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◇肉食少ないと骨折危険3倍 東北大、高齢者調査で
食生活が野菜などに偏って肉類をあまり食べない高齢者が、寝たきりにつながる
転倒骨折をする危険は、そうでない人に比べて3倍近く高くなるとの調査結果を、
東北大の研究チームが21日までにまとめた。
調査は2002~06年、仙台市に住む70歳以上の男女877人を対象に実施。
それぞれ「野菜食」「肉食」などの食事パターンを把握した上で、
骨折の有無などを継続調査した。
調査に当たった岩崎鋼准教授(漢方内科)によると、
4年間に交通事故などを除く転倒骨折をしたのは877人中28人。
食生活と骨折の関連性を解析したところ、野菜を毎日のように頻繁に食べるが肉類は
ほとんど食べない「野菜食」の人の骨折リスクは、そうでない人に比べ2・7倍高かった。
同様に、2日に1回程度は肉類を食べる「肉食」に当てはまる人の骨折リスクは、
肉をあまり食べない人よりも2・8倍低かった。
欧米では肉食中心の食生活は骨密度を下げるとする調査が多いといい、岩崎准教授は
「意外な結論だが、欧米に比べて日本の高齢者は肉類の摂取量が少ないためかもしれない。
野菜に偏りがちな人は、意識的に肉類を食べるようにしたほうが望ましい」としている。
2010/06/21 17:57 【共同通信】
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東北大学
適度な肉類摂取は高齢者の骨折を予防する(医学系研究科)
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