08/05/06 11:13:54
友人(新婚)宅で嫁さんの居ぬ間にカルカソンヌを初プレイ。
ゲームの所有者含めて完全にルールを把握している人間が1人もいなかったため、マニュアル片手にみんなで試行錯誤しながら淡々と進めている中ふと気付く。
まず引いたタイルで作る区画の内容が決まってからどこに配置するかを決める、計画優先の事業。
大きければ大きいほどポイントが稼げるため欲望に任せてどんどん無計画に大きくなり、一向に完成しない歪な都市群。
他のPLが新しい事業に着手すると妨害を始め、それが何とか完成しそうになると自分の駒をこっそり置いて美味い汁だけ吸おうとする抵抗勢力。
このゲーム……なんか生々しい!
「おいおいどこまでデカくなるんだこの都市。これ絶対完成しないだろ」
「お前らが見境なく変なパーツをごり押しで繋げるからだろうが! まあ、未完成でもポイントは貰えるらしいからいいけどな」
「マジか! そりゃ無駄な都市開発事業がなくならんはずだわ」
「Dr.ライトが見たら卒倒しそうなすごい前衛的な形になってるぞその街。物で例えるならグルカナイフ」
「市長! 相次ぐ無謀な都市開発に住民が暴動寸前です!」
「仕方ねえ、この辺で適当に完成させてお茶を濁すか。西側区画が未完成のまま残るけど、まあ放置でいいや。それでもポイントにはなるし」
「この市長、一体土建屋からいくら貰ってんだ?」
「しかし修道院の周辺がなかなか埋まらんなあ……おい、お前の引いた修道院タイル、こっちの修道院の横に置いたらどうだ?」
「なるほど、修道院は周囲9マス埋めないと完成しないからな。確かにここは協力し合うのが合理的」
「……とか言ってたらあっという間に修道院が4つも固まった! 怪しい! ここ絶対腐敗してる!」
「修道院はポイント稼げるからねえ。例によって完成しなくてもポイント入るから無駄にはならんし。合理的合理的」
「宗教が金になるって本当なんだな。また一つ賢くなったぜ」
「つーか、また道路かよ! 俺さっきから道路タイルしか引かないんだけど……」
「「「道路族議員乙」」」
途中から適当にロールしながらやったらヤバイくらい楽しかった。
さすが名作ゲームは味わい深いな!
有意義なGWでした。