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「妖精の輪」に収穫量増やす効果 静岡
2010.5.18 21:10
静岡大学大学院は18日、科学的に未解明だった輪状に芝が色濃く生え、その後、
キノコが生える「フェアリーリング(妖精の輪)現象」を引き起こす物質が、
農作物の収穫量を増やす効果を持つことを突き止めたと発表した。
早ければ2~3年後にこの物質が含まれた肥料が発売される見通しだ。
効果を発見したのは、同大学院創造科学技術研究部の河岸洋和教授。
河岸教授によると、この物質は「2-アザヒポキンサチン(AHX)」と呼ばれ、
キノコに含まれている。
フェアリーリング現象の発生は、キノコの胞子が風で空中に舞い、地面に漂着すると、
このAHXを含む菌が性質上、円状に広がる。
この現象が周辺の植物の成育を促す効果を持ち、輪状の部分の芝のみが成育するという。
これまで西洋では妖精が輪をつくり、その中で踊ると言われており、
1884年に科学雑誌に紹介された以降も正体は謎に包まれていた。
今回、このAHXをキシメジ科のコムラサキシメジから採取。
フラスコを使って培養し、稲やジャガイモ、レタスなどの農作物に与えたところ、実験レベルで
稲の収穫量が25%、ジャガイモが19%、レタスが25%、アスパラガスが約2倍に増えたという。
また、塩害、低温、高温にも強いことも判明。河岸教授は「品種改良をしなくてもセ氏35度まで
耐えられる上、海辺での栽培も可能」とみている。
来週にも実用化に向け、県の農業技術研究所(磐田市富丘)の農場でAHXを与えた
稲の苗を植える実証実験に乗り出す計画だ。
河岸教授は「アフリカ、インドなどの途上国の食料問題の解決につながれば」と話している。
▽記事引用元
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
産経ニュース(URLリンク(sankei.jp.msn.com))
キノコに含まれる物質が周りの植物の生育を手助けする(静岡大学大学院提供)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)