08/04/01 19:04:10 71VXmdE/O
>>397
ウソツキーノ伯爵
1223-1251
現在における「嘘つき」の語源とされる人物だが、彼は幼少のころより嘘を極端に嫌いどのような些細な嘘も許容しないほど。
24歳のとき彼の使用人が粗相をし、その責任を他の使用人に責任を擦りつけようとしたが嘘だと発覚。
その使用人をその場に置いてあった槍で串刺しにしてしまった。
これが「嘘突き」の始まりである。
その後どのような嘘も例外なく「嘘突き」を行なった結果、彼の周囲の者は「嘘突き」を恐れ誰も嘘をつかなくなった。
しかしいつしか、みせしめでは無く己の快楽のために「嘘突き」を行なうようになった彼は、無実の者までも手にかけるようになってしまった。
これには周りの者が反発し、遂には彼が「嘘突き」を受けることとなった。
これが転じて現代における嘘つきという言葉のもととなった。
蛇足ではあるが「嘘つきは伯爵の始まり」という言葉もウソツキーノ伯爵のことを指しているのは最早語るまでもないだろう。
参考資料
大河内民〇丸著
中世の出来事における現代語への影響 海外編