09/07/09 08:34:21 EpgihavA
定額給付金：袴田死刑囚に支給へ
「袴田事件」の袴田巌死刑囚（７３）が、定額給付金２万円を受け取ることが８日分かった。姉で保佐人の秀子さん（７６）によると、
９日、秀子さんの口座に振り込まれる。申請にかかわった袴田事件弁護団の西嶋勝彦団長は「国は積極的に受刑者らに周知して
おらず、初めて受け取るケースではないか」と指摘した。総務省は死刑囚への給付について「把握していない」と話している。
袴田死刑囚が逮捕前に住んでいた静岡市（当時清水市）が支給する。秀子さんによると、申請書は秀子さんが書き、
保佐人選任届の謄本コピーを添えて６月２２日、市に提出したところ振り込み予定の通知が７日に郵送で届いた。秀子さんは
東京拘置所に出向き袴田死刑囚に渡す。
法務省によると、全国７カ所の拘置所に１０３人（７日現在）の死刑囚が収監されており、現金で日用品を購入できるほか、
被害者への弁済金に充てることもできる。死刑囚や無期刑の受刑者への支給は、国会などで議論されたが、
国は３月「住民基本台帳に基づくため、受刑者の除外は難しい」と各自治体に事務連絡をしていた。
袴田事件は旧清水市で６６年、みそ製造会社専務一家４人が殺害された事件。元プロボクサーの袴田死刑囚が逮捕、
起訴され、強盗殺人などの罪で死刑が確定したが、冤罪（えんざい）を訴え、再審請求している。
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