14/08/02 18:55:04.66 0
今回の甲子園にも出場する、ある強豪校の話だ。何年か前の公式戦。
その学校の1番打者は、監督からプレーボール直後の第1打席でバッターボックスの内角寄りのラインを消してこいと言われた。
2番以降の打者が極端にホームベース寄りに立つことで、相手投手に内角球を投げにくくさせるのが狙い。
バッターボックスの白線があったんじゃ、ベースに寄り過ぎだと審判から注意される可能性もある。
それで1番打者は足場をならすふりをして白線を消してくるよう命じられたのだ。
ところが、初球から甘い球が来て、つい、打ちにいったのか、バッターボックスの白線をうまく消せなかった。すると監督は激怒。
戻ってきた選手をつかまえてベンチ裏へ。そこにはたまたま地方紙の記者がいたもののお構いなし。
記者の目の前で、「なぜ、言われたことをやらない!」と、その1番打者をボコボコにブン殴った。
1番打者は怠慢プレーでミスをしたとか、全力疾走を怠ったとか、明らかな落ち度があって殴られたわけではない。
よしんば落ち度があったにせよ、暴力はご法度だ。ただでさえ許される行為ではない上、バッターボックスの白線を消すという理不尽な指示に従わなかったがゆえにボコボコにされた。
名の知れた野球学校ながら、その地方紙記者は「勝つためにそこまでやるか」とアキれたという。アマチュア野球担当のベテラン記者がこう言った。
「今回、甲子園に出る学校でも関東の常連校監督とか、強豪校のコーチとか、東海地区の名門校監督とか……いまだに部員に手を上げる指導者は多い。
周囲はヒヤヒヤものですよ。ただ、三振したり、ミスをしたりするから殴るわけじゃない。
グラウンドに持ち込み禁止のスマホを持ってきたり、髪の毛を決められた長さにしなかったり、最低限のルールを何度注意しても守らなかったときに手を出すケースが圧倒的に多い」
殴る側にも事情があるというのだが、だから手を上げてよいという理屈にはならないし、バッターボックスの白線を消さなかったから殴るなんてのは言語道断。
出場校にもこれだけ殴る指導者がいるのだから、甲子園期間中に逮捕される監督が出てきても不思議ではない。
URLリンク(news.infoseek.co.jp)