09/01/06 12:24:46
日帝強占期に日本によって奪われた『儀軌』を取り返すため先月特別委員会を立ち上げたソウル
市議会が、米国内のハングル本『儀軌』を取り戻すため南北協調に乗り出した。
ソウル市議会は5日、「夫斗完(プ・ドゥワン)市議会議員(『儀軌』返還のための特別委員会委員長)
が7日に米国に向け出国し、ハングル本の『慈慶殿進爵整礼儀軌』、銀製鍍金(ときん)ラマ塔型舎
利具など、各種文化財の返還運動を国連北朝鮮代表部などと共同で行う」と語った。国連教育科学
文化機関(ユネスコ)の世界記録遺産に登録されている『儀軌』は、朝鮮王室と国家の主要な行事の
準備過程・進行内容を絵と文で記録した報告書で、重要文化財とされている。
夫斗完市議会議員、慧門(へムン)僧侶(「文化財元通り」事務総長)、鄭柄国(チョン・ビョングク)
国会議員、イ・サングン曹渓宗中央信徒会事務総長などからなる「文化財還収委員会代表団」は、
今月14日まで米国各地を訪問し、コロンビア大が所蔵しているハングル本『儀軌』やボストン美術館
にある銀製ラマ塔型舎利具などの返還を要請する計画だ。また代表団は、国連本部の北朝鮮代表
部とも共同返還運動のため協議する予定だという。
夫斗完市議会議員は「朝鮮仏教徒連盟(朝仏連)中央委員会などは、北朝鮮側から搬出された文
化財の返還に関するあらゆる権限を、昨年8月に韓国側へ委任した」と語った。しかし、高麗・朝鮮時
代の国宝級陶磁器を多数所蔵しているハーバード大のアーサー・サックラー美術館などは、代表団
の訪問時間と公開作品の数を制限するという立場を明らかにし、敏感に反応している。
URLリンク(www.chosunonline.com)