09/02/27 16:49:18
鄭大世選手応援会 第3回激励・交流会開く 「パワーの源」に感謝
同胞、日本人サポーターに支えられ
テセフレンズの愛称で知られる「川崎フロンターレ鄭大世選手応援会」(崔哲名誉会長、金一男会長)が14日、
川崎市のカメリアホールで第3回激励・交流会を催した。所属するJ1・川崎フロンターレでの活躍もさることながら、
朝鮮代表のエースとして2010年開催のW杯出場を目指しアジア地区最終予選に臨んでいる鄭大世選手(24)を
支える川崎・南武など神奈川同胞、そして多くの日本人サポーターらを中心に110余人が駆けつけた。
応援ツアーを企画中
写真:横断幕を披露する日本人サポーター
激励・交流会では神奈川体協会長の崔哲・応援会名誉会長、西東京体協の李相運会長、県下各機関の代表、
川崎・南武地域などの同胞、朝鮮学校生徒、川崎市議会議員、フロンターレ関係者、練習生時代から支えてきた
「テセ会」メンバーらが鄭大世選手応援会の会員とともに有意義な時間を過ごした。
11日、平壌でサウジアラビアとのW杯アジア最終予選(第4戦)を終えたばかりの鄭大世選手がスーツ姿で登
場すると、朝鮮学校生徒やプロサッカー選手を目指す地元の日本人小学生らから黄色い声援が飛んだ。
まず、昨シーズン、川崎フロンターレ最多の14得点でJ1リーグ3位となり、チームのリーグ2位に貢献した鄭
選手の「ゴール集」映像が流された。
つづいて鄭選手が「昨年は苦労したが結果を出せた。これもひとえにみなさんの温かい支えのおかげです」と
あいさつ。1年の初めの時期に激励してくれて心から感謝したいと満面に笑みを浮かべ、朝鮮学校生徒たちから
花束を受け取った。
写真:乾杯の音頭をとった崔哲名誉会長
川崎フロンターレ常務取締役の福家三男・強化本部長、川崎市の砂田慎治副市長らが鄭選手の活躍ぶりを
壇上から称え、崔哲名誉会長の音頭で乾杯。和気あいあいとした雰囲気のなか、鄭選手は各テーブルを回り
参加者と歓談した。
「テセ会」の森正雄代表はこれまでの活躍をDVDにまとめたと報告しながら、試合会場に掲げる予定だという
横断幕を披露した。
鄭選手のサッカーグッズがもらえる「テセグッズ争奪ジャンケン大会」などで会場は大いに沸いた。
最後に金一男会長が、さらなる活躍を祈願し激励の言葉を送った。
2007年11月発足の応援会では、今後さらに活動を盛り上げ幅を広げていきたいという。3月7日には、等々
力陸上競技場で行われるJ1リーグ開幕戦(川崎フロンターレ×柏レイソル)への第3回目となる応援ツアーを
企画している。
支援する地元ファン
写真:参加者一人ずつ握手する鄭大世選手
多くの会員数を抱える「テセ会」の森正雄代表は、鄭選手を入団当初から応援し交流を続けている。「いつの
まにか大世の人間性に惹かれていた。彼のおかげで日本人と在日の人が、今日のように一つになれている。
ほんとうにうれしい」。
福家三男・強化本部長は笑顔。「昨シーズン、リーグで準優勝できたのは、人間ブルドーザーとも呼ばれている
大世がチームを引っ張ってくれたおかげ。フロンターレの試合だけではなく代表戦などで精神的にもきついだろ
うが、さらに一歩前進してもらいたい。チームとしても期待している」と語った。
応援会発足の際にも参加した砂田慎治副市長は、日本代表にも鄭選手のような気持ちを全面に出す選手が
たくさんいたらいいのにと述べ、ケガに気をつけてすばらしいプレーをこれからも見せてほしいと話した。
[朝鮮新報 2009.2.25]
URLリンク(www1.korea-np.co.jp)
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