08/08/14 02:14:47 F9IagMBu
なんということだろう、>>80の部屋の冷房が壊れた。
2階の、南側に窓があるその部屋にとって、そのことは致命的であった。
一刻も早く修理に努めるべきなのだが、
本体が壊れたのか、リモコンが壊れたのかすら分からない。
電池を入れ替え、フィルタを洗浄し、説明書を探したりしたが、
やがて己の体からだらだらと溢れ出る汗を見て馬鹿馬鹿しくなった。
「秋まで耐えればよい。風は自分で起こせばよい。」
と半ば自嘲の思いで己を激励した。
>>80はそういう男であった。
癌になったと気が付いても初めは放っておくに違いない。
壊れてから三日が過ぎた。
>>80は蒸しあがった部屋でもくもくと画面を見ている。
この夏の、十分すぎるほど用意された催しの全てをこの部屋で見てやる気でいる。
もはや意地であった。
果たして夏が終わる頃に>>80が生き残れているかどうか、
この夏一番の見物ではないだろうか。