07/06/26 11:20:14 E3uh0H5K
こういうのはありなんだろうか?と、投下してみる。
「俺はコロマル。名を付けてくれた御仁は、既にこの世に居ない・・・。
歪な緑の世界でその御仁は黒く蠢くものに殺されてしまった。
でも、いつかあの御仁は帰ってきてくれる・・・。俺はそんな淡い希望を抱いていた。
俺は待ち続けた・・・。雨の日も。風の日も・・・。ただ、待ち続けた・・・。
そんなある日の事だった。御仁といつも散歩する道を過去を懐かしみながら
歩いていた時だ・・・。俺は青い帽子の少年に出会った。
少年は『お前も一人か・・・。』と呟きながら俺の頭を撫でてきた。
内心、気安く触ってんじゃねーよこのヒゲ野郎っと思ったのだが、
俺『も』一人(?)という指摘に、あぁコイツも孤独なんだと悟った。
暫くして、この少年の友人らしき少年が数人やってきた。
会話を重ねているうちに、彼らはこれからクラブと呼ばれる場所へ向かう予定で
このヒゲ帽子を誘っている様だった。しかし、ヒゲ帽子はその誘いを断った。
俺はこのやり取りを見ている間、別の事を考えていた。
この少年は友人も居て、恐らく家族もちゃんと居る。なのに何故、孤独を感じているのか。と。
青い帽子の少年は、悲しげな笑顔を俺に見せて帰っていった。」
続く