15/10/03 21:36:59.55 OxAQnhEZ0.net
>>263
犬・鯨・イルカ・鹿、猪、兎、熊、各種野鳥（鶴・スズメなども含む）は昔から食べられてきたし、
その多くは今も食べられている
ただ、狩猟（職業として成り立つほどもうからない）が欧米ほど盛んではないことや
いろいろな狩猟・銃規制、牛・豚・鶏の育てやすさ、牛・豚・鯨の一頭当たりの食肉量の多さ、
玉子と言う副産物のある鶏などの様々な条件から、牛・豚・鶏そして鯨に肉食文化が
特化してしまった
また、犬のようにペットとしての存在が高まって、江戸中期以降は食べられなくなったものも
いる
犬は、江戸初期までは一般的な食べ物で、戦国武将たちもガンガン食ってた
「冬になると江戸の街から野良犬がいなくなる」と言われるほど、冬の犬鍋はメジャーな
食べ物だったが、ペット化する（ペットを飼えるほど庶民の暮らしが豊かになる）につれて
忌避されるようになり、薩摩を除いては食べられなくなった
そのため、江戸の庶民が言う「犬食い」「犬侍」と言えば、薩摩藩の江戸屋敷の藩士たちを
指す蔑称になるまで、他の地方では食べられなくなった
鹿児島県では、昭和中期まで犬食文化が残っていた