14/11/15 10:00:12.05 0
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DeNAのトニ・ブランコ内野手(34)が今季限りで退団することが14日、決定的となった。
来日6年間で通算169本塁打をマークしている長距離砲だが、今季は故障が多く、85試合の出場にとどまった。
球団は契約延長しない方針を固め、代役として巨人退団が確実となっている同じ一塁手のホセ・ロペス内野手(31)の獲得調査に乗り出している。
ハマの夜空に特大のアーチを連発した助っ人がDeNAを去る。球団関係者は、
ブランコの去就について「パ・リーグの複数球団が調べていると聞いている。ウチが契約を更新する可能性はないと思う」と断言した。
ブランコは12年オフに中日から移籍し、昨季は4月に球団新記録の14本塁打を放つなど、
不動の4番として打率・333、41本塁打、136打点といずれも自己最高成績をマーク。自身初の首位打者と2度目の打点王も獲得した。
しかし、今季は左右の太腿に計3度の肉離れを発症。体重の増加が影響し、度重なる故障に苦しんだ。
結局85試合の出場にとどまり、打率・283、17本塁打、60打点。一塁の守備でも10失策と精彩を欠き、年俸2億円に見合う成績とはいえなかった。
チーム事情も去就に影響を及ぼした。和製大砲の筒香が今季打率・300、22本塁打とブレーク。
中畑監督は既に「外国人がいる、いないに関係なく来年は筒香を4番で全試合使うつもり」と明言している。
外国人選手ではグリエルの残留が最優先事項となっており、ブランコの代役候補としては巨人で
2年間プレーしたロペスをリストアップしている。今季は134試合で打率・243ながら22本塁打をマーク。
一塁の守備にも定評があり、守備力強化を来季のテーマに掲げる球団の構想にもマッチする。
一方、ブランコは守備の負担がない指名打者制のパ・リーグでのプレーを希望しているという。
来日6年間で通算169本塁打。楽天、オリックスなど数球団が調査に乗り出しており、
DeNA退団が正式に決まれば争奪戦になる可能性もある。
◆トニ・ブランコ 1980年11月10日、ドミニカ共和国出身の34歳。サン・アグスティン高から98年にレッドソックス入団。
メジャー出場はナショナルズ時代の05年のみで通算成績は56試合、打率.177、1本塁打、7打点。09年に中日に入団し本塁打、
打点の2冠王と活躍。DeNA移籍の13年には初の首位打者と2度目の打点王に輝いた。09、12、13年にはベストナインも受賞。
1メートル88、102キロ、右投げ右打ち。