても、撃退する強さがある」

 掃射の音が止む。

杏子「認めざるを得ねえよ、マミの才能は。そして、今のマミはこの街に溢れる魔女のお陰でグリーフシードがたんまりある」

 結界越しに見れば、駆動鎧は四体に戻っていた。フレンダがミサイルを直撃させたらしき駆動鎧は仄かに光に包まれ、修復していっている。

杏子「今のマミは、下手な軍隊より強いんじゃないか?」

 そして、突貫。速度は以前戦った時よりもさらに速い。

杏子「ま、他人の心配をするより、今は自分らのやることを片付けるぞ」

 多大な質量の物体が、高速で結界に激突しようとする。
 速度が上がれば上がるほど、威力は爆発的に膨れあがる。二重の結界でも保つかどうか。

 それを理解しているフレンダと杏子が再び散開しようとして、

麦野「そういうわけ、ね!」

 その心配がなくなった。飛び込んで来た駆動鎧を麦野の原子崩しが吹き飛ばしたからだ。

麦野「伏せてろッ」

 続いて、両手から、そして義眼に当たる瞳から原子崩しを発射する。

 それぞれ、残り三体の駆動鎧を正確無比に狙ったものだ。

253:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 13:43:50.31 xtb8MigpO


254:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 13:50:17.50 sHbZ84t60
 原子崩しは電子だ。つまり、攻撃速度は秒速百五十キロメートルだ。

 当然、避けられるはずもない。それで三体は終わる、と麦野は思っていた。

麦野「なっ!?」

 だが、麦野の予想は大きく外れる。

 それぞれ三体の駆動鎧の前に、結界が出現する。

 原子崩しは結界に突き刺さり、弾かれた。

 原子崩しは曖昧な電子のまま発射する、干渉不可の攻撃だ。それはあらゆるものを貫く矛にもなるし、あらゆるものを防ぐ盾にもなる。

 物理的に考えたなら、だ。

 物理的にはあり得ない現象がそこで起きていた。

 その現象がどういうことかを知っている二人が、驚きの表情を顔に貼り付ける。

杏子「なん……だと……?」

フレンダ「こいつら全員が全員、魔法少女!?」

 すると三体は、どこからともなく、手元に何かを生み出す。

 杖だ。細長い棒に、先端に球体状のものがついている。三体が揃いも揃って、それを持っていた。

255:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 14:02:23.61 sHbZ84t60
杏子「あれは……!?」

 その杖を見て、杏子はさらに驚愕する。

 駆動鎧はそれを振りかぶった。

 ドゴン、という低い音がした。

 見えない三発の一撃が、杏子とフレンダが作った結界を叩く。それだけで、結界は砕けて崩壊した。

フレンダ「なんなのあれ!」

杏子「衝撃波だ!」

 衝撃波。音速を超えて空気中を伝播する、振動の波。不可視で高速の攻撃。

麦野「また厄介なものがぞろぞろと……!」

 駆動鎧たちは再び振りかぶる。二重の結界を容易に破るほどの威力だ、それを食らっては一溜まりもない。

麦野「全員しっかりと掴まれ!」

 意味を考えるより早く、五人は麦野に捕まった。そして麦野は両腕から原子崩しを噴射し、ジェット噴射のように五人を乗せて飛ぶ。

 麦野たちがいた箇所に衝撃波がぶつかり合い、大音量のパァンという乾いた音が六人の鼓膜を叩いた。

256:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 14:07:40.32 qfP8H56F0
ふと思ったが魔術だろうが魔法だろうが
打ち消してしまう上条さんがやはり最強か

ただ時間停止+現代武器のほむほむには勝てないか?

257:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 14:10:34.52 sHbZ84t60
絹旗「超どうなってるんですか!? 一体が魔法少女じゃなかったんですか!?」

杏子「そんなのこっちが聞きたいくらいだ!」

 安全圏に移動しても、一息吐く時間すらない。

 駆動鎧たちはすぐに追撃せんと、こちらを向いていた。

滝壺「何……あれ」

 だが、滝壺が指さした方角を見て、五人は三体の駆動鎧のことが意識の外へと消えた。

 それは、麦野が原子崩しで吹き飛ばした駆動鎧だ。それが、どうにも様子がおかしい。

 全身が熱と衝撃で変形しているのに、一向に修復する気配がなかった。

 それどころか、内側から壊すかのように、さらに変形して行っている。

 変化は、次の瞬間に起きた。

 凄まじい突風が吹き荒れて、麦野たちの方向に向かおうとした駆動鎧たちが吹き飛ばされる。

 変形した駆動鎧が、操り人形のように脱力して宙を浮く。そして、その首の後ろに当たる部分から、何かが飛び出した。

 ソウルジェムだ。そのソウルジェムは内側から割れて、すぐに形を失う。そうして、

杏子・フレンダ「なんだ……これ……」

 魔女が出現した。

258:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 14:10:41.37 Bq7FsQsS0
>>256
時間停止は効かないが現代兵器は効くからほむほむ有利
というか上条さんは駆動鎧が出まくってるこれで役に立たん

259:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 14:20:30.92 5HE/3JtzO
>>223  
これってコピペ?

260:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 14:21:49.31 eEXfHoAR0
>>259
見りゃ分かるだろ
ちょっと改変されてるが、この前古畑スレで出来たばっかりだ

261:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 14:23:03.57 sHbZ84t60

マミ「意外だったわ、そんなこともできるのね」

 拡散支援半導体による攻撃で、アスファルトはマグマのように、どろどろに溶けていた。

 しかし、マミはそこにはいない。電子の雨が到達するよりも早く、動き出していたのだ。

「なんだ、速いんだな、アンタ」

マミ「それほどでもないわ」

 ステップを踏むように、円を描くように、マミは距離を取りながら素早い速度でライダースーツの男の背後に回る。

マミ「さて、お返し」

 次にマミの背後に大量のマスケット銃が出現した。

 数十、なんてレベルではない。百は優に超えていた。

 それらはまるで見えない手に引き金を引かれたように、ひとりでに発砲する。

 弾幕。雨と言うのも生ぬるい。弾丸の台風がライダースーツの男を襲う。

「そんな豆鉄砲が通用すると思ってるのか」

 それに対し、ライダースーツの男は両手で原子崩しの銃を構え、発射する。

 極太の、真っ白な光線が発生し、弾幕を吹き飛ばす。

 百を超えた弾丸は一発の弾丸で撃ち伏せられた。

262:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 14:23:06.56 qfP8H56F0
>>260
>>72なんかもあるし(笑)

263:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 14:31:34.15 sHbZ84t60
マミ「応用が利くのね、それ」

 声はさらに別の方向から聞こえた。
 駆動鎧のマインドサポートで感覚を強化されているライダースーツの男だったが、それでも見失うほどの速度だった。

マミ「これはどうかしら?」

 声の方を向けば、マミは巨大な銃を構えていた。

マミ「ティロ・フィナーレ!」

 大砲のような銃声と共に、巨大な弾丸が放たれる。

「無駄だって言ってるだろ?」

 ライダースーツの男は一切慌てない。原子崩しの銃をマミの方向に向けると、銃口から薄い膜のようなものが広がった。

「これは学園都市第四位、『原子崩し』の能力を可能な限り再現し、装備することを目的に作られた駆動鎧だ」

 弾丸は原子崩しの膜に触れると、ジュッという音を立てて、蒸発する。

「干渉不可の最強の矛で、最強の盾だ。そんな下手な攻撃が通ると思ったら大間違いだぞ」

264:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 14:38:42.68 sHbZ84t60
 マミは、それでも余裕を崩さない。

マミ「そうな、こんな攻撃でも、わざわざ防ぐってことは、通ればダメージがあるのね」

 パチン、とマミが指を鳴らす。すると、先ほどの巨大な銃が現れた。

マミ「しかも、わざわざ防いだってことはこのくらいの攻撃になると、貫ける自信がないか、もしくはそれ以外の理由があるか、で吹き飛ばしながら攻撃ができないってことよね?」

 しかし数は一つではない。百を超えていた。いや、もっと多かった。

「んな……!?」

 先ほどの弾幕を作り出したマスケット銃群すら越える、圧倒的な数の、巨大な銃身がマミの背後に出現していた。

マミ「さて、私の下手な鉄砲でも、数を撃てばどうなるのかしらね?」

 そして、引き金が引かれる。

マミ「ティロ・フィナーレ・フルオート!」

 爆撃が、降り注いだ。

265:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 14:39:19.03 sHbZ84t60
>>264訂正
 マミは、それでも余裕を崩さない。

マミ「そうね、こんな攻撃でも、わざわざ防ぐってことは、通ればダメージがあるのね」

 パチン、とマミが指を鳴らす。すると、先ほどの巨大な銃が現れた。

マミ「しかも、わざわざ防いだってことはこのくらいの攻撃になると、貫ける自信がないか、もしくはそれ以外の理由があるか、で吹き飛ばしながら攻撃ができないってことよね?」

 しかし数は一つではない。百を超えていた。いや、もっと多かった。

「んな……!?」

 先ほどの弾幕を作り出したマスケット銃群すら越える、圧倒的な数の、巨大な銃身がマミの背後に出現していた。

マミ「さて、私の下手な鉄砲でも、数を撃てばどうなるのかしらね?」

 そして、引き金が引かれる。

マミ「ティロ・フィナーレ・フルオート!」

 爆撃が、降り注いだ。

266:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 14:42:39.87 cSLi0JWM0
マミさんつえええ
このマミさんならワルプルギス単独で討伐出来るんじゃね?

267:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 14:46:52.76 sHbZ84t60
「くそが!」

 ライダースーツの男は即座に原子崩しの膜を発生させる。

 もちろん、原子崩しは干渉不可なので、それだけで弾丸は届かなくなる。

 周囲に着弾した際の爆風が膜に守られていない方向からライダースーツの男の体を叩くが、駆動鎧で強化された肉体はその程度では動じない。

 だが、ライダースーツの男は、焦っていた。

 このEqu.Meltdownerは未完成だ。大きな欠陥があった。

 生み出すエネルギーに対して、廃熱が間に合わないのである。

 駆動鎧の内部は通常、使うだけでもすぐに蒸し焼き状態になり、人間の体には耐えられない。

 だからこそ、『発火能力』のレベル3であり、熱に耐性のあるこの男こそがギリギリ使えるのだ。

 しかし、いくら中身の人間が熱に耐性があったからと言って、機械の部品の耐性が上がるわけではない。

 長時間の連続使用は御法度だった。だからこそ、拮抗するであろう攻撃に対しては防御に最適化されたプログラムが優先される。

 結局、マミがティロ・フィナーレの爆撃を叩き付けた時点で、勝敗は決していた。

268:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 14:47:02.76 OSSlhWUeO
マミさんチート過ぎわろたwwww

269:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 14:52:14.00 sHbZ84t60
 マミの爆撃は止むことがなかった。

 ほどなくして、ライダースーツの男の視界に、駆動鎧の内部のディスプレイに、大量の赤い文字が表示される。

 ERROR! ERROR! ERROR! 即座に能力の使用を停止してください。

 そんなことを言われても、ライダースーツの男は防御を停止するわけにはいかない。

 あまりの熱に許容限界を超えた原子崩しの銃はオーバーヒートを起こし、爆発する前に安全装置が働き、強制終了となる。

 原子崩しの膜が消える。絶対的な盾が消える。

「ガァッ!!」

 ライダースーツの男は爆撃に直に晒され、撃ち抜かれ、撃ち抜かれ、撃ち抜かれ。吹き飛ばされた。

 手応えを確認して、マミは爆撃を終了する。

マミ「ふぅ……三分なんてとんでもなかったわね。二分もかからなかったわ」

270:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 14:53:01.11 rf65IjFa0
マミさんkakkeeeなんだけど
いつ死ぬかwktkしながら見てる俺ガイル

271:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 14:53:48.94 sHbZ84t60
飯を食ってくる

272:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 14:59:08.90 c98Q71PM0
今までデミさんって言っててごめんなさい

273:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 15:17:25.28 G4O3Oiy+0


274:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 15:27:48.22 v4Vh6w6u0
ヴォー...

275:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 15:35:47.42 xtb8MigpO
マミさんマジマミマミ

276:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 15:47:30.85 G4O3Oiy+0
このチートっぷりが死亡フラグにしか見えない

277:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 15:48:56.12 jk79tBNC0
まどほむさやの出る幕ないな

278:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 16:03:20.65 HZMmj9kZ0


279:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 16:12:26.62 G4O3Oiy+0


280:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 16:14:29.17 sHbZ84t60
飯食ってきた
続き書く

281:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 16:19:22.56 NJsqDxQk0
kt

282:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 16:19:27.71 QIjX/8OY0
ベジータの連続エネルギー弾にしか見えない

283:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 16:21:33.59 qlu2Ls/i0
>>282
効いてるってことは相手はヤムチャレベルか

284:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 16:22:57.37 sHbZ84t60

 それは、巨大な本だった。

 パラパラパラパラと勢いよくページが捲られ、あまりに乱暴にページを捲ったせいで、ページが千切れ飛ぶ。

 千切れ飛んだページが麦野達の下へ飛来する。

 そこには、子供の書いた絵が描かれていた。

 それは一目でわかった。槍を持った杏子の絵だ。

杏子「あたしだと……?」

 次の瞬間、絵の中の杏子が笑う。動く。

 多節棍にした槍を振りかぶり、思い切り振ると、槍の穂先が絵の中から飛び出してくる。

 子供が書いた曖昧な線のままの姿をした槍が、麦野達に襲いかかった。

 麦野、滝壺、フレンダ、杏子は避ける。

 だが、浜面と絹旗は何が起こったのかわからない風で、立ち尽くしていた。

麦野「何してんだ避けろ!」

絹旗「は―」

 槍が直撃し、絹旗がノーバウンドで吹き飛ばされる。

285:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 16:23:04.69 Mfi3MB/Y0
セルがバリアーはったときくらいにしてやろうよ

286:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 16:36:22.29 v4Vh6w6u0
いかんいかん危ない危ない・・・

287:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 16:40:22.26 sHbZ84t60
浜面「絹旗ッ!?」

 突然吹き飛ばされた絹旗を見て、浜面は素っ頓狂な声を上げた。

フレンダ「このっ……!」

 フレンダはナイフを生み出し、飛んできた杏子が描かれた紙の一ページに投げつける。

 ビリッという破ける音と共にページは真っ二つになり、空中に溶けるようにして消えた。

杏子「そうか、魔女は最愛と仕上には見えねえ!」

 鳥が羽ばたくような音が響く。見れば、十一のページが中空に浮かんでいた。

 鬼のような形相をした麦野、三日月のような口で笑う杏子、目を丸くして驚いた顔のマミ、泣きそうな顔のフレンダ、
 造形が滅茶苦茶な駆動鎧、卑しい顔をしたランドセルを背負った少女、残虐な顔をしたイルカのぬいぐるみを抱えた少女、
 大きな謎の仮面を被った人型、青を基調としたフリフリのスカートに蓮をかたどったような杖を持った少女、
 うつろな目をしてゴーグルを額にかけた茶髪の少女、そしてネコのような耳をした帽子を被った少女。

麦野「こいつら、もしかして……!?」

 麦野の脳裏に、最悪の予想が過ぎる。

 果たして、それは当たっていた。

 麦野の絵が人差し指を向ける。そして、次の瞬間、その指から光線が放たれた。

 それは紙から外へ、二次元から三次元へと出現し、杏子を貫こうとする。

288:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 16:43:49.64 xtb8MigpO


289:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 16:52:42.77 sHbZ84t60
 正真正銘の、原子崩しの一撃だった。

 だがそれは届かない。麦野という存在がいる限り、電子に直接干渉し、曲げることができるからだ。

麦野「気をつけろ、絵に描かれたやつと同じ能力を使ってくるぞ!」

 そう言って、麦野は原子崩しを発射。自分の絵を貫く。

 どうやら、こちらの攻撃に受動的に反撃することはできないらしい。

 あくまで、攻撃ができるだけのようだ、と麦野は解釈した。

フレンダ「でもなんで魔女がこんなところに!?」

 仮面を被った人型から伸びた羽を避け、ナイフを突き刺してフレンダは言う。

杏子「わからねえ! なんなんだよホントになんなんだよこれはよ!」

 槍を多節棍モードにし、造形が滅茶苦茶な駆動鎧の絵を切り裂く杏子。

 その時、背後から連続した爆音が響いた。残り三体の駆動鎧たちの機関銃だ。

 間一髪、麦野が原子崩しの壁を発生させ、銃弾から全員を守る。

麦野「前門の虎後門の狼、ってか? クソが!」

 イルカのぬいぐるみを抱えた少女から赤子のような手が伸びる。数えるのが億劫なほど、数百だ。

 凄まじい爆風が巻き起こり、麦野、フレンダ、杏子、浜面、滝壺を吹き飛ばす。

290:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 17:01:10.82 sHbZ84t60
浜面「滝壺っ!」

 吹き飛ばされる瞬間、浜面が滝壺を抱きかかえる。

 結果、麦野、杏子、フレンダは散り散りに吹き飛ばされ、浜面と滝壺だけが同じ場所に留まった。

浜面「なんだ、何が起きてるんだ!?」

滝壺「魔女が出てきた」

 淡々と、しかし熱っぽく滝壺は言う。

浜面「魔女って」

滝壺「はまづら、右に逃げて!」

 浜面が聞き返すより早く、滝壺は警告する。
 浜面は滝壺の指示に従い、右へと転がる。すると今まで二人が倒れてた場所で爆発が巻き起こった。

 その爆風に体を打たれ、さらに浜面と滝壺は転がる。

浜面「くそっ……麦野たちは!?」

 見渡すと、状況は最悪だった。麦野も、フレンダも、杏子も。駆動鎧と交戦していた。
 こちらには来れそうにはない。

 つまり、魔女と戦えるのは、浜面と滝壺だけだった。

浜面「ちくしょう……やるしか、ねえ!」

291:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 17:08:20.19 c98Q71PM0
この二人で勝てるのか

292:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 17:13:39.00 TYIRwMNG0
滝壺が魔法少女になるフラグ

293:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 17:13:51.33 Bq7FsQsS0
>>291
ほむほむも重火器で倒してるから倒せないこともない
後は浜面の主人公補正次第

294:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 17:18:04.39 rjEDhWDQ0
>>293
魔法少女を介さない現代技術って魔女に効かないんじゃなかったか?

295:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 17:20:02.24 sHbZ84t60
滝壺「やるって……どうやって?」

浜面「滝壺は見えてるんだよな? それならまだやりようはある」

 滝壺を支えながら、立ち上がる浜面。

浜面「まずは絹旗を拾いに行く。絹旗ならあれくらいのダメージはどうってことないはずだ」

滝壺「上から来る!」

 滝壺に言われて浜面は前方にダイブ。遅れて、バチィっという激しい音がした。電撃の音だ。

浜面「ちくしょう、どんな敵なんだよこいつは」

滝壺「本体は本の形をしてる。紙のページを飛ばしてきて、ページに色んな人の絵が描かれてる。その描かれた人の能力で攻撃してくるみたい」

浜面「そんなのありかよ……いや、本? 電撃……いける!」

滝壺「伏せて!」

 滝壺の言葉通り、浜面は伏せる。その上を銃弾が飛び去っていった。

浜面「まずは絹旗の下までどうやって辿り着くか……だな」

296:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 17:21:37.72 v4Vh6w6u0
             ________
            . : ´: : : : : : : : : ` : .、
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      ;| i: 〉i、 /|: /1: /i//  〉、: : : : : |
     八j/ ◯ |/ !/ ◯   ⌒i: : : :|
      { ///     ///  __ノ: : : :|  <貴女の攻撃なんかお見通しよ~☆
      人    ∨     人: :|: :i :|
     /i: :!≧=ァ;    r=≦二: : l: :|:i: i:
       |/   j(_ハ ̄ ̄}    \|ハ八
      >、 / {{ / ̄}}´  {   <
     /  〉   ∨__/〔┼〕ヘ/、  \
     (___/{         「  |   \___)


297:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 17:24:02.53 M5EkUl/F0
>>294
正確にはその手の設定は無い。

298:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 17:28:25.81 sHbZ84t60


QB『そんな危険な賭けより、もっといい方法があるよ』


 浜面が行動に移そうとしたその時、二人の脳内に、言葉が響いた。

 辺りを見渡すと、遥か遠く、浜面たちが目指していたマンションの一室の、ベランダにそれはいた。

 キュゥべえだ。

滝壺『いい方法?』

 テレパシーで滝壺が聞き返す。

QB『簡単さ。滝壺理后、君が魔法少女になって、魔女と戦えばいいんだよ』

浜面「なっ……」

QB『願いはそうだね、そこの浜面仕上を助けたい、とかがいいんじゃないかな。
  実は困ったことに、回復系の魔法を習得する願いじゃないと、魔法を使う度に体がダメージを受けて、まともに戦えないんだ』

浜面『ふざけるな! 魔法少女になったら、一生、戦い続けることになるんだろ!?』

QB『うーん、でも、このままだと君たちは確実に死んでしまうよ? 普通の人間が魔女に勝てるわけないからね』

滝壺『はまづらのためなら……私は』

浜面「やめてくれ滝壺! せっかく助けたのに、もう自由になったのに、もうやめてくれ……」

299:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 17:30:09.29 v4Vh6w6u0
中学生はババァだから助けないもン!

300:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 17:36:29.37 uqo+Az3I0
むぎのんの変身マダー?

301:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 17:38:44.53 sHbZ84t60
滝壺「はまづら……」

QB『やれやれ、君にまでテレパシーを繋いだのは失敗だったかな』

 そこで、浜面は光明を得たのを感じた。

浜面『おいキュゥべえ、お前、テレパシーを仲介することができるんだったよな?
   俺から、絹旗へ、仲介させることはできるか?』

QB『できないことはないね。でもそんなことして何の意味があるんだい? 絹旗最愛も魔女は見えないよ?』

浜面『見えなくても、やりようはいくらでもある。繋いでくれ』

QB『やれやれ、仕方ないね。それが夢物語だと悟って、契約したくなったらいつでも言ってね』

 ぶつり、と何かが繋がった感覚が浜面の脳神経を駆け抜ける。

浜面『これがテレパシーか……』

絹旗『は、浜面!?』

浜面『お、繋がった! 大丈夫か絹旗!?』

絹旗『超問題はありませんね。これは、テレパスですか?』

浜面『キュゥべえに手伝ってもらって、魔法少女のテレパシーを繋いでる。それよりだ、無事ならよかった。すぐに動けるか?』

絹旗『超行けますよ』

浜面『よし、じゃあまずあのぶっ壊れた駆動鎧のところまで行ってくれ。続きはまた連絡する』

302:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 17:41:32.56 sHbZ84t60
浜面「滝壺、その紙のページってのは残り何枚だ?」

滝壺「八枚みたい」

浜面「さっき電撃を撃ってきたのはどのページかわかるか?」

滝壺「うんわかる。前に戦ったことある人に似てる」

浜面「よし、完璧だ。―さて、人間の底力、見せてやろうじゃねえか」

303:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 17:51:07.30 sHbZ84t60

麦野「オラァ!」

 俊敏に動く駆動鎧が、麦野に襲いかかる。

 原子崩しの弱点である、能力があまりに強力なために狙いが難しいというのを完璧に把握している動きだった。

 だが、駆動鎧は想定外の反撃を受ける。

 肉弾戦を麦野に挑んだところ、なんと、腕を掴まれて投げ飛ばされたのだった。

麦野「はっ! 私が能力一辺倒だと思ったか!」

 自身の大きな質量と相まって、激しく地面に叩き付けられる駆動鎧。

 そんな駆動鎧に麦野は容赦なく原子崩しを浴びせる。

 上半身が溶け、中の人間が見えるが、それでも瞬時に回復。そこをまた原子崩しで攻撃。回復。

 それを数回繰り返す内に、駆動鎧は動かなくなる。

麦野「その装甲と機動力、火力で混戦は得意みたいだけどな、ちょっと機械に乗ったくらいでレベル5とのタイマン勝負に勝てたら苦労しないんだよ」

304:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 17:56:25.21 XrNeeckTi
しえん

305:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 18:02:53.61 sHbZ84t60

 フレンダがナイフを投げる。装甲に突き刺さることもなく、それは弾かれる。

 どう考えても、火力不足でしかなかった。

 駆動鎧が杖を振り回す。すると衝撃波が発生し、不可視の攻撃がフレンダに迫る。

フレンダ「うわわわわわ」

 杖が振られようとしているのを確認した時点でフレンダは大きくジャンプする。足元すれすれで衝撃波が通り抜け、フレンダは安堵した。

 だが、それも束の間。すぐに空中では逃げ場がないことを理解した駆動鎧が衝撃波の追撃を行おうとする。

フレンダ「にゃろっ!」

 焦って、ナイフを投げる。しかしそれは見当違いの方向に突き進み、駆動鎧は意に介さない。

フレンダ「ちょ、ちょ、たんまー!」

 涙目になって手をバツの形にするフレンダ。しかし駆動鎧は容赦しない。杖を振り下ろす―

フレンダ「……なんてね」

 ―瞬間に、足元が吹き飛んだ。 

306:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 18:06:51.29 loisK1Yt0
支援

307:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 18:07:08.06 sHbZ84t60
フレンダ「うーん、残念。私相手にこんなに時間をかけちゃったのは失敗よね」

 見れば、駆動鎧の足元にテープのようなものが張り巡らされていた。そして、そのテープ上に、先ほど投げたナイフが落下している。

フレンダ「結局、私の本命はこっちなわけよ。それ、ドアとかを焼き切るツールなんだけど、その上に乗ってれば足を吹っ飛ばすくらいの威力は出るってわけ」

 両足が吹き飛び、駆動鎧は仰向けに倒れる。すぐさま、それを修復しようと、足のあった辺りが光に包まれる、が、フレンダが無造作に投げた爆弾で駆動鎧はさらに大破する。

フレンダ「アンタで一番厄介だったのはその機動力なのよね。だからまずはそいつを削がせてもらったわけ。
     さてと、そっちがいくらでも修復できても、こっちの弾数もたくさんあるわけだし、どっちが尽きるのか根性比べでもしよっか」


 結局、この不公平な根性比べは、フレンダが勝ったわけであった。

308:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 18:15:16.26 sHbZ84t60

 駆動鎧が衝撃波を放つ。

 しかし杏子は軌道を完璧に見切り、当たらない。

 駆動鎧が機関銃を発砲する。

 しかし杏子は素早い動きで照準を合わせさせず、当たらない。

 駆動鎧が肉弾戦を挑む。

 しかし杏子は完璧に動きに息を合わせて、当たらない。

杏子「あんたの戦法、ロボットみたいに同じようなものばっかりなんだよ」

 杏子の槍が多節棍になり、駆動鎧は鎖で雁字搦めにされた。

杏子「何度も何度も。そうやって同じ戦い方してれば誰でも攻略できちゃうっての」

 そうして駆動鎧は沈黙した。

杏子「さて、質問に答えてもらおうか。
   あんたらは何なんだ?
   どうして魔法少女がこんなことをする?
   どうして全員が同じ魔法を使う?
   どうして、その杖と、攻撃方法を使う?」

 駆動鎧は答えない。

杏子「まあ、いいさ。中身を引っ張り出して聞いてやるよ」

309:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 18:16:20.18 fcU50nvk0
支援

310:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 18:19:46.79 uqo+Az3I0
ほむほむ居たら学園都市の兵器持ち帰りしそうだな

311:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 18:23:10.32 sHbZ84t60

滝壺「はまづら、左、そこ」

浜面「これで三枚目!」

 浜面と滝壺は、紙のページ、本の魔女の使い魔を駆逐していた。

滝壺「また左。そこ」

浜面「よし、四枚目!」

 この使い魔は確かに攻撃の威力は怖ろしいものだったが、こちらの攻撃に対しては無防備で、しかも拳銃の銃弾一発で倒れてしまうほど、脆いものだった。

滝壺「次は真上」

浜面「五枚目!」

 攻撃も単調で、ワンパターンの攻撃を浜面と滝壺のいる位置を狙って放つだけ。

滝壺「右、もっと右。うんそこ」

浜面「六枚目!」

 使い魔の攻略は、容易だった。

312:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 18:24:45.31 Ld9bRd4k0
この余裕ムードは・・・

313:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 18:28:45.37 177mwfHL0
亀だが>>72
お前がこのスレのナンバーワンだ

314:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 18:30:41.42 sHbZ84t60
滝壺「っ! 魔女の本体が来た! はまづら逃げて!」

浜面「やべえ!」

 だが、それは使い魔だけの話。本体の魔女は銃の照準を合わせようにもすぐに逃げ、とても当てられるものではなかった。

 しかも間違って使い魔を全て倒してしまったところ、再び十一体の使い魔を呼び出してくることも判明している。

 また、使い魔を倒すと、この魔女にページの絵が戻るらしく、使い魔を倒せば倒すほど、魔女が強大な力を使うことになっていた。

浜面「もう六体も倒しちまってるところに来やがったか!」

 魔女のページが開く。マミと、青い服の少女のページだ。

 巨大な銃身が現れる。蓮を象った杖が振るわれる。

 浜面の逃げる先を予測した攻撃が襲いかかった。

滝壺「はまづらっ!」

 それに気がついた滝壺が浜面を抱きしめて、静止する。

 二つの攻撃は浜面の一歩先に降り注ぎ、大爆発を起こした。

 爆風に身を叩かれて、二人の体が宙を舞う。

 背中から地面に叩き付けられて、浜面は肺の中の空気を残らず吐き出した。

315:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 18:39:44.93 sHbZ84t60
浜面「ガッ―た、滝壺!」

 叩き付けられて、すぐに浜面は滝壺の姿を確認する。

 滝壺も同じく地面に叩き付けられ、ジャージは地面に削られて穴が空き、見るからに痛々しい姿だった。

浜面「くそっ……滝壺、滝壺っ!」

 すぐに滝壺の下へと駆け寄る浜面。

滝壺「ん……大丈夫」

 幸い、大事には至ってないらしい。滝壺はすぐに浜面の声に応えた。

浜面「よかった……魔女はどこにいる?」

 言われて、滝壺は周囲を見渡す。

滝壺「さっきのでかなり距離が空いたみた―はまづら左に逃げて!」

 滝壺の言葉に即座に反応し、浜面は滝壺を抱えて左に転がる。

 遅れて、先ほどまでの場所に原子崩しの光線が降り注いだ。

滝壺「使い魔に囲まれてる。三体いる。頭の上!」

浜面「もう追いついたのかくそっ!」

 言われて、浜面は真上に発砲する。銃弾は使い魔に当たった。

316:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 18:51:10.82 uqo+Az3I0
浜面つえー

317:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 18:52:59.82 qfP8H56F0
保守

318:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 18:53:22.93 sHbZ84t60
絹旗『浜面、ぶっ壊れた駆動鎧のところに超辿り着きましたよ!』

 その時、絹旗の声が脳内に直接響いた。

浜面『よし、来たか! 機関銃はまだ使えそうか!?』

絹旗『なんとかいけますね』

浜面『その駆動鎧、絹旗の能力で装甲剥がせそうか?』

絹旗『それは余裕ですね。麦野のお陰でぐちゃぐちゃですし』

浜面『よし! まずは装甲をぶっ壊して、中の人間を取り出してくれ。そしたら人間が乗る部分を露出させておいてくれ』

絹旗『超わかりました』

浜面『それが終わったら機関銃と持てるだけの弾を持ってそこを脱出してくれ』

絹旗『超了解です』

滝壺「はまづら、右!」

浜面「おう!」

 言われて、浜面は発砲する。八体目。

319:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 19:02:53.04 loisK1Yt0
しえn

320:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 19:03:08.91 XgAvA+tlO
浜面かっけー

321:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 19:07:16.19 sHbZ84t60
浜面「滝壺、とっても言いたくないが、頼みがある」

滝壺「頼み?」

 きょとんとした顔で滝壺が聞き返す。

浜面「まず、絹旗と合流してくれ。絹旗は機関銃を持ってる。
   あいつの能力を使えば、使えないこともないはずだから、魔女の位置を教えてやってくれ」

滝壺「でも、それを当てられるとは思えない」

浜面「当てなくてもいいんだ。ただの威嚇射撃でいい。それで魔女を避けさせて、あの壊れた駆動鎧の位置まで誘導してくれ」

滝壺「はまづらはどうするの?」

浜面「俺は細工することがあるから先に駆動鎧のところに行ってる。
   恐らく、魔女は魔法少女の素質のある滝壺を狙うはずだ。俺のところにはページが来るはず。
   最後の一ページにすれば、半々で、見事に分かれるはずだ。逆になったら、ページを倒して、魔女の十一ページを解放して、魔女を無力化してからやり直せばいい」

滝壺「……はまづらは、どうするの?」

 不安そうな顔をして、滝壺が聞く。

浜面「大丈夫だ、俺は何もしない。魔女たちが自滅するだけだ」

滝壺「……わかった」

浜面「それと、もう一つ。何があっても、キュゥべえと契約しないでくれよ」

滝壺「……うん」

322:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 19:11:49.92 yi/8MZ+a0
セクハラレータさんは

323:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 19:17:20.61 sHbZ84t60
浜面「よっし、残り二体はどこだ?」

滝壺「少し遠い。今、こっちに走ってきてるきぬはたとの間にいる。あと、魔女の近くに残り一体と、例の電撃のページ」

浜面「魔女の近くか……厄介だな。絹旗の方にいるってことは、やっぱり一体が向かってるってことか」

滝壺「そうみたい」

浜面「まずはそっちの方に走るか」

 そう言って、浜面と滝壺は、絹旗の方へと走り始める。

 その瞬間、ページが一枚、こちらに向かってくるのを滝壺は確認した。

滝壺「……! ページがまた一ページこっちに来た。電撃のページ」

浜面「本当か! そりゃ好都合だ!」

 次に、滝壺は絹旗に向けて、ページが攻撃しようとしているのを確認する。

滝壺『きぬはた、前に思いっきり飛んで!』

絹旗『え、あ、はい』

 滝壺の言葉に応えて、絹旗が飛ぶ。その背後で圧縮された空気が爆発を起こし、絹旗をさらに前へと吹き飛ばした。

浜面「絹旗っ!」

 そして吹き飛ばされてきた絹旗を、浜面は受け止める。

324:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 19:28:38.48 sHbZ84t60
絹旗「ぎゃっ……ちょ、浜面! どこを超触ってるんですか!」

浜面「『窒素装甲』で殴るな馬鹿!」

 浜面は受け止めた際に、思い切りスカート部分を捲り上げ、薄い布に包まれた小さな桃を鷲掴みにする。

絹旗「超変態! 変態! 変態!」

浜面「今はそれどころじゃないっての! 滝壺、絹旗を追ってたページは!?」

滝壺「もう目の前に迫ってる!」

浜面「相変わらずページは速いな!」

 絹旗を下ろす暇もなく、銃をがむしゃらに前方へ乱射する浜面。それは使い魔に当たり、使い魔は程なくして消滅する。

浜面「よし、完璧だ。滝壺、後は作戦通りに頼む!」

滝壺「わかった」

 絹旗を下ろすと、すぐに浜面は逃げるようにして、駆動鎧へと向かう。
 それと確認して、滝壺は絹旗の腕を引っ張りながら魔女本体の方へと向かう。

 滝壺と絹旗が魔女本体へと向かったと認識した使い魔は、浜面を追跡し始める。

 浜面が走り続けてるとすぐに、機関銃の音が聞こえ始めた。誘導開始だ。

 浜面には見えないが、程なくして、魔女本体は駆動鎧の下へと到着した。

325:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 19:36:08.57 3Scyobi70
613 返信:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/19(火) 19:31:00.33 ID:L41el23IP [3/3]
>>72
このコピペさ。

選択は出すものじゃなくて
するものじゃ無いの?
あんなところで書いてもレスは貰えないって自覚してるなら、「不安」じゃなくて「嫌」とか「無理」じゃないの?

>誤謬なき野次が>>1の信念を掻き乱し、欠けたガラスのように鋭利な言葉が>>1の心を抉った。

鋭利な言葉は何が鋭利なの?誤謬なき野次と何が違うの?

スルーしたの?返答したの?

このコピペはSSより意味不明な文章でいいの?

326:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 19:39:54.39 sHbZ84t60
 魔女と一緒に残っていたページは機関銃によって、撃ち散らされた。

 遅れて、浜面も駆動鎧に到着する。

浜面『二人とも、射撃をやめてくれ!』

 テレパシーで伝えると、すぐに射撃は止む。

 その隙に、浜面は駆動鎧のコックピット部へと乗り込んだ。

浜面「はっ……まんまと罠に嵌ったな、くそったれ共」

 浜面には見えないが、遅れて、使い魔のページが到着する。

 浜面の逃げる背後で、ずっと電撃を放ち続けていた、使い魔のページが、駆動鎧という機器の重要部に入り込んだ浜面の下へと到着する。

浜面「知ってるか? 駆動鎧のコックピットってのは、マインドサポートとか、そういう繊細なモンが大量に備え付けてあるんだ。駆動鎧の全体に接続されてるんだよ」

浜面「ついでにな、駆動鎧は電動だ。電池ってのは、危ないんだぜ?」

浜面「リチウムポリマー、リチウムイオン、燃料電池。こういうタイプに使う充電池は爆発物だ」

浜面「つまりだ、本来は保護されてるはずのむき出しになったコックピットに強力な電撃を浴びせたら、駆動鎧ってのはな、大きな爆弾になるんだよ」

浜面「まあ、考えることのできないお前達にわかるはずもないだろうけどな」

 電撃が来るタイミングは完璧に把握していた。
 電撃が来るタイミングで、浜面は離脱する。
 電撃は浜面には当たらず、コックピットに突き刺さる。

327:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 19:42:06.98 sHbZ84t60


浜面「―楽勝だ、魔女ども」


 爆発。

 浜面は体が爆風によって大きく運ばれる感触を味わった。

 その背後で魔女は爆発に包まれ、崩壊する。

 人間が、魔女を倒した瞬間だった。

328:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 19:42:09.85 7maVlp+v0
>>325
コピペにマジレスしちゃったアホとしてセットで使えそうだな

329:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 19:42:22.25 sHbZ84t60
やべえ行き当たりばったりで書いてたらわけわからんことになった

330:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 19:43:22.94 M5EkUl/F0
だからあれほどプロットだけは立てておけと
警告してないけど

331:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 19:44:22.91 HkrNNzrl0

支援

332:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 19:45:58.68 sHbZ84t60
>>330
プロットたててたけど、プロットからどんどん外れて魔法少女入り駆動鎧と本の魔女を強く設定しすぎたせいで展開に困った
ちょっと頭冷やすために球形する

333:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 19:47:00.09 PLMl0yDb0
いきあたりばったりだったのかよwww

334:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 19:47:30.10 qfca9aY10
レスの速度落ちてるなと思ったらやっぱり考えてたのかww

335:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 19:48:29.42 n6IFOm+I0
浜面がかっこよすぎてフレンダが主人公なの忘れてた

336:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 19:49:01.34 qB2mQMOR0
贅沢な意見だが長けりゃいいってもんじゃないぜい
ざくざくっと切れるとこは切ってスマートなのがいい

337:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 19:50:56.18 tz1dpiGgP
正直SSにマミさんがでてるだけで、緊張感が倍増するな

338:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 19:55:43.48 eEXfHoAR0
無視するプロットに価値はあるのか・・・
浜面ばっか目立ってるぞ

339:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 19:57:45.63 HkrNNzrl0
まどかとほむほむの出番は有るのか

340:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 19:58:49.97 uqo+Az3I0
さやか……

341:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 20:00:39.36 qfP8H56F0
保守

342:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 20:02:15.20 qfca9aY10
タイトルのはずのキャラが空気になるとか、空気だったキャラが突然活躍し始めるとか、冗長な浜面パートとか、禁書原作をリスペクトしすぎだろ

343:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 20:04:27.19 HkrNNzrl0
魔法少女をもっと活躍させて欲しい

344:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 20:04:41.35 XgAvA+tlO
>>342
確かにwww

345:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 20:08:25.72 2iGLlLhA0
雰囲気的にまどマギで客釣ってるアイテムスレって感じがした
内実はとある8:まどか2くらいの取り前になっててションボリ

346:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 20:12:00.36 Hf1ZXuhr0
>>345
全体的に前座はまどかにやらせて真打は禁書にまわしてる感あるよな
クロスじゃなくてもいいんじゃないかっていうね

347:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 20:12:54.94 G4O3Oiy+0
>>345
まどマギの設定混ぜただけの禁書本編だよな
ノリが禁書すぎる

348:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 20:13:25.25 MyL/lET40
原作の浜面パートより面白い
まどかとほむはでないのかな…

349:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 20:13:44.00 tz1dpiGgP
フレンダ主人公だから、どちらかというと禁書よりのSSでいいんじゃね
まあそのフレンダがあんまり活躍してないのが、問題なんだろうけど、美味しいところはちゃんともってくだろ

350:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 20:17:10.93 gjr3/X+80
あんま騒いでると「踏み台クロス」だの「まどかをかませに使うな」だの頭悪い厨が沸くぞ

351:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 20:17:39.08 M5EkUl/F0
これから群馬県まで旅行してなんやかんやするんだよ、な?(チラッ

352:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 20:19:34.88 aLUBV+Io0
踏み台といったら
ほむら「幻想殺し…?」は最悪のネタと展開とオチだったな
ああいうのはマジでやめてほしい

353:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 20:21:12.66 XgAvA+tlO
まどほむイラネ

354:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 20:21:43.28 g1dFYAtE0
>>352
あれは酷かったな
禁書、まどマギのssの中でも稀に見る糞だった

355:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 20:22:24.57 sHbZ84t60
まどマギ本編の空気出せって無茶言わんでくれ・・・あんなもん虚淵にしか書けん
続き書く

356:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 20:23:57.65 4upY/SUz0
>>352
興味が出てきた見てくる

357:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 20:26:17.86 M5EkUl/F0
ほむら「幻想殺し…?」のノリ、俺は嫌いじゃないぜ。まどかにも禁書にも合ってないとは思ったけど

あと上条さんが酷すぎた。因果の量が凄かった、英雄でしたとかじゃないだろあいつの魅力って
しかも結局まどか達全員ぽかーんで「もうカミジョーだけでいいんじゃないかな」状態だったし

>>355
まぁ頑張れ、支援はする

358:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 20:27:10.78 6+mTbGy90
クロスってのはクロスする側が座布団一枚だけ多く借りるくらいがベストとは言われてるな
ただ作品の格を考えれば普通にとある>まどかでいいとは思うが

359:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 20:27:51.70 XgAvA+tlO
>>355
応援してるぜ

360:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 20:30:56.55 XrNeeckTi
>>352
QB「これが…





ヒーロー
英雄!」

361:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 20:32:15.14 eIIbarZW0
クロス作は贔屓やマンセーが過ぎれば叩かれるのが道理
ただそれだけの事

だが
ほむら「幻想殺し…?」の作者、テメーだけはダメだ

362:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 20:32:47.13 sHbZ84t60


 ビクン、と麦野が焼き尽くした駆動鎧が痙攣した。



 もぞり、とフレンダが砕き尽くした駆動鎧が動いた。



 ぶるり、と杏子が拘束した駆動鎧が震えた。



麦野「まさか……」

フレンダ「まだ生きてるわけ?」

杏子「なんだ……?」


 轟ッ!! と三箇所から嵐のような突風が吹き荒れる。

 駆動鎧たちは操り人形のように脱力して宙に浮くと、首の後ろから、何かが飛び出した。

 ソウルジェムだ。ソウルジェムは内側から割れて、すぐに形を失う。

 魔女が、三体出現した。

363:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 20:33:35.12 /JqBbXe30
>ただ作品の格を考えれば普通にとある>まどかでいいとは思うが

ちょっとなにいってるかわからないです

364:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 20:34:01.09 M5EkUl/F0
というか、今回みたいな世界観融合型はどちらがクロスする立場になってるのか分からんし
まどかの要素であるマミ・杏子・魔法少女・魔女はいるしバランスはいいんじゃないの
ちょっとはーまーづーらーが活躍しすぎたけど魔女に人が勝つっておいしいし

365:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 20:34:43.79 h6RXiJGp0
面白いので頑張って欲しい

366:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 20:38:14.03 sHbZ84t60

 ライダースーツの男は、爆撃にもみくちゃにされ、見るも無惨な姿になっていた。

 むしろ生きてることが不思議なほどの損傷だ。

マミ「さて、貴方たちの黒幕のことでも教えてもらいましょうか」

 そんな姿を見ても、マミは一切容赦のない声で詰問する。

「はっ……勝ったつもりでいるのか?」

 馬鹿にしたように、ライダースーツの男が言う。

マミ「この期に及んで、まだ負けたつもりになれないの?」

 それに対して、マミは呆れた声で返答した。

「なれないな。むしろ逆だ。お前がこの距離に近寄った時点で、俺の勝ちなんだよ」

 自信たっぷりに、男は言う。

マミ「へぇ……?」

 マミはまったく信じない。余裕は崩さない。


367:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 20:38:51.37 GWeIiaUS0
>>352
せっかく忘れかけてたのに嫌なもん思い出させんなksg
悪寒と吐き気がするまどかssとかあれが始めてだったわ

368:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 20:40:19.26 RuvbSKdz0
色々と安定のマミさん

369:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 20:41:28.31 yi/8MZ+a0
>>367
わかったから一万年と二千年はROMれな

370:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 20:44:10.91 Ld9bRd4k0
うわあああああ食われたあああああああ

371:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 20:44:39.46 Ld9bRd4k0
まだだった

372:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 20:44:54.43 RuvbSKdz0
>>370
はえーよwwww

373:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 20:45:16.18 HkrNNzrl0

oh…

374:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 20:46:36.66 GWeIiaUS0
>>369

 ハ,,ハ
( ゚ω゚ )

375:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 20:46:56.48 sHbZ84t60
「このライダースーツみたいなのだって立派な駆動鎧なんだよ。
 この距離からなら全速力で突進するだけで、お前が引き金を引く前に、お前が反応する前に轢き殺せる」

マミ「で、勝利宣言をしたいの? 私が貴方だったら無言で実行してるところだけど?」

 マミは冷たく言い捨てる。

「はっはっは、違う違う」

 男が笑う。どうやらこちらの余裕も本物のようだ、とマミは認識する。

「取引をしようって言うんだよ。どうせ、お前のお仲間はあの人工UMA部隊にやられるだろうよ。
 あれは見た目は人間に見えても、中身はとんでもない怪物だからな」

 恐らく、銃を向けた後からでも、全速力で轢き殺せるというのは本当なのだろう。

「そこでだ、お前、学園都市暗部の『新入生』になるつもりはないか? それだけの実力があれば第一線で戦える。
 学園都市は今は是が非でも戦力が欲しいんだ。お前なら歓迎されるだろうよ」

マミ「貴方にそこまでの権限があるとは思えないけど?」

「俺の上司、つまりお前らの言う黒幕が、とてつもない研究をしている。
 UMAに関する、能力開発を根本からひっくり返すような研究だ! 権限なんてすぐに手に入るさ」

マミ「断る、って言ったら?」

「今すぐにでも、轢き殺すさ」

マミ「まあ怖いわ。それじゃ答えは一つしかないわね」

376:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 20:52:58.12 sHbZ84t60
 そこでマミは言葉を一度切って、溜める。

マミ「―断るわ」

 そして、満面の笑みを作って言い放った。

「そうか、後悔するな―んだこれ!?」

 ライダースーツの男が力をこめようとした瞬間、スーツの銃創から大量のリボンが飛び出した。

 マミは未だに笑顔のまま、何も動じない。

マミ「ごめんなさいね、私、銃が本領じゃないの。本領はこっちなのよ」

 リボンは瞬く間にライダースーツの男を古代エジプトのミイラのように包み込む。

 そんなライダースーツの男を背に、手をひらひらと振りながら、バイバイと言おうとした時に、マミは言葉を失った。

 視界に入ったのは、残りの六人の戦闘。

マミ「どういうこと……なんでこんな場所に魔女があんなに……っ!?」

 三体の魔女が生まれているのを、巴マミは確認した。

377:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 20:54:04.07 sHbZ84t60
>>376訂正

 そこでマミは言葉を一度切って、溜める。

マミ「―断るわ」

 そして、満面の笑みを作って言い放った。

「そうか、後悔するな―んだこれ!?」

 ライダースーツの男が力をこめようとした瞬間、スーツの銃創から大量のリボンが飛び出した。

 マミは未だに笑顔のまま、何も動じない。

マミ「ごめんなさいね、私、銃が本領じゃないの。本領はこっちなのよ」

 リボンは瞬く間にライダースーツの男を古代エジプトのミイラのように包み込む。

マミ「着弾した弾は全てリボンになるわ。勝ったつもり、じゃなくて、最初から勝っていたのよ」

 そんなライダースーツの男を背に、手をひらひらと振りながら、バイバイと言おうとした時に、マミは言葉を失った。

 視界に入ったのは、残りの六人の戦闘。

マミ「どういうこと……なんでこんな場所に魔女があんなに……っ!?」

 三体の魔女が生まれているのを、巴マミは確認した。

378:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 20:54:20.65 XgAvA+tlO
ヤバいヤバいヤバい

379:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 21:00:28.23 OSSlhWUeO
マミさんんんん

380:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 21:00:59.45 yi/8MZ+a0
 ばきばき

381:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 21:01:36.74 AKi8JPlF0
どのSSでも無双して油断してマミるマミさん
救いはないんですか!

382:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 21:08:24.40 HkrNNzrl0
マミさんは仕方ないんや…

383:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 21:08:42.86 qfP8H56F0
保守

384:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 21:09:10.13 sHbZ84t60

 携帯電話のようなものが宙に浮いていた。その液晶画面に魔女の姿が映し出され、ドット絵で描かれた手紙が画面から放たれる。

 首が三つあるインコのような怪鳥が羽ばたいていた。三つの首からはバス、テノール、ソプラノの、聞くだけで気分の悪くなる歌声が放たれる。

 大きな深緑の色をした氷の結晶が宙を浮いていた。触れたものを緑に変色した後に腐食し、崩れ落ちさせる緑色の気味の悪い雪が放たれる。

フレンダ「くぁっ……」

 滝壺に狙って放たれたドット絵のメールを、フレンダの背中が盾になって受け止める。

浜面「フレンダ!」

フレンダ「大丈夫ってわけよ、すぐに回復するから」

 魔女の見えない浜面と絹旗、そして直接的な戦闘能力を持たない滝壺。この三人を、フレンダは必死に守っていた。

杏子「くそっ……まずは一匹に集中するぞ!」

麦野「やれるもんなら……やってるわよ!」

 さらに麦野も、疲弊していた。当然だ、麦野は病み上がりだ。こんなに激しい連続的な戦闘に耐えられるはずもなかったのだ。

 その麦野を庇いながら、杏子は戦う。圧倒的劣勢だった。

マミ「ティロ・フィナーレ!」

 その時、砲弾のような一撃が、深緑の氷の結晶の魔女に直撃した。

 一撃で魔女の全身は砕け、魔女は崩壊する。コーンという音を立てて、グリーフシードが地面に落ちる。

385:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 21:10:58.14 XgAvA+tlO
エリーちゃんの亜種?

386:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 21:17:32.09 sHbZ84t60
マミ「一体何があったの!?」

 マミが慌てて六人に駆け寄る。合流だ。

杏子「説明は後だ、こいつらを片付けるぞ!」

 飛んできたドット絵のメールを、杏子が槍で弾く。

マミ「ええ、そうね……!」

 マミはそう言って、マスケット銃をインコの魔女に向け、放つ。

 するとインコの魔女は悲鳴のような甲高い声を上げた。

全員「ぐぅっ……」

 その声を聞いた七人は耳を押さえ、苦々しい顔をする。

 弾丸は、なぜかその声が響くと共に減速し、地面へと落ちた。

フレンダ「音の壁ってわけ……!?」

マミ「生半可な攻撃じゃ通らなそうね……」

杏子「この中で一番火力があると言えば、マミか沈利だ。どっちか行けるか?」

 ちらり、と杏子は二人を見る。

387:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 21:20:45.06 eFH1RQxL0
マミさん最強伝説

388:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 21:23:36.86 YXXdllta0
マミさんしなないでー

389:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 21:26:11.36 sHbZ84t60
麦野「誰に口聞いてんだ?」

 当然だ、と言わんばかりに怒気を表す麦野。

滝壺「ダメだよむぎの。むぎののAIM拡散力場、今すごく不安定」

 そんな麦野を、滝壺が制止する。

麦野「くそっ……」

 滝壺に言われては、麦野も反論できなかった。

フレンダ「マミは?」

マミ「さっき、大技使いすぎちゃったから、後一発か二発が限度かも」

フレンダ「十分!」

 三頭インコの魔女がバスの声を響かせる。
 しかし、生まれたのは音ではなかった。衝撃波だ。

フレンダ「ぐっ……」

 それにフレンダが対応し、結界を張る。受けきったはいいが、フレンダもかなり消耗していた。

杏子「おいフレンダ……お前ソウルジェムがヤバイぞ……!」

フレンダ「大丈夫、もう少しいける……マミっ! 私と杏子が結界を張るから、その間に思いっきり、あの鳥類にぶちかましてやって!」

マミ「……了解っ!」

390:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 21:32:05.04 mSbuNmuv0
グリフシードいっぱいあるんじゃなかったの?

391:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 21:33:11.00 sHbZ84t60
>>390
戦闘中に使ってる暇がない

392:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 21:34:43.81 RuvbSKdz0
ヒヤヒヤしたぜ

393:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 21:35:54.42 HkrNNzrl0
支援

394: 忍法帖【Lv=35,xxxPT】
11/07/19 21:36:21.19 oxa5hejm0
まだ、、、残ってる、、、だと?

395:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 21:36:56.88 sHbZ84t60
 そうして、杏子とフレンダが、全員を包むように結界を張った。

 魔女たちは追撃の手を休めない。携帯電話の魔女はメールの爆撃を、三頭インコの魔女はバスの声による衝撃波を放っていた。

フレンダ「あぐっ……」
杏子「うあっ……」

 携帯電話の魔女の攻撃は数は多いけれど、一発一発の威力がそれほどでもないので問題なかったが、インコの衝撃波は一撃一撃が重く、まさしく響いた。

 だが、その攻撃も長くは続かない。マミが、巨大な銃身を出現させたからだ。

マミ「ティロ・フィナーレ!」

 何度目かわからないほどのティロ・フィナーレ。攻撃に反応して、三頭インコは甲高い声を上げて音の壁を作るが、マミの銃弾の前にそんな壁は意味がなかった。

 マミの一撃が炸裂し、インコの体が崩壊する。コーンと、黒いグリーフシードが地面に落ちた。

浜面「やった!」

 歓喜の声を上げるのも束の間、先ほどの音波攻撃で限界だったのか、今度はフレンダが倒れた。

絹旗「フレンダ……!」

 魔女の見えない浜面、絹旗。AIM拡散力場が安定せず、暴走の危険性がある麦野。倒れたフレンダ。直接的な戦闘能力を持たない滝壺。魔力の限界が近いマミ。疲労困憊の杏子。

 その七人に、最後の魔女は一息すら吐かせなかった。

396:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 21:42:53.86 2MeJcZJK0
支援

397:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 21:44:37.49 sHbZ84t60
 ドン、と低重音が響く。携帯電話の魔女の、携帯電話のスピーカーに当たる場所からだ。

杏子「嘘だろっ……!」

 一撃一撃が、軽い魔女だと思っていた。だが、この魔女も、重く響く衝撃波攻撃を行ってきた。

 杏子が反射的に結界を張ったが、一撃、二撃、三撃と攻撃が加えられる度に、杏子の限界が近づいてきた。

杏子「やべえ……!」

 そして、四撃目で、結界が割れる。

 六人に逃げることを促そうとしたが、間に合わない。

 衝撃波の、五撃目が、放たれる。

杏子(どうする……!?)

 全滅必至、かと思われた。

 その衝撃波が放たれた後、音速を超える一撃が放たれた後。

 いつの間にか、認識能力を超えて、黒い影が七人の前に現れた。

「ふん」

 黒い影が結界を作って、一撃を止める。楽々と止める、強度のある結界だった。

398:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 21:46:11.92 XgAvA+tlO
なんかきた

399:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 21:46:24.11 pX8O9nTti
ほむほむ?

400:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 21:47:14.02 HkrNNzrl0
キリカかほむほむか?

401:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 21:48:39.55 RuvbSKdz0
コブラだ!!

402:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 21:49:00.55 Bq7FsQsS0
ほむほむって結界貼れんの?
一度も貼ってたとこ見たことない

403:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 21:49:53.90 XgAvA+tlO
>>402
おりこで貼ってたけどステルスタイプで強度なさそう

404:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 21:50:31.64 716YcADw0
ほむほむって特殊能力以外は最弱だって設定あるじゃんか
だから銃火器に頼っている

405:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 21:51:32.57 sHbZ84t60
杏子「お前は……!」

 黒い影を、黒い魔法少女を見て、杏子が反応する。

 黒の魔法少女は次の瞬間には携帯電話の魔女に接近していた。

 携帯電話の魔女の画面を、一撃で砕く。

 魔女は砕けて、崩れ落ちた。

 グリーフシードが気味の良い音を立てて、地面に落ちる。

QB「やれやれ、間に合ってよかったよ」

 全てが収束して。

 キュゥべえがどこからともなく現れた。

QB「貴重な戦力をこれ以上減らされたら困るからね。助かったよ」

 そうして、キュゥべえは黒い魔法少女に話しかける。



QB「―呉キリカ」

406:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 21:51:34.87 Gg0wwln1O
>>1に大根足のババアの画像が貼ってあるのに誰もつっこまない件

407:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 21:52:07.63 4y19skeY0
ほむほむはまだですか

408:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 21:52:15.52 HkrNNzrl0
当たったwww

409:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 21:53:25.32 sHbZ84t60
           /\       /\
        //\\     .'::/\ヽ
         //  )::::ヽ-‐--':/   i::`、
       〃 '"´::::::::::::::::::::::::::::`丶i::::::;
        /:::::::/三三三三三ヽ:::::::::::::::::、
     /:::::::::f::::::ハ::::::::ハ::::::::::|:::::::::::::::::ヽ
      .':::::::::八::/ |ト、::::| ∨\l::::::|::::::::::::::
    i::λ:::::| ΤΤ \|ΤΤ l::::::|:::::::::::::::i  まどかを置いて学園都市になんて行くわけないじゃない
     |::ハ:::::| | |    | | |::::|::::::::::::::::l
    l!  |`::|  ‐'    ‐'  |::::::|:::::::::::::::::!
      |:::(___^____|::::::|:::::::::::::::::|
     i、 |::::(⌒)      (⌒):::::|:::::::::::::::::|
     |!∨             |ハ/ヽ::,へ::::::|
    /                    |   \!
.   /   i | ハ   |\__」     |     `ヽ
   /   i  十7 ', |  \|\|   |         i
  "7|  l  ハ/  }/      |   |     ト、|
   .' ∨ トト、 |≡≡ "  ≡≡ |  从     |
  ;   | | N             |   /入  __  |
  i{∧   | リ    「 ̄)   | / | 八| ̄
  |  ヽ ハ `ー┬―┬―┬ヒ'/  /  `
     }/ |/\.| r‐+ ―┴i¬、
     ノ  ′ ` 入 `>、 /   ヽ
          く  |/ ∨     〉

410:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 21:53:29.63 QYF0OHxW0
じゅうべえはまだですか

411:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 21:53:47.55 XrNeeckTi
まさかのキリカ

412:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 21:54:12.19 XgAvA+tlO
キリカはみゆきちボイスがいいなぁ

413:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 21:54:23.47 XrNeeckTi
だれかオリコ読んでないおれにキリカの参考画像を

414:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 21:55:15.78 n6IFOm+I0
おりこは読んでないからわかんねぇや
>>409
かわいい

415:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:02:27.73 qfP8H56F0
>>258
幻想殺しは触らないと使えないんで
時間停止は効くような気がするが

上条さんでも駆動鎧はダメなのか……

416:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:03:39.53 Bq7FsQsS0
>>415
全身に効果がある魔法だと考えれば問題ないだろ

417:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:06:07.02 sHbZ84t60
少し休ませてくれないか・・・

ちなみに議論になる前に釘を刺して置くけど、このSSの中でのほむほむの時間停止は因果律を切り離した自分だけの世界を構築して、その世界内で動いてから因果律を結びつける魔法と考えてる
上条さんがいてもいなくても時間停止はできる

418:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:07:00.75 +KL6Aarn0
よく考えたら時間停止しても範囲内に上条さんいたら時止められないよな?
全体も無効化できるそげぶ持ちの上条さんだけ動けるってのも変だし
どうなるん?

419:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:08:20.08 H3nbnEG00
エンゼルフォールみたいな感じで
上条さんだけ動けるみたいな感じになりそうだな

420:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:08:47.19 jaaMgs440
そげぶの発動って上条さんが「異能だ」と感じることも必要用件じゃなかったっけ
時間停止される瞬間なんか認識できるわけないんだし普通に他と一緒に停まるんじゃねーの

421:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:11:15.88 qfP8H56F0
>>417
了解 ゆっくり休んでいってね!(笑)

時間停止の件については自分でもよくわからなくなって
迷走しそうなのでやめとく。

レスも保守代わりにとぐらいにしか思っていなかったらので
こんな間が空いたぐらいだし。

422:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:11:24.80 M5EkUl/F0
>>420

七閃というものがありましてですね

423:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:11:27.01 Bq7FsQsS0
>>420
エンゼルフォールの時は発動時点では気付いてないだろ
一応無意識でも働く

424:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:14:19.32 RuvbSKdz0
HOMU☆HOMU

425:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:14:57.57 oojVXPq20
三つだけ言わせてくれ

まず鎌池理論を理解しようとするだけ時間の無駄になる
次に考察を始めるとそれだけでスレを埋めてしまうほど禁書信者は行儀が悪い
最後にチラシの裏書きにもクオリティ求めるような人間はこのスレを閉じたほうがいい

426:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:15:00.11 M5EkUl/F0
そもそも歩く教会の時点であれか
しかしやっぱ設定議論は賑わうな
荒れるとはいえ

427:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:18:19.67 DgZfyNxIO
チラシの裏書きだの便所の落書きだのオナニーだのはただの甘えだウンコ野郎

428:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:20:52.83 RuvbSKdz0
>>425
いけない!発作だ!

429:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:21:06.63 FjIFrMTl0
>>427
一つ目が一番大事

430:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:24:41.68 QEOWwLdx0
>>425
三つだけ返させてくれ

まずVIPでやる地点で荒れることや落ちることは覚悟しろ
次に考察でも何でもいいから書き込まないとさるさんになったりdat落ちする
最後にそういう余計なレスするくらいなら大人しくテメェがスレ閉じろこのカス野郎

431:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:25:25.56 2JtAn+WW0
>>430
くっさ・・・
夏だな

432:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:25:36.91 6DfpsSHA0
俺にうっかりアンカーを付けちゃった奴は
今年の夏に白いワンピースを着たすきとおるような肌の黒髪ロングの美少女と
砂浜デートすることになってしまう強力な呪いがかかるから、くれぐれも気をつけろ!!

433:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:25:42.68 ylAYRLJO0
>>425
>>430

>>72に続いて新たなコピペが誕生した瞬間である

434:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:27:57.36 3Scyobi70
>>432
黒髪じゃなくて銀髪なら銀ちゃんなのに・・・

435:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:27:58.15 pX8O9nTti
>>432
んな訳あるか

436:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:28:16.96 pX8O9nTti
>>432
こんなのに引っかかるかよwww

437:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:28:28.01 pX8O9nTti
>>432
釣れますか?

438:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:28:44.71 pX8O9nTti
>>432
>>432
>>432

439:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:28:57.18 DNmAJh880
>>432釣り乙ww

440:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:29:21.49 qfca9aY10
このスレから迸る厨二スメルが多数のコピペを生み出していくな・・・

441:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:30:05.22 HkrNNzrl0
>>432

442:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:36:47.49 dPly2sQc0
>>425
だいたいあってる
禁書クロスSSは毎回決着のつかない議論オチになるからな

443:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:39:27.75 ylAYRLJO0
明確な勝ち負け決めると信者が暴れ出すってのもある

444:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:39:38.57 XgAvA+tlO
つか登場もしてない上条とほむほむで議論始めるとかマジキチ

445:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:45:11.26 yGh67UML0
キリカ参考画像
URLリンク(blog-imgs-37-origin.fc2.com)

446:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:45:23.93 HkrNNzrl0
どういうことか全くワカラン

447:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:46:27.42 oImKcmc+0
保守

448:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:48:13.25 g8Ska+fo0
落ちたら今度こそSS速報行くか諦めろよ

449:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:49:37.80 4y19skeY0
今時>>432に反応する奴がいるとか・・・夏だな

450:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:50:40.13 HkrNNzrl0
保守

451:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:51:20.44 pX8O9nTti
夏夏言ってりゃ古参ぶれると思ってる奴

452:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:54:37.25 YeG7jtOI0
単純にそういうノリがうぜえ

453: 忍法帖【Lv=37,xxxPT】
11/07/19 22:55:26.69 4y19skeY0
>>451
これだからiPhoneは・・・

454:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:56:07.37 uqo+Az3I0
保守要員が増えて美味しい>>1であった

455:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:57:13.51 OD7a4pjs0
>>453


456:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 22:58:11.91 XrNeeckTi
>>445
かわえええええええええええ

もっとください

457:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 23:06:00.76 qfP8H56F0
保守

458:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 23:14:22.21 qfP8H56F0
保守

459:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 23:14:41.67 n6IFOm+I0


460:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 23:15:22.17 1JKuzH120
ジャーン

461:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 23:18:57.04 HkrNNzrl0


462:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 23:23:04.34 fcU50nvk0


463:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 23:26:10.25 HkrNNzrl0


464:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 23:27:09.79 8MD8P1U+0



465:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 23:31:49.57 qfP8H56F0
保守

466:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 23:38:15.14 nUWkKrr/O


467:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 23:40:57.38 yGh67UML0
保守キリカ
URLリンク(www.dotup.org)
URLリンク(www.dotup.org)

>>456
可愛いと思ったなら早く買って読むべし

468:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 23:41:29.57 wXYZiAzSO
>>456
ムラ黒江の描いた漫画だとこんなには可愛くないけどなww
アニメの絵柄に落とし込んでももうちょい顔立ちは違ってくるはず

469:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 23:42:38.49 RuvbSKdz0
ぶっちゃけビミョーかな

470:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 23:44:30.69 oImKcmc+0
保守

471:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 23:49:48.88 M5EkUl/F0
大半のやつはまずおりこの絵で挫ける
その、ほら……ねぇ?

472:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 23:51:18.68 qfP8H56F0
保守

473:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 23:56:48.32 nUWkKrr/O
ほし

474:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 23:58:43.41 qFUqMgbI0
あんこちゃんの経血でご飯炊いたけど食べる?

475:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 00:01:56.32 CvpEnYif0


476:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 00:06:31.88 E1Dn+p110


477:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 00:06:49.30 /qqPq+qki


478:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 00:08:37.92 CvpEnYif0


479:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 00:15:23.65 fVs9VDh60


480:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 00:18:43.23 R/iEFzIJ0
>>1は寝たか

481:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 00:21:59.61 E1Dn+p110
なんか落ちちゃいそうだNE!

482:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 00:24:13.18 1w4Dn9K30
燃料投下して保守しといてもらえよ

ところでキリカの能力って何さ

483:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 00:25:44.99 owFKIiZp0
ノロノロビーム

484:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 00:31:51.07 CvpEnYif0


485:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 00:34:23.11 fwmZSfu/0
保守

486:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 00:41:13.28 vphTd+Xm0


487:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 00:41:31.18 nbRE90F/0


488:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 00:42:29.10 /qqPq+qki
>>483
まじで?

489:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 00:44:23.38 KixrCGt60
大体そんなモン

490:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 00:45:18.34 FY1loU9q0
>>488
正確には一定範囲の対象を遅くする能力
ほむらなら瞬殺できるけど杏子ならきつい

491:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 00:47:48.88 E1Dn+p110
そういえばちょっと前に時間停止対未来予知が一対一で対等にやりあってたSSがあったけど
どういう理屈なんだ?時間停止が本気出したら予知もクソもなくね?

492:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 00:49:43.04 FY1loU9q0
>>491
ほむらの攻撃が遠距離系だからだろ当たる場所が予測できれば回避は可能
もしほむらが締め技とか剣とかの使いてだったら即死ンでる

493:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 00:53:20.24 E1Dn+p110
止まってる時間の中で銃で狙いをつけられて引き金を引かれたら、
銃弾より早く動くか瞬間移動でもしないと予知できてもかわせなくね?
原作読んでないからそういう能力があったらごめん

494:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 00:56:12.09 KixrCGt60
銃弾なんて近距離なら到達までの時間は0.1秒くらい余裕で切るから越えるから杏子クラスでも回避不可能
だがまぁそこはほれ、おりこですから。公式スピンアウト(だよな)企画ですから
こまけぇこたぁいいんだよ!

495:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 00:56:17.87 FY1loU9q0
>>493
魔法少女だから可能かも知れない程度そもそもSSに公式を期待スンナ

496:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 00:59:18.52 fwmZSfu/0
>>491
そのSSってこれ?
まどか「わたしが魔法少女だ」
URLリンク(logsoku.com)

497:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 01:01:11.17 FqgUyCRG0
おりこは虚淵が書いたものじゃないからな

498:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 01:04:14.67 CvpEnYif0
オリジナルみたいな

499:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 01:11:06.12 nbRE90F/0


500:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 01:11:49.67 fLhzQxue0
キリカの魔法は疑似クロックアップみたいなものだから
未来予知と組み合わせれば、時間停止が相手でも互角に渡り合えはしているし
コミックだと織莉子がほむらの精神的動揺も誘ってたからな

501:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 01:19:25.82 QOGZEaW+0


502:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 01:19:58.68 E1Dn+p110
>>496
ああ、それだそれ!

魔法少女は色々出来るみたいだし頑張ればいけるんだな、うん

503:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 01:24:26.56 fwmZSfu/0
>>502
ちなみに今ここで

まどか「わたしが、わたしたちが、魔法少女だ」
URLリンク(ex14.vip2ch.com)

でやってる、ちょっと停滞しているのが心配だが先が楽しみなSSのひとつ。

504:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 01:31:25.92 QOGZEaW+0
保守感覚どれくらい?

505:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 01:32:05.74 1w4Dn9K30
古いかも

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 30分以内
04:00-09:00 50分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 20分以内
19:00-00:00 10分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 20分以内
02:00-04:00 35分以内
04:00-09:00 60分以内
09:00-16:00 35分以内
16:00-19:00 20分以内
19:00-00:00 10分以内


506:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 01:40:51.08 QOGZEaW+0
>>505
ありがとう

507:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 01:49:03.10 nbRE90F/0


508:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 01:57:31.46 fwmZSfu/0
保守

509:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 02:07:01.15 gp+3F8XR0


510:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 02:12:47.62 bOee78PPO
~便所~

フレンダ「はむはむ♪…もしゃもしゃ♪…はむはむ♪…ズズズ……」コトリ

QBの叱責を受け便所で昼飯を楽しむフレンダ

フレンダ(QBのヤツ…わたしのこと舐めてるわね……ギリギリギリ……必ず後悔させてやる!!)ハムハム…モシャモシャ…ズズッ…

超えられない壁…OBとの絶望的な実力格差、頭脳明晰なフレンダは骨身に染みて理解している

フレンダ(修業が必要だ、僕が勝つには開眼するしかない!!!!)カチャリ

フレンダは全身を循る血液が逆流するほどの固い決意の雄叫びをあげた

フレンダ「ウオオォォ…ォォォ…ォォォ…ォォォ…ォ………ォ…!」

511:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 02:23:14.20 0jqw7cxQ0
おりこのキャラってなんか言っちゃ悪いけど東方っぽいね

512:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 02:26:33.13 gp+3F8XR0
東方関係の人がいるんじゃなかったっけ?

513:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 02:26:44.01 nbRE90F/0
>>511

東方の同人作家が描いたからじゃない?

514:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 02:38:52.36 FpCjqdp30
ほしゅ

515:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 02:50:11.51 4SJ9QMzT0
おりこのキャラはなんか知らんが髪がもっさもっさしてる

516:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 02:51:59.14 FY1loU9q0
おりこのキャラはぶっちゃけゆまだけいればいい

517:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 02:52:47.86 7NoNbT+2O
おりこはキャラデザの東方臭と顔芸のひぐらし臭とゆまの存在意義とたまにキャラの見分けがつかなくなること以外は良かったよ


518:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 03:03:14.47 FpCjqdp30
おりこの内容は山なし谷なしで同人レベルだったな

519:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 03:18:14.42 mkN5X2mFO


520: 忍法帖【Lv=35,xxxPT】
11/07/20 03:33:20.69 vF5KN54N0


521:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 04:12:54.08 V8p/Kk5S0
>>127
24時間も経ってから何だけど、フリントロックだろ、ってツッコミ入れたら負けなのか?

522:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 04:22:17.83 +JUR7xJuO
麦野は魔女が見えるみたいだけど、『少女』じゃないよな。
黒の紐パンはいた少女とか困っちゃうよね

523:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 04:56:48.04 vF5KN54N0


524:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 04:59:43.91 mRk1CFEi0
ふ、フロントホック!

525:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 05:25:57.93 FpCjqdp30
落ちる落ちる

526:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 06:00:42.66 vF5KN54N0


527:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 06:17:34.23 Ulr1hng50


528:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 06:34:02.44 FpCjqdp30


529:1 ◆q7claHQ5TA
11/07/20 06:45:46.50 droKPoOV0
すまない、仮眠のつもりが爆睡してた・・・遅くても正午過ぎから書けるから保守してもらえたらすごく嬉しい
一応酉付けておく

>>521
ああそうだ、なんか違うな、と思ってたらそれだ!
脳内変換してくれると嬉しい

530: 忍法帖【Lv=10,xxxPT】
11/07/20 07:06:50.74 F7i4BHKS0


531:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 07:27:23.28 jlHQsEtH0
保守

532:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 07:29:11.61 5DGUyStqO
なんだこれ

533:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 07:48:01.91 gp+3F8XR0


534:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 07:48:45.26 jlHQsEtH0
ほっほ

535:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 08:13:53.35 0HU6xL6E0
なんかおもしろそうですね

536:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 08:41:07.97 jlHQsEtH0
ほほ

537:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 09:13:03.90 vTrDkUzs0


538:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 09:26:55.61 fwmZSfu/0
保守

539: 忍法帖【Lv=25,xxxPT】
11/07/20 09:26:59.37 niNoQeWGO
落とさぬ

540:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 09:28:04.78 L1YxwFAp0
まだこのスレ残ってたか

541: 忍法帖【Lv=31,xxxPT】
11/07/20 09:45:37.06 HyyN+Qn70


542:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 10:03:17.35 gvBVBlLx0
雨で暇

543:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 10:13:35.75 E1Dn+p110
ちょっと保守してる奴らを軽く見すぎじゃないの、と思う

544:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 10:27:40.31 7NoNbT+2O
ティヒヒナーレ

545:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 10:46:21.87 FpCjqdp30
>>543
用事で消えないだけマシ

546:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 11:01:41.38 lx+eGrT80
ほむ

547:1 ◆q7claHQ5TA
11/07/20 11:21:11.49 uxfaOoH00
保守ありがとう、今から続きを書くよ

548:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 11:29:39.76 uxfaOoH00

 ばさり、とキリカが一枚の紙を机の上に投げ捨てるようにして広げた。

 結局、あのマンションのアジトは場所が割れていたために使えなかった。

 そもそも、マミとEqu.Meltdownerの戦闘の余波で、マンションは外観からしても滅茶苦茶になっていたので、物理的にも使用不可だった。

 そこで八人と一匹は適当な個室サロンを取り、そこに集まっていた。

 キリカが取り出したのは学園都市の地図だ。

 その地図のとある地点に真っ赤なバツ印が書き込まれている。

キリカ「この地図に記されてる場所が敵の、というより今回の事件を引き起こした研究の核がある研究所だよ。
   あと、私の確認した限りだと、敵の戦力は今日戦ったので最後みたいだね」

 うずうずしながら、キリカが言う。

杏子「敵の研究?」

マミ「……UMAね」

 杏子が聞き返したところに、キリカではなくマミがぼそりと答えた。

キリカ「へー、あいつらはそう呼んでるんだ」

杏子「ゆま!?」

 その言葉に、キリカは興味がなさげに、杏子が激しく、それぞれ反応する。

549:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 11:36:03.47 uxfaOoH00
滝壺「ゆまじゃなくてUMA。未確認動物ってやつだね」

 杏子を制するように滝壺が訂正する。

杏子「なんだ……」

 言葉に反応して勢いよく立ち上がった杏子であったが、その言葉に安堵してソファーに深く座り込んだ。

キリカ「どうして知ってるんだい?」

 一応、とでも言う風にキリカが聞く。

マミ「そこの人が口走ったのよ。UMAに関する、能力開発を根本から覆す研究だって」

 視線だけで、部屋の奥の床に捨てられるように放置されていたリボンでミイラのようになった人型をマミは示す。

マミ「まあ、それ以外はだんまりなんだけどね」

 続いて、困ったようにマミは言う。
 杏子はあんなに厳重に巻き付けられてたら黙るも何もないと思ったが、口にしなかった。

550:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/20 11:44:54.71 uxfaOoH00
キリカ「ま、どうでもいいんだけど。キュゥべえが織莉子のために約束を守ってくれるなら、なんでも」

 ちらり、とマミに抱かれたキュゥべえを見るキリカ。

QB「それはもちろん守るさ」

 キュゥべえは軽快な声で言う。

フレンダ「というか、UMA、未確認動物って……」

 フレンダはそんなキュゥべえをジト目で見つめた。
 気がつけば、全員の視線がキュゥべえに集まっている。 

QB「なんだい、その視線は?」

浜面「どう見てもどう考えてもお前だろ」

 不思議そうに、心当たりがまるでないように聞くキュゥべえに思わず浜面は突っ込んだ。

QB「失礼な。僕はそんな捕まるようなヘマを侵さないよ」

 不満そうに意外そうにキュゥべえは反論する。

絹旗「そこの超珍獣が捕まらなくても、そのでっかい耳毛一本から、果ては体毛一つでも、なんでも情報があれば研究できちゃうのが学園都市ですよ」

 絹旗が補足する。

QB「いくらなんでもそれは無理があるよ」

 話を聞かない子供を宥めるようにキュゥべえはさらに反論する。


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