09/02/27 16:30:20 BEN33fM5
郵便貯金のゼニを130兆円預かって運用している日本トラスティサービス信託銀行
という資産運用専門の会社がある。この日本トラスティ、実は四季報の至る所に顔
を出しているのだ。日本のたいていの主要企業の大株主としてこの日本トラスティ
の名前が出てくるのである。 -中略-
さて、この日本トラスティは昨年の夏にオリックスの株をせっせと買い支えていた。
そのおかげで3月には11930円まで下がっていたのが、2ヶ月ほどで倍近い21240円
まで上昇したのである。なんと日本トラスティはオリックス株の14%、1298万株を
保有する筆頭株主となったのである。
日本郵政会社の資金を信託運用する日本トラスティが実はオリックスの筆頭株主
だった・・・というだけでなんだか怪しいつながりを憶測してしまうわけだが、信託
運用する側にしてみれば「有望な投資先だから」という理由で買っていたのかも
知れない。しかし、オリックスはその傘下に大京・ジョイントコーポレーションという
お荷物の新興不動産会社を抱え、オリックス本体も5兆7千億の有利子負債を抱
えているのだ。オリックスの発行しているCB(転換社債)の額面は71円である。
償還期限まで保有すれば額面の100円が返ってくるCBが71円で取引されていると
いうことは、償還期限までに倒産して紙切れになるかも知れないという恐れから
投げ売りされてるのである。
今やオリックスは、保有する不動産や有価証券の目減りによって実質債務超過状態
にある可能性が高いのである。そしてこの会社には疑惑が多すぎる。「かんぽの宿」
疑惑どころではない。昨年の9月にあったオリックスによるジョイント救済劇の直前にあ
った異常なジョイント株の値動きは、情報を事前に知ったオリックス関係者が株買い占
めを行ったから発生したものと考えて間違いない。ところがこの疑惑に関してはマスコ
ミ各社は黙殺して全くなんの報道もなされず、警察による捜査の対象にさえあがってい
ないのだ。それを話題にしたのはオレの日記くらいである。あのインサイダー取引事件
を知ってるのは投資家以外ではこの日記の読者くらいしかいないだろう。
URLリンク(www.enpitu.ne.jp)