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各地に本拠地を置く球団は、近年のプロ野球界の動向や、球団経営についてどう見ているのだろうか。
2004年の球界再編問題直前に東京から北海道へ本拠地を移して球団作りを進めた日本ハムの島田利正球団代表に聞いた。
【インタビュー詳細】日本ハム・島田利正球団代表
◇島田利正・球団代表(59)
--日本ハムは2004年、球界再編問題が起きる前に東京から北海道へ移転した。それまでの球団の状況は。
◆事業として成立していなかった。球団が何のために存在しているかも考えていなかった。
本拠地が(後楽園球場から1988年開業の)東京ドームになって観客動員が増えたが、それはドーム人気。
ファイターズファンではなくても来てくれるビジネスチャンスだったが、ファンを作ることをしなかった。
東京はフランチャイズ(本拠地)色を出しにくい。巨人と同じ球場で、周りにもたくさん球団がある。漠然と、ここを出なきゃダメだと思っていた。
--プロ野球の球団がなかった北海道で、集客に臨む姿勢は。
◆ファンサービスしか頭になかった。もちろん野球が一番の商品だが、初めて野球を見に来た人が、0対10で負けている試合を見るかもしれない。
でも、次も来てもらわない限り、野球はビジネスにならない。「ファイターズの試合って面白いね」と思ってもらえる空間にしようというのがコンセプトだった。
--他球団の動向はどう見ていたか。
◆移転当初、「ライバル球団はどこか」と質問を受けた。野球では全球団であり、ビジネスに関しては観光やディズニーランドなど