06/10/01 18:11:15
空はすっかり暗くなり、いつもなら月明かりの力を借りるという港道。
しかし今日はその必要もないくらい明るく、町は灯りに満たされていた。
ワイワイ、ガヤガヤ・・・
装飾された壁、テーブルの上には様々なアーシア島料理、フルーツが並ぶ。
先ほどのトレーナーも一人(ピカチュウがいるが)、テーブルについていた。
「そういえば彼、誰かと似てるわね」などと考えながら、フルーラはステージ横に備えていた。
パチンッ
灯りが消えた。これは私が登場する合図。
「さあ、行くか」と駆け出した瞬間
ガッ、ドタン!
転んだ・・・みっともなく転んだ・・・
村人が大勢いる上に、トレーナーの旅人もいる。これは恥ずかしい。
「あの子ったら、もう」
「大丈夫?」
トレーナーの人が駆け寄ってきた。私は大丈夫といい、彼を席へ戻す。
スゥハァと一度深呼吸し、笛を吹く。
♪~♪~♪♪~ ♪♪♪~ (BGM:果てしない世界)