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私の推理を判りやすく小説風に述べさせて頂きたいと思いますが、その前に一つ重要な前置きをさせて頂きます。
これから私が述べるものは、あくまでも推理であります。実在する人物と酷似するような表現もある事と思われるでしょうが、全てフィクションであり何の関係も無い事をここに宣言致します。
─プロローグ─
1979年5月も中頃。ここ長岡京市にある、とあるスーパーのパート控え室。
午前10時、今日も早番の仕事を終えたパートタイマーの女性達によって控え室はいつもどおり賑わっている。
そんな中、その場のリーダー格と言っても過言ではなかろう、普段から燻しがられている一人の婦人が何気なく切り出した。
B子「ねえ?たまにはみんなでどっか遊びにでも行って息抜きでもしない?」
一瞬、場は沈黙する。
(また始まったわ…)
(やだ…B子さんの誘いを断わると後が恐いから…)
(そうねぇ…適当にあしらっておいた方が後々身の為だわね…)
そう!B子こそ何を隠そう、この職場にて、ここに居るパートタイマーの中ではベテランのやり手で、誰もが逆らえない程の絶大なる権力を誇る親分格なのである!!
過去にB子の誘いを断わり、彼女の手により陰湿なるイジメを受け泣く泣く職場を後にしていった人間は数知れないと言ってもいいだろう。
そんなB子の悪い癖が今日も始まったという訳だ。
そんな誰もが半ば諦めかけている状況の中、ある一人の女性がB子の提案した意見に食い付いてきた!!
「だったら今度の水曜、野山辺りに蕨取りにでも行きましょうよ!?」
C子だ!!
(蕨取り……!?)
その場に居た皆が
(なぁ~にC子さんたら、何を好き好んであんな山奥までわざわざ蕨取りなんかに…)
その場に居合わせた誰もが皆そう思ったであろう……が、しかし!!このC子の出した珍妙な提案にB子は喰らい付いてくるではないか!?
B子「さすがC子ねえ!!やっぱりあんたはアタシの親友だわ!!」
そう!C子こそB子お気に入りの親友で、同い年という事もあってか妙にお互い気が合い、この職場では実質B子に次ぐナンバー2という存在なのである。
─つづく─