09/02/10 22:47:40 yv7hWcbc
>>15より
過去数年カタールは、シリア、イランそして抵抗運動を積極的に支持してきた。
2006年、レバノン戦争終結を意図する国連決議1701の採択ではヒズボラを支持。
2007年、ハマスがガザを乗っ取った時は、ほかの湾岸諸国と違ってハマス非難を
避けた。シリアの孤立化を阻止する動きもある。ハリリ暗殺を裁く国際法廷の設置に
関する安保理決議1737の採択では、アラブ諸国で唯一棄権したのがカタールで
あった。カタールはイランの利益に奉仕する国でもある。2007年12月ドーハで開催された
湾岸協力会議(GCC)首脳会議にイランの意を体してアフマディネジャドを招待した。
湾岸諸国特にサウジは驚愕し仰天したが、カタールは反イラン湾岸ブロックを
寸断するつもりであった。2008年1月11日付MEMRI
I&A No.416「イランの湾岸ヘゲモニー野望の前にサウジスンニブロックの崩壊」を参照。
URLリンク(www.memri.org)
(カタールの政策に関する新しいリポートを近くMEMRIが発表する)。
ハマスは、その政治目的がサウジ・エジプト枢軸の立場とくい違うため、イラン枢軸を
自己の作戦にとって適当な枠組とみなしている。
トルコについては、この数年イラン枢軸への傾斜を強めている。2009年のガザ戦争では
ハマスとの連帯を表明し、エルドアン首相はイラン枢軸派の会議(ドーハ会議)のみに
出席し、シャルムエルシェイク首脳会議には参加しなかった。パレスチナ諸派間の
和解工作を買ってでたが、エジプトではなくシリアと協力した調停であった。最近の
トルコ・シリア間の接近については、前述のMEMRI No.490を参照。
(続く)