【新ジャンル】「台詞系SS総合スレ」( ^ω^)at MITEMITE
【新ジャンル】「台詞系SS総合スレ」( ^ω^) - 暇つぶし2ch643:創る名無しに見る名無し
12/08/01 21:59:19.66 GXTz+mkz
博士「そこに乗るだけで、体重と身長が同時に測れちゃう……」

助手「ありますね、それも」

博士「待って待って最後まで聞いて」

博士「それでいて体脂肪率や身体年齢も測れちゃう……」

助手「だからありますね、それ」

博士「あるの!?」

助手「実家でお母さんが使ってました」

博士「マジかよー」

助手「だいぶ前からありますからね」

博士「マジかよーやられたわー」

助手「ハカセのをパクったみたいに言わないでください」



644:創る名無しに見る名無し
12/08/01 22:07:22.34 GXTz+mkz
博士「え、じゃあこれは??」

助手「なんですか」

博士「蟹の風味を閉じ込めた、蟹の味そっくりな、カ」

助手「カニカマですよね」

博士「喰い気味で言われた!!」

博士「最後まで言わしてよ!!」

助手「今や本当に蟹そっくりで、外国人が間違えるほどらしいですよ」

博士「日本人もわからないんじゃないかな」

助手「そうかもしれませんね」モグモグ

博士「おいしい」モグモグ



645:創る名無しに見る名無し
12/08/01 22:13:08.38 GXTz+mkz
博士「じゃあ次、焼きそばを」

助手「パンにはさんだやつですよね、ありますね、だいぶ前からね」

博士「早いよ!! 最後まで言わしてよ!!」

助手「もう面倒くさいんで、どんどんいきましょう」

博士「扱いが酷くないかい助手君」

助手「いいからいいから、ほらほら」

博士「ううむ」

助手「クソ発明どんどん消化しちゃって捨てましょう」モグモグ

博士「やっぱり酷いよね!?」モグモグ



646:創る名無しに見る名無し
12/08/01 22:15:29.54 QQ2kAADr
焼きそばパンは発明なのかww

647:創る名無しに見る名無し
12/08/01 22:24:54.71 GXTz+mkz
博士「えーじゃあ次、焼きそばを」

助手「だからパンにはさんだやつですよね」

博士「と見せかけて、ご飯と混ぜた画期的な」

助手「そば飯ですよね、焼きそばパンより先にありましたよね」

博士「うそーマジかよー」

助手「ハカセ、もうちょっといいもの食べましょうよ」モグモグ

博士「助手君が作ってくれないから……」

助手「私、料理下手ですよ」モグモグ

博士「う、ううむ、そうか」モグモグ



648:創る名無しに見る名無し
12/08/01 22:34:28.88 GXTz+mkz
博士「パソコンの前に居ながらにして」

助手「ふむ」

博士「自分では全く動かなくても、こった肩をほぐしてくれる、椅子」

助手「……」

助手「ありますよね、それもね」

助手「マッサージチェアという名前で超ロングセラーですよね」

博士「いやいや、ワシのは、強さも角度もお好みで……」

助手「だからその機能もだいたい付いてますよね」

博士「リモコンで操作……」

助手「それも基本的に付いてますよね」



649:創る名無しに見る名無し
12/08/01 22:45:12.19 GXTz+mkz
博士「やせて見える鏡!!」

助手「凸面鏡ですよね」

博士「いや、やせて見える鏡、だよ」

助手「凸面鏡ですって」

助手「普通にカーブミラーとかにも使われてますよ」

博士「あんまり外出ないからわかんない」

助手「はいはい、そうでしたね」

博士「もういやじゃ、ワシの発明はことごとくパクられとる」

助手「いやいやいやいや」



650:創る名無しに見る名無し
12/08/01 22:58:00.20 GXTz+mkz
助手「あれですね、ハカセはもうちょっと世間のことを知る必要がありますね」

博士「なんじゃ、酷いな」

助手「外に出て色んな刺激を受ければ、また凄いものをガンガン発明できるんじゃないですか」

博士「そういうもんかのう」

助手「ほらほら、ちょっと気分転換に外に出ましょう、今日はいい天気ですよ」

博士「ちょ、ちょ、押すな押すな」

助手「ほらほら、行きましょう」

ガチャリ



651:創る名無しに見る名無し
12/08/01 23:01:12.32 GXTz+mkz
助手「……」

博士「……」

助手「……ハカセ、ここはどこでしょう」

博士「う、うむ、おそらく、異次元、じゃないかな、うん」

博士「次元転換装置が誤作動してしまったようじゃ」

助手「……」

博士「……」

助手「すごいですね、ハカセの発明は」

博士「じゃろ」

助手「で、どうやって帰るんですか」

博士「わからん」


【博士と助手 6】おわり



652:創る名無しに見る名無し
12/08/02 20:04:25.31 2H2pE+23
スゴイんだかショボイんだかww
乙ですー

653:創る名無しに見る名無し
12/08/04 14:52:49.43 X3naKLMp
【博士と助手 7】


助手「ハカセ、肌寒い季節がやってきましたね」

博士「うむ」

助手「現実の季節感はこの際おいといて」

博士「うむ」

助手「前もなんかいきなり正月ネタでしたしね」

博士「助手君、その辺で」

助手「はあい」



654:創る名無しに見る名無し
12/08/04 15:00:06.27 X3naKLMp
博士「コタツもストーブも、そろそろ出しちゃおうか」ゴソゴソ

助手「ええ、いいですね」ゴソゴソ

博士「どこにしまったっけなあ」ゴソゴソ

助手「うーん」ゴソゴソ

博士「お、これは……」ゴソゴソ

助手「ないですねえ」ゴソゴソ

博士「ほりゃ」カチッ

ブイーン

助手「なんですか、それ」

博士「ワシが昔作ったストーブみたいなものじゃ」

助手「へえ」



655:創る名無しに見る名無し
12/08/04 15:04:32.65 X3naKLMp
助手「あんまり暖かくありませんねえ」

博士「それなら、これはどうじゃ」

助手「こ、これは??」

博士「ジャカジャン!!」

助手「なんか懐かしい効果音!!」

博士「反転半纏!!」

助手「はんてん……はんてん……??」

助手「半纏は確かに暖かそうですが」

博士「これを羽織るとじゃな」

助手「体中に斑点ができると」

博士「気持ち悪い想像しないで!!」



656:創る名無しに見る名無し
12/08/04 15:09:28.86 X3naKLMp
助手「疫病?? 呪い??」

博士「違うから!! 斑点とかできないから安心して!!」

助手「じゃあどういう発明なんですか」

博士「これを羽織るとじゃな、色々なものが反転してしまうんじゃよ」

助手「へえ、面白そうですね」

博士「とりあえず着てみてくれ」

助手「はあい」ゴソゴソ



657:創る名無しに見る名無し
12/08/04 15:31:28.37 X3naKLMp
博士「どうじゃね」

助手「んーあんまり変化はわかりませんね」

助手「ちょっと暖かいかな、ってくらいで」

博士「反転ということはじゃな、物事が反対になるわけじゃ」

助手「ほうほう」

博士「つまり普段小さいものは大きくなるのじゃ」

助手「つ、つまり……」

たゆん

博士「うひょー!! 巨乳じゃー!!」

助手「や、やったあー!!」



658:創る名無しに見る名無し
12/08/04 15:41:13.73 X3naKLMp
博士「すみませんでした……」ボロボロ

助手「おかしいですよね、真っ先にコレっておかしいですよね」

博士「反省しています……」ボロボロ

助手「大体ハカセはいつも胸の話ばかりしますけど、失礼すぎますよね」

博士「自重します……」ボロボロ

助手「まったくいつもハカセは……」

たゆんたゆん

博士「(巨乳の助手君も新鮮でいいなあ)」

助手「ハカセ、聞いてます??」

博士「は、はい!!」



659:創る名無しに見る名無し
12/08/04 15:46:44.87 X3naKLMp
助手「くどくど」

博士「ほ、他にも色々と反転するんじゃぞ」

助手「はあ、そうですか」

博士「例えばほれ、助手君はワシのこと好きかな??」

助手「は、はあ!?」

博士「好きかな、と聞いておる」

助手「な、なななななな」

博士「早く答えてくれないと右手が勝手に動き出して揉んでしまいそうじゃ」ワキワキ

助手「っ!!」

ドゲシッ



660:創る名無しに見る名無し
12/08/04 15:51:56.67 X3naKLMp
助手「嫌いです嫌いです!! セクハラなハカセは嫌いです!!」

博士「それも反転するのじゃ」

助手「え??」

……

助手「ハカセぇ~」イチャイチャ

博士「うひょー」

助手「ああん、もっとこっちに来てくださいよぉ~♪」スリスリ

博士「(こ、これは強烈じゃ)」

助手「皮を剥き剥きしてあげますよぉ~♪」

博士「(あ、それいいかも)」

助手「ほおら~♪」

博士「でもピーラーは置いてきてほしいなあ……」



661:創る名無しに見る名無し
12/08/04 15:58:02.37 X3naKLMp
助手「はっ!! 私はなにを!!」

博士「(危ない危ない、一線を越えるところじゃった)」

博士「なあに、剥き剥きごっこをしそうになっただけじゃ」

助手「な、なあんだ、それなら安心」

助手「……ん??」

博士「ほ、他にも反転するんじゃぞ!!」

助手「は、はあ」



662:創る名無しに見る名無し
12/08/04 16:05:19.77 X3naKLMp
助手「わ、私が男の子に!!」

博士「うひょーペロペロ!!」

助手「ハカセは美少女に!!」

博士「クンクンしたい!! でも自分ではできない!! もどかしい!!」

助手「ち、血が青色に!! 肌が変な色に!!」

博士「ひいいいいいいいいいいい」

助手「天井が床に!!」フラフラ

博士「おっぷ、酔うぅ……」フラフラ

助手「体の内側と外側が反転しちゃいましたよ!!」ズルン

博士「ぎゃああああああああああああああああ」ズルン



663:創る名無しに見る名無し
12/08/04 16:17:36.70 X3naKLMp
博士「と、このように色々と反転する発明じゃ」ゼエゼエ

助手「はあ、はあ」ゼエゼエ

博士「楽しんでもらえたかな??」

助手「あの、質問が」

博士「なにかのう」

助手「半纏着てないのに、ハカセも反転してませんでしたか??」

博士「うむ、メインはさっきスイッチを入れたあの装置でな、催眠効果のあるガスを……」

助手「え、ただの催眠だったんですか」

博士「そうじゃ」



664:創る名無しに見る名無し
12/08/04 16:26:35.46 X3naKLMp
助手「なーんだ」

博士「面白かったじゃろう??」

助手「ええ、とっても」

助手「でも、おかしいと思ってたんですよ」

博士「ふふふ、助手君も鋭くなってきたね」

助手「(反転しなかったものもありますからね、うふふ)」

博士「ん、どうした」

助手「なーんでもありませんよう」


【博士と助手 7】おわり



665:創る名無しに見る名無し
12/08/11 00:18:11.45 8JTQE71E
.

666:創る名無しに見る名無し
12/08/13 00:47:15.48 VtS4+qoT
ここって、他の板に途中まで投下したモノでもいいの?

どこをどうしたら良いかとか、感想を聞きたいんだが。

667:創る名無しに見る名無し
12/08/13 00:47:50.81 nstezwnB
tes

668:創る名無しに見る名無し
12/08/13 00:50:51.23 X2B/FPYc
いいと思うよ

669:創る名無しに見る名無し
12/08/13 00:57:28.60 VtS4+qoT
>>668
ありがとう。 
自分で色々と考えてはいるんだけど、考えれば考えるほど訳が分からなくなって。

670:創る名無しに見る名無し
12/08/13 00:59:14.59 VtS4+qoT
【勇者「くらえっ、魔王!! これで最後だ!!」】


「ぎゃああああああああああ!!!!」

ドオオオオオオオオン!!!!

勇者「はぁはぁ…倒したのか?」

戦士「よっしゃあ!!」

僧侶「やったの?」

勇者「ああ!!」

賢者「ついにやりましたわ!!」

671:創る名無しに見る名無し
12/08/13 00:59:44.10 VtS4+qoT
「はっははははははは!!!!!」

勇者「な、何だ!?」

賢者「何ですか!? この声は!?」

僧侶「ど、どこから!?」

「お前たちが倒したのは、私の幹部に過ぎない」

戦士「何っ!?」

「私こそが、真の魔王である」

勇者「!!!!」

僧侶「そ、そんな……」ヘタリ

賢者「姿を見せなさい!!」

魔王「ふん、お前たちごときに姿を見せるわけが無かろう」

魔王「私の姿を見たければ、闇の世界へと来るがいい……」

672:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:00:04.47 X2B/FPYc
支援

673:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:00:59.69 VtS4+qoT
戦士「くそっ! さっき倒したのは単なる幹部だって言うのかよっ!?」

勇者「……」

僧侶「魔王を倒さなければ、本当の平和は訪れない……」

賢者「さきほど、魔王は闇の世界と言いました」

勇者「行こう…」

戦士「勇者!?」

勇者「本当の平和をみんなで勝ち取ろう!!」

僧侶「勇者様!!」

賢者「はい!! 皆で平和を取り戻しましょう!!」

勇者「行くぞ!! みんな!!」

「はい!!!!」

674:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:01:32.63 X2B/FPYc


675:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:01:38.50 VtS4+qoT
こうして、勇者たちは闇の世界へと向う!!

勇者たちの冒険はまだ始まったばかりだ!!




魔王「おい」

勇者「ん? どうした魔王」

魔王「おかしいだろうが」

勇者「おかしな所なんてあったか?」

戦士「全然」

僧侶「全く」

賢者「これっぽっちも」

676:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:02:03.76 X2B/FPYc


677:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:03:04.21 VtS4+qoT
魔王「おいいいいい!! 全く思い浮かばないのかよっ!!」

勇者「ああ」

魔王「なんで俺だけ、声しか出てないんだよっ!! それで終わるのかよっ!!」

勇者「それで終わる話もあるだろ」

僧侶「魔王、とてもツバが飛んでます」

賢者「汚いですわ」

魔王「あっ、ごめん……。っておいいいいいいい!!」

678:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:03:16.75 X2B/FPYc


679:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:03:34.80 VtS4+qoT
勇者「じゃあ、どうして欲しいんだよ」

魔王「俺をもっと出せっ!!」

勇者「そんなのでいいの?」

魔王「そんなのって、言い方!!」

僧侶「ツバが…」

賢者「汚っ!」

勇者「分かった、分かった。お前をもっと出せばいいんだな?」

魔王「そうだ!!」

勇者「おーい、お前らさっきのシーンやり直すぞー」

戦士「うぃーっす」

僧侶「分かったわ」

賢者「面倒ですが、仕方ありませんわね」

魔王「面倒ってなにっ!!!!」

680:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:03:59.39 X2B/FPYc


681:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:04:09.19 VtS4+qoT


……

………

勇者「本当の平和をみんなで勝ち取ろう!!」

僧侶「勇者様!!」

賢者「はい!! 皆で平和を取り戻しましょう!!」

勇者「行くぞ!! みんな!!」

「はい!!!!」

682:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:04:32.86 X2B/FPYc


683:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:04:39.86 VtS4+qoT
勇者たちは魔王を倒したと思っていた。

しかし、それはただの幹部にすぎなかった。

真の魔王は別の世界に存在していたのだ!!

ゆけ勇者たちよ!! 真の魔王打倒に向けて、新たな旅へと出発するのだ!!



684:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:05:04.07 X2B/FPYc


685:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:05:10.39 VtS4+qoT
勇者「これで満足か?」

魔王「そうじゃなくてっ!!!!」

勇者「は?」

魔王「もっとこうあるだろ!? 闇の世界に行くまでとか、魔王の城のダンジョンで苦戦するとか、

そして、なにより俺とのバトルシーンはっ!!??」

戦士「うわっ、ツバが散った!!」

僧侶「最悪」

賢者「気色悪いですわ!!」

魔王「……」

勇者「まぁ待てみんな。魔王がここまで言ってるんだ。もうちょっと協力してやろうぜ」

戦士「勇者がそう言うなら」

僧侶「仕方ありませんね」

賢者「分かりましたわ」

魔王「結局、勇者かよっ!!!!」

686:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:05:42.04 VtS4+qoT


……

………

勇者「ここが闇の世界の入り口か」

戦士「大穴じゃねーか」

僧侶「飛び込むのが、怖いです……」

賢者「行くしかありませんわ!!」

勇者「よし! じゃあ、行くぞ!」

ヒュウウウウウウウウウ

勇者「ここが闇の世界か」

687:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:06:00.84 X2B/FPYc


688:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:06:12.42 VtS4+qoT
戦士「昼間だっていうのに日が照ってないな」

僧侶「あっ! あそこに魔王の城が見えます!!」

賢者「でも、海に囲まれているわね」

勇者「しゃーねえなぁ。泳いで行くか!! みんな水着持ってるか?」

戦士「おう」

僧侶「はい」

賢者「もちろん」

勇者「じゃあ女性陣は向こうで着替えて来て」

僧侶・賢者「はーい」

魔王「ちょっと待てよっ!!!!」

689:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:06:44.14 X2B/FPYc


690:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:08:48.17 X2B/FPYc


691:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:33:57.83 VtS4+qoT
勇者「どうした?」

魔王「なんで泳いで行くんだよっ!! 迂回しろよ!! 折角、色々アイテム用意したのに!!!!」

勇者「だって面倒じゃん」

魔王「だから、面倒ってなんだよっ!?」

戦士「面倒は、面倒ってことだろ」

魔王「……」

勇者「つまり、正規ルートで行けってことだろ?」

魔王「そうだよっ!!」

勇者「分かった、分かった。そう言うことだから、みんな行くぞ」

戦士「うーっす」

僧侶「まだ歩くのですか…?」

賢者「はぁ、体が汗でベトベトしますわ。早くお風呂に入りたい」

692:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:34:50.38 VtS4+qoT


……

………

僧侶「ここでアイテムを使うみたいですね」

勇者「そんじゃあ、アイテムを使うぞ!」

なんと橋が出現した!

勇者「そんじゃあ行くか」スタスタ

戦士「うぃーっす」スタスタ

僧侶「はい」スタスタ

賢者「やっと魔王の城ですのね」スタスタ

魔王「おいいいいいいいいいいい!!!!」

693:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:35:53.91 VtS4+qoT
勇者「今度は何だよ!?」

魔王「今から城に行くんだろ!? もうちょっと緊張しながら行けよっ!!」

勇者「だってなぁ」

戦士「俺たち、レベルがカンストしてるし」

僧侶「しかも、木の実とかで全部のステータスをMAXにしました」

賢者「結局、アイテム集めに半日もかかりませんでしたわね」

魔王「お、おう…」

694:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:36:42.35 VtS4+qoT
勇者「よーし、城の中入るぞ」

戦士「おう」

僧侶「はい」

賢者「分かりましたわ」

ギィィィィィィィィィィィィィ

勇者「ここが魔王の部屋か」

魔王「って、おいいいいいいいいいいっ!!!!」

勇者「まだ、何かあるのか?」

魔王「何で城入ったら、すぐ俺の部屋なんだよっ!!!!」


勇者「そっちの方が楽じゃん」

僧侶「はい」

賢者「そうですわね」

魔王「いやいやいや!! その前のダンジョンに苦戦して、

なんとか俺の部屋にたどりつくことで、俺の強さとかが際立つんだろっ!?」

勇者「そうか?」

魔王「普通そうだろうがっ!!」

戦士「普通ってなんだよ」

魔王「ぐっ!?」

僧侶「別にそんなルールがあるわけではありませんし、

魔王が圧倒的に強ければ、特におかしくありません」

賢者「魔王の負けですわね」

695:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:37:12.78 VtS4+qoT
魔王「……」

勇者「まぁ、みんな。ここは魔王の顔をたてると思って、言うとおりにしてやろうぜ!

戦士「勇者がそう言うなら」

僧侶「仕方ありませんね」

賢者「分かりましたわ」

魔王「勇者、お前って結構良い奴だな…」

696:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:37:43.47 VtS4+qoT


……

………

「ギャアアアアアアアアアアアアア!!!!」パタリ

勇者「よし幹部を倒したな」

戦士「うーっす」

僧侶「それじゃあ行きましょうか」

賢者「ここが魔王の部屋ですわね」

ギィィィィィィィィィィィィィ

魔王「よくここまで来たな!!」

勇者「お前が魔王かっ!?」

魔王「いかにも。世界を救いたければ、私を倒してみせろ!!」

勇者「おりゃああああああああ!!」ザシュ


魔王に会心の一撃を与えた。

魔王は死んだ。

世界は平和になった。



697:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:38:13.94 VtS4+qoT
魔王「ちょおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

魔王「バトルシーン入れろって言ったじゃん!!」

勇者「入れただろ?」

> 勇者「おりゃああああああああ!!」ザシュ
>
> 魔王に会心の一撃。
>
> 魔王は死んだ。

勇者「ここ」

戦士「入れたな」

僧侶「確かに入れたわね」

賢者「疑いの余地がありませんわ」

勇者「なっ?」

魔王「なっ、てなんだよ!! たった3行だろうがっ!!!」

勇者「いや、空白行も入れたら5行だぞ?」

魔王「空白数えるのかよっ!?」

698:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:38:44.72 VtS4+qoT
魔王「頼むから、もう少しバトルシーン入れてくれよ」

戦士「どうする、勇者?」

僧侶「勇者様?」

賢者「勇者様に任せますわ」

勇者「しゃーねなぁ。乗りかかった船だ。最後まで付き合うか!!」

魔王「勇者…」ウルウル

699:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:39:15.09 VtS4+qoT


……

………

魔王「よくここまで来たな!!」

勇者「お前が魔王かっ!?」

魔王「いかにも。世界を救いたければ、私を倒してみせろ!!」

勇者「おりゃああああああああ!!」ザシュ


勇者たちは、魔王と死闘を繰り広げた。

そして、なんと勇者たちは魔王を倒すことに成功し、

世界に平和が戻った!!

こうして、勇者たちの旅は幕を閉じたのだった!!



700:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:39:46.42 VtS4+qoT
魔王「おい」

勇者「ごめん、面倒になった」

魔王「……」

戦士「つっこまないのか?」

僧侶「それこそ面倒になったんでしょ?」

賢者「魔王のくせに意外と根性ないのですわね」

魔王「そんなに、言う事ないだろっ!!!!」

戦士「あっ、つっこんだ」

僧侶「つっこみましたね」

賢者「鮮やかなつっこみでしたわ」

魔王「ちょ…」

701:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:40:26.93 VtS4+qoT
勇者「とにかく、もっと詳細なバトルを繰り広げたらいいんだな?」

魔王「ああ!!」

勇者「確かに引き受けといて、急に面倒になったから匙を投げたのは俺が悪かった!!」

魔王「ゆ、勇者…」ウルウル

勇者「よーし! みんな最後のバトルシーンだ!! 気合入れるぞ!!」

戦士「よっしゃ!!」

僧侶「しょうがないですわね!!」

賢者「さっさと済ませますわよ!!」

勇者たちは、気合を入れた!

702:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:40:58.09 VtS4+qoT


……

………

魔王「オウラアアアアアアアアアア!!!!」ドゴッ

魔王の痛恨の一撃!

勇者たちは、2のダメージを受けた!

勇者「……」

戦士「……」

僧侶「……」

賢者「……」

魔王「あ、あれ?」

勇者「もっと、強いの来いよ!!」

魔王「お、おう」

703:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:41:28.60 VtS4+qoT
魔王「オラアアアアアアアアアアアアアア!!!!」ドゴッ

魔王の痛恨の一撃!

勇者たちは、4のダメージを受けた!

魔王「あれ、あれ?」

魔王「ドラアアアアアアアアアアアアアア!!!!」ドゴッ

魔王の痛恨の一撃!

勇者たちは、1のダメージを受けた!

704:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:41:59.16 VtS4+qoT
魔王「はぁはぁ……」

勇者「……」

戦士「……」

僧侶「……」

賢者「……」

魔王「……」ソワソワ

勇者「え、えーっと」ポリポリ

戦士「かすり傷程度だったな」

僧侶「弱過ぎです」

賢者「この雑魚っ!!」

魔王「……」

705:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:42:37.29 VtS4+qoT
僧侶「散々ここまで色々と注文しておいて、こんな攻撃!?」

賢者「肩透かしも良いところですわっ!!」

僧侶「SSの中には、始めから魔王が倒されているモノもあるっていうのに」

賢者「自分の出番を増やしたいがために、勇者様に命令するとは、贅沢すぎますわ!」

戦士「まぁまぁ」

魔王「うぅ……」シクシク

勇者「泣くなよ、魔王」

魔王「ゆ、勇者…」

勇者「俺に言い考えがあるんだ」

魔王「そ、そうなのか…?」

勇者「おーい、幹部ちゃーん」

幹部「は、はい! なんでしょうか!?」

勇者「……」ゴニョゴニョ

幹部「は、はい! ありますが、お持ち致しましょうか?」

勇者「よろー」

魔王「?」

706:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:43:14.45 VtS4+qoT
幹部「お、お持ちしました」

勇者「サンキュー」

魔王「それは?」

勇者「これは血のりの入った袋だ」

魔王「!!」

勇者「始めから、いくつか全員に持たすから、

もし足りなくなったら待機している幹部ちゃんに貰って来て。いいかな幹部ちゃん?」

幹部「あっ、はい」


戦士「そうか、そうしたら重傷を負ったように見える」

僧侶「確かにこれなら、死闘を繰り広げたように見えますね」

勇者「ああ。そういうこと」

賢者「でも、服が汚れてしまいますわ…」

勇者「そんなの、俺がまた買ってやるから」

賢者「まぁ! さすが、勇者様ですわ!」

僧侶「ああ!! 賢者ばっかりずるい!!」

勇者「分かった、分かった。僧侶にも買ってやるから」

僧侶「やったー!!」

幹部「私もよろしいですか?」

勇者「いいぜ?」

戦士「じゃあ、俺も!」

勇者「男は勘弁」

戦士「まさかの差別かよっ!?」

魔王「そこー。俺の存在無視しなーい」

707:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:43:44.75 VtS4+qoT


……

………

勇者「おりゃあああああああああ!!」ザシュ

魔王「ぐはっ! おのれぇ…」ドゴッ

勇者「ちっ、戦士!」

戦士「おう!!」

タッタッタッ

勇者「幹部!」

幹部「は、はい!」

ヌリヌリ ヌリヌリ

戦士「幹部!」タッタッタッ

幹部「はい!」

戦士「血のり一袋くれ」

幹部「あっ、はい」

708:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:44:30.48 VtS4+qoT
魔王「全く、効かぬわぁ」

勇者「はぁはぁ……。とりゃああああああああああ!!」

魔王「喰らうがいい!!」

勇者「しまった!」


戦士「ゆうしゃーーーー!!!」バッ

ザシュ

勇者「せんしいいいいいい!!!」

戦士「くっ…。(さっき貰った血のりの袋を破って、と)」

勇者「こんなに血が出てっ!」

僧侶「今、回復魔法を!!」

フキフキ フキフキ

戦士「よし! ありがとう、僧侶!!」

賢者「詠唱終わりました!! 私の魔法喰らいなさい!!」

ドゴオオオオオオオオオオン!!

魔王「ぐおおおおお!!」

魔王「(つか、俺も一応血のり貰ったけど、

勇者たちの攻撃で、普通に流血してるんだが……)」



……

………

勇者「これで最後だ!!!!」ザクッ

魔王「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」パタリ

勇者「はぁはぁ……」

戦士「やった、のか…?」

僧侶「勇者様…」

賢者「やりましたのね…」

「うおおおおおおおお!!!!」

709:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:45:01.06 VtS4+qoT
勇者たちは、魔王と死闘を繰り広げた。

そして、なんと勇者たちは魔王を倒すことに成功し、

世界に平和が戻った!!

こうして、勇者たちの旅は幕を閉じたのであるっ!!



710:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:46:43.90 VtS4+qoT
エピローグ

勇者「ふぅ、やっと終わった」

魔王「とりあえず、俺マジでケガしたから手当して…」

勇者「僧侶」

僧侶「仕方ありませんねぇ」

魔王「ありがとう」

戦士「これでやっと帰れるなっ!!」


勇者「それじゃあ、8時に例の場所に集合な!」

賢者「それでは、私一旦家に帰ってお風呂に入ってきますわ」

僧侶「私もー」

勇者「それじゃあ、魔王と幹部もまた後でな!」

魔王「おう」

幹部「わ、私も行っていいのでしょうか?」

勇者「もちろん! 幹部ちゃんも出演者兼スタッフで頑張ってくれたじゃん」

幹部「ありがとうございます!」



……

………

勇者「おっみんな集まったな!」

僧侶・賢者・幹部「遅れて申し訳ありません!」

戦士「何謝ってんだよ」

魔王「ああ」

勇者「よし、それじゃあ入ろっか」

ガラガラ

店員「いらっしゃいませー!! こちらのお席へどうぞ」

勇者「はーい」

711:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:47:27.86 VtS4+qoT
僧侶「私、勇者様の隣!」

賢者「あっずるいですわ!!」

戦士「俺の隣も空いてるぜ?」

僧侶・賢者「……」

戦士「えっ無言!?」

幹部「私は、魔王様の隣で…」

魔王「ああ、いいよ」

712:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:47:58.55 VtS4+qoT
店員「ご注文、お決まりになりましたか?」

勇者「とりあえず、生3つと…」

僧侶「私、カルアミルク」

賢者「私はカシスウーロンで」

幹部「私、あまり飲めないので…」ボソッ

魔王「幹部は、飲めないからコーラで」

店員「はい、かしこまりましたっ!!」タッタッタッ


店員「おまたせ致しましたっ!! 生の方は…」

勇者「俺と戦士と魔王」

店員「はい。カルアミルクは」

僧侶「はい! 私です!」

賢者「カシスウーロンは私です」

店員「はい。ではコーラはこちらの方ですね」

幹部「は、はい」


勇者「全員行きわたったな?」

「はーい」

勇者「それじゃあ、映画撮影お疲れー!! かんぱーい!!」

「かんぱーーい!!」

ゴクゴク ゴクゴク

戦士「ぷはぁ!! うめぇ!!」

僧侶「きつい映画の撮影後だから、余計に美味しいですね!」

賢者「本当に! 魔王が色々と注文したから!」

魔王「す、すまん」

勇者「まぁまぁ、それが無かったらこんなに上手い酒が飲めなかったんだから」

賢者「まぁ、確かに一理ありますわね。言い過ぎましたわ」

魔王「色々と助かったよ、勇者」ボソッ

勇者「気にするな」

713:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:49:47.11 VtS4+qoT
戦士「それにしても、魔王と本気の死闘を繰り広げてもう5年か」

魔王「あの後すぐ、魔物と人間との間に平和条約が結ばれて、

俺なんか雑務に追われてたっていうのに、お前らときたらステータスMAXにしてやがるんだぜ!?」

幹部「確かに、びっくりしました…」

勇者「仕方ないだろ? 各国から報奨金貰って死ぬまで遊んで暮らせるけど、

長年染み付いた貧乏な暮らしで全くお金使わないし、時間は余るわで修行するしかなかったんだよ」

僧侶「平和条約のおかげで、今では人間と魔物のハーフの方なんてざらですものね。

人間なんて、未だに肌の色でいがみ会っているというのに」

魔王「それは、魔物もいっしょだ。他種族同士よりも同種族同士の方が戦争や喧嘩は起きる」

賢者「似たモノ同士の方が、まるで自分を見ているかようで嫌悪感を抱くのでしょうか?」

「……」


幹部「平和条約が結ばれたおかげで人間によって魔物が殺されなくなりました」

魔王「確かに。お前たちよりも昔の勇者なんか、ただ俺の仲間を殺すことが目的だったからなぁ」

賢者「まぁ、それは私たち人間も同じですわ。あっすみません。注文宜しいですか?」

店員「はーい!!」

勇者「全く違うモノよりも、似たモノ同士の戦争のケンカの方が、

意外と複雑なのかもしれないな」


勇者「今回の映画って、俺たちのことを後世に伝えるためだったよな?」

魔王「ああ、魔王と人間が資金を出し合って作ったドキュメンタリー風映画だ」

戦士「こんなので平和が続けばいいんだがな」

僧侶「こんなのって言うな」

戦士「ごめん」

勇者「……続くさ。こんな過ち二度と繰り返しちゃいけないんだよ」

魔王「少なくとも、俺が生きている約1000年は戦争なんてさせない」

勇者「……ああ」

714:創る名無しに見る名無し
12/08/13 01:50:17.44 VtS4+qoT
店員「お待たせ致しましたー!!」

戦士「おっ! 来た来た!! ホッケにたこわさ!!」

勇者「生は俺と戦士と魔王、梅酒ロックと芋焼酎はー?」

僧侶「梅酒は私!」

賢者「芋は私ですわ」

魔王「じゃあ、このウーロン茶は幹部で」

幹部「あ、ありがとうございます」


勇者「全員行ったかー!?」

「はーい!!」

勇者「じゃあ今度は…」

勇者「世界の平和に…」

勇者「かんぱーーい!!」



「かんぱーーーい!!」





715:創る名無しに見る名無し
12/08/13 02:08:28.79 VtS4+qoT
以上です。

最近SSを書き始めたんだが、
色々と粗があるのは仕方無いと割り切っているにしても、
「どこをどう修正したら良いか」を考えるほど分からなくなる。

それと、初めに簡単な設定を考えてはいるが、
書いているうちにどんどん変な方向に行ったりする。
最終的に読み返してみると、「設定のよりおもしろいんじゃね?」と思い投下したら、駄目出しされてしまう。

最初の設定を活かすコツとか、その他色々な感想等頂けるとありがたい。

716:創る名無しに見る名無し
12/08/13 21:22:59.37 IOv9HwEP
投下乙。映画だったのかYO!

717:創る名無しに見る名無し
12/08/15 00:01:12.99 DQwlwrvD
たいして筆力もない自分が言うのもあれですが、せっかくなので感想を

序盤は凄くテンポが良かったのに、エピローグが長いのでは、と思いました
映画であることを伏せ、軽く打ち上げに向かう流れで締める、とか
魔王「今度はおれが勇者役だからね!!」で締めるとか
世界のためにお互いお約束のルーティンワークを繰り返している間柄であるとか
勇者側と魔王側で取引があり、魔王がしばらく大人しくしている代わりに食料を持ってきてあげるとか

うーん、あんまり画期的なのはないけど、そんな感じでしょうか

>勇者「ここ」

>戦士「入れたな」

>僧侶「確かに入れたわね」

>賢者「疑いの余地がありませんわ」

四人の会話のテンポがすごくよくて、ここ大好きです

718:666
12/08/15 15:18:38.54 0ttX3fCK
感想&意見ありがとう。ここに投下して正解だったようだ。

最後のエピローグは、前半軽いノリだったから後半一気にシリアスっぽくしてみた。
けど奇をてらいすぎて、裏目に出てしまったのか。

もう少し、全体のテンポっていうもの考えて、思考錯誤してみます。

719:創る名無しに見る名無し
12/08/15 21:06:48.49 KxnQ/FjA
「...もしもし、丸山さん?
「ああ、早苗君か、どうしたの?」
「..昨日..大変だったみたいですね。」
「ああ、朝一でパトカーぶっ飛ばして、朝の11時にS市に戻ったよ。」
「あの...ね、丸山さん、実は相談したい事があるんですけど...」
「ん、何?」
「私..多分幽霊見た...」
「何だって?」
「幽霊、見たの。..それに、泥だらけの足跡と...櫛を見つけたの。
「櫛?」
「それでね、ほら、丸山さん前に“見える”って
言ってたから..」

「わかった、じゃあ今晩会えるかい?」
「はい、じゃあ今晩7時
、S市の駅前に、アイアンメイデンって喫茶店があります。そこで。」
「何?アイロンデメキン?」
「アイアンメイデンです。」
「ああ、それと、九十村出身の警官がいたんだよ。交番勤務の結城って奴だ。」
「結城....?」
「じゃあ、7時に、灰色弁天で。」
「..わざと間違えてるでしょ...じゃあ」

720:創る名無しに見る名無し
12/08/20 20:37:03.22 9WM2msb7
【博士と助手 8】


助手「テレビもマンネリですねえ」

博士「そうじゃなあ」

助手「使い捨てられていく『タレント』を見ていると、なんだか悲しくなってきます」

博士「この人もすぐ消えていくんだろうなあ、とか??」

助手「ええ」

助手「本当にすごいテクニックを持っている人とかは、消えていかないんでしょうけど」

博士「テレビに出てなくても営業とか公演とかで稼いでいるかもよ」

助手「まあ、そうですけど」



721:創る名無しに見る名無し
12/08/20 20:44:12.40 9WM2msb7
助手「マジックが一時期流行ったじゃないですか」

博士「ああ、あったねえ」

助手「ああいうマジシャンの人は、マジックショーをやって稼いでいるんでしょうか」

博士「そうじゃないかな」

助手「でも、タネをばらされたり、バラすところまでが芸の人は大変でしょうねえ」

博士「ああ、でも、タネは知りたいよね」

助手「『すごい!!』って思う前に、『え、どうやったの??』って気になりますからね」

博士「理系人間だねえ」

助手「理系人間ですねえ」



722:創る名無しに見る名無し
12/08/20 20:49:34.27 9WM2msb7
助手「ハカセ、なんかマジックできませんか」

博士「マジックかあ」

助手「ええ」

博士「こう……10円玉を2枚こすり合わせると……」

チャリチャリ

助手「すごい!! 3枚に見える!!」

博士「お金が増えまーす、いえー」

助手「って、完全に子ども騙しじゃないですか」



723:創る名無しに見る名無し
12/08/20 20:57:33.75 9WM2msb7
博士「こう、コップに水を入れます」

タプタプ

助手「ええ」

博士「ティッシュペーパーを上にかぶせ」

ファサッ

助手「はいはい」

博士「ひっくり返すと!!」

助手「おお!!」

博士「こぼれませーん、いえー」

助手「……」

助手「理科実験的な……まあハカセらしいですけれど……」



724:創る名無しに見る名無し
12/08/20 21:07:40.79 9WM2msb7
博士「机の上に100円があります」

助手「え、ええ、まだ続けるんですか」

博士「この帽子をかぶせると……」

フワッ

助手「な、なにが起こるんですか」

博士「んーと、多分、金額が倍に!!」

フワッ

助手「にひゃ……」

博士「猫になったー!!」



725:創る名無しに見る名無し
12/08/20 21:16:45.15 9WM2msb7
助手「え、え、え、なんですかこの猫」

猫「にゃー」

博士「ワシにもわからん!!」

助手「はい!?」

博士「ジャカジャン!! 名付けて!! ハットトリック!!」

助手「あの、話が見えてこないんですけど」

博士「なにが起こるかわからない不思議な帽子!! それがハットトリック!!」

助手「ああ、発明品だったんですね」

博士「反応が冷たい!!」



726:創る名無しに見る名無し
12/08/20 21:22:11.14 9WM2msb7
助手「ネーミング的には『トリックハット』のほうが正しいのでは」

博士「む、痛いところを突くね」

博士「でもほら、響きがいいでしょ」

助手「ええ、まあ」

助手「反転半纏といい、最近ネーミングに凝りだす傾向が」

博士「だって、ネーミングセンスが微妙とかいうからさあ」

助手「私のせいですか」

博士「そうだよ」

助手「あんまり進歩してませんけど」

博士「くっ」



727:創る名無しに見る名無し
12/08/20 21:32:47.11 9WM2msb7
助手「で、この猫どうするんです」

博士「飼っても……」

助手「ダメです」

助手「可愛いけど」

博士「くっ」

博士「涙を飲んで、ハットトリックをかぶせます……」

フワッ

助手「つ、次はなにが起こるんでしょう」

博士「ぱっぱらー!!」

フワッ

助手「ね……」

博士「虎だあ!!」

助手「きゃあああああああああ」



728:創る名無しに見る名無し
12/08/20 21:37:45.61 9WM2msb7
虎「……」のしのし

助手「い、行っちゃいましたね」

博士「ここには食糧がないって本能的に察知したんじゃないかな」

助手「私たちに見向きもしませんでしたね」

博士「美味しくなさそうだったからかな」

助手「ハカセはともかく私は……」

博士「……ドンマイ」

助手「く、悔しくないですし!! 別に!!」



729:創る名無しに見る名無し
12/08/20 21:43:55.43 9WM2msb7
博士「カビの生えたパンにかぶせると……」

助手「ま、まさか食べられるようになるのでは!?」

フワッ

博士「……」

助手「ネジですね……」

博士「……」ガリッ

助手「無茶です!!」

博士「歯が痛い」

助手「当たり前です!!」



730:創る名無しに見る名無し
12/08/20 21:52:58.53 9WM2msb7
博士「手袋にかぶせると……」

助手「ううん、予想がつきません」

フワッ

博士「中身入りになったあ!!」

助手「ぎゃあ!! ぎゃあああああ!!」

助手「早く!! 早くもう一度かぶせてください!!」

フワッ

博士「両手になったよ!!」

助手「ぎゃああああああああああああああ」



731:創る名無しに見る名無し
12/08/20 22:04:01.09 9WM2msb7
博士「次はなににかぶせてみようかなあ」

助手「い、いらない物にかぶせると一石二鳥では!?」

博士「助手君ナイスアイデア!!」

助手「ではさっそく……」

フワッ

博士「ぎゃー!! ぎゃー!!」

助手「ハカセうるさい」

博士「ワシどうなるの!? ワシの頭どうなるの!?」

助手「ハカセうるさい」



732:創る名無しに見る名無し
12/08/20 22:10:17.99 9WM2msb7
フワッ

博士「……」

助手「……」

博士「え、どう?? ワシの頭どう??」

博士「フサフサになってたりする??」

助手「あんまり変化はありませんね」

博士「そ、そう……」

助手「よかったですね」

博士「く、くそう、脅かしやがってえ!!」

フワッ

助手「ちょ!! どこに当ててるんですか!!」

博士「うるさい!! ワシと同じ恐怖を味わえ!!」

フワッ



733:創る名無しに見る名無し
12/08/20 22:21:40.14 9WM2msb7
助手「きゃー!! きゃー!! ってあれ??」

博士「大きさはさして変わっていないね」

助手「ていうか事あるごとに胸をネタにするのほんとやめてもらえませんか」

博士「まあまあ、お約束だって」

助手「……!?」サワサワ

博士「ん」

助手「な、ない……!?」

博士「もとから」

ドゲシッ

助手「違います!! 先っぽが!! 先っぽがありません!!」

博士「なんと!? とりあえず見せて!!見せ」

ドゲシッ



734:創る名無しに見る名無し
12/08/20 22:28:35.62 9WM2msb7
助手「ちょっと!! どうしてくれるんですか!!」

博士「う、ううむ」

助手「元に戻してください!!」

博士「ううむ」

ガチャガチャガチャ

ドスン

助手「!?」

博士「とりあえずこのニップレスを貼って誤魔化しておきなさい」ポイ

博士「ワシはこのタイムマシンで未来に行き、乳首を生やす技術を学んでくる」

キュイーン

助手「行っちゃった」



735:創る名無しに見る名無し
12/08/20 22:35:17.97 9WM2msb7
キュイーン

博士「ただいま」シャキーン

助手「ハカセ、一体どうしちゃったんですか」

助手「タイムマシンを一瞬で作り上げちゃったり」

博士「うむ、なんだか頭がすっとするような」

助手「さっきのハットトリックのせいですかね」

助手「てっきり私はアホになるオチかと思いましたが」

博士「逆に賢くなったようだね」

助手「笑えませんね」



736:創る名無しに見る名無し
12/08/20 22:43:56.11 9WM2msb7
助手「で、その、ち、乳首を生やす技術は……」

博士「うむ、まずこの人工乳液を身体になじませるところから……」ワキワキ

助手「手つき!! 手つきがアウト!! エロい!!」

博士「ん、なにがかな」ワキワキ

助手「自分でやりますから!!」

博士「そう」シュン

助手「あれ、やっぱいつも通りのハカセですね」



737:創る名無しに見る名無し
12/08/20 22:57:03.57 9WM2msb7
助手「ねえハカセ」ヌリヌリ

博士「ん??」

助手「こっち向かないでくださいね」ヌリヌリ

博士「うん」

助手「さっきのタイムマシン、あれ発表したら、ハカセもハクがつくのでは??」ヌリヌリ

博士「う、うん、そうだね……」

助手「なんですか、歯切れの悪い」

博士「あれねえ、2回しか乗れない作りにしちゃったんだよねえ」

助手「え!!」

博士「とりあえず行って帰って、と思って急いだからねえ」

助手「……」



738:創る名無しに見る名無し
12/08/20 23:03:33.30 9WM2msb7
助手「ハカセ、私のために……」

博士「あ、そうそう言い忘れてたけどねえ、その人工乳液ねえ、いい香りがしない??」

助手「え、ええ」

助手「いい香りって言うか食欲を刺激する匂いって言うか」

博士「未来の最先端技術でねえ、豚肉を調理した時の煙からできてるんだってさ」

助手「豚肉の煙で乳首が!?」

博士「面白いよねえ、未来の技術は」

助手「ハカセも似たような発明をしてると思いますが……」

博士「いやあ、しかしほんとにいい匂いだねえ、焼き肉がしたくなる」

虎「ぐるるるるるる」

助手「……ん??」

博士「……ん??」


【博士と助手 8】おわり



739:創る名無しに見る名無し
12/08/26 21:18:51.71 yT3kK2S9
【博士と助手 9】


博士「助手君、なんか元気がないねえ」

助手「昨日のカレーがちょっと古かったみたいで……」

博士「お腹壊したのかね」

助手「ちょっと痛いんですよう」

博士「ふうむ、心配じゃのう」

博士「ところで助手君、幽霊とか信じるかね」

助手「幽霊ですか?? 見たことがないのでいないと思いますが」

博士「そっか……」

助手「なんですか、ハカセ、まさか信じてるとか」

博士「よく見るんだよ……」

助手「見えるんですか!?」



740:創る名無しに見る名無し
12/08/26 21:23:59.54 yT3kK2S9
助手「科学に携わっている者として、それはどうかと!?」

博士「いやあ、でもねえ、見ちゃったからなあ」

助手「み、見たって、それどうせ見間違いですよう」

博士「昨日もねえ、夜散歩してたら……」

助手「夜は徘徊しないでください!!」

博士「最近のマイブームなんじゃよ、散歩」

助手「はあ」

博士「でね、電信柱の所から、こっちを窺っている人がいるんだよ……」

助手「怖い怖い!! ほんとっぽいからやめてください!!」



741:創る名無しに見る名無し
12/08/26 21:27:09.49 yT3kK2S9
博士「なんかね、怖いからさっさと通り過ぎようと思ったら……」

助手「……」

博士「その人がすっと音もなく近づいてきてこう言うんだよ……」

助手「ひい!!」

博士「『身分証明書、出してもらえるかな』ってね……」

助手「……」

助手「警官じゃん!!」

博士「しかもなにが怖いってね、身分を証明できるものが何一つないってことなんだよ」

助手「不審者じゃん!!」



742:創る名無しに見る名無し
12/08/26 21:33:33.27 yT3kK2S9
博士「いやあ、最近の幽霊は言うことが怖いね」

助手「オチが酷い!!」

博士「冗談はおいといて」

助手「どうせならもう少し面白い話をしてくださいよ」

博士「元気のない助手君を励まそうと思ってだね」

助手「怪談もどきは逆効果ですよう」

博士「そうかね」

助手「で、なんでしたっけ、幽霊の話でしたね」

博士「あ、それはおいといて」

助手「それもおいとくんですか!!」



743:創る名無しに見る名無し
12/08/26 21:39:08.85 yT3kK2S9
博士「こんなものを作ってみたんだけどね」ドスン

助手「なんですか、これ」

博士「ジャカジャン!! 自動怪談マシーン~!!」

助手「児童階段??」

博士「NO チャイルド NO」

助手「ワンモアプリーズ」

博士「自動・怪談・マシーン~!!」

助手「自動階段??」

博士「NO エスカレーター NO」



744:創る名無しに見る名無し
12/08/26 21:49:02.69 yT3kK2S9
助手「つまり??」

博士「これを起動させれば、怖い出来事が起こるという不思議な……」

助手「ハカセ最近発明がアバウトすぎやしませんか」

博士「そうかね」

助手「ハカセにも効果がよくわかってないものが多いですよね」

博士「スランプだからねえ」

助手「自分で言っちゃった!!」



745:創る名無しに見る名無し
12/08/26 21:53:00.45 yT3kK2S9
博士「ほーれ、スイッチオン」カチリ

ウィンウィンウィン

助手「震えてますよ」

ドロドロドロドロ

博士「効果音つきじゃ」

助手「ほんとにドロドロ言うんですか」

……

パチン!!

博士「お、ラップ音というやつじゃな」

助手「普通に電球が切れただけかと」



746:創る名無しに見る名無し
12/08/26 21:59:20.54 yT3kK2S9
助手「ハカセ、予備の電球がありません」

博士「おっと、買い置きがなかったかな」

助手「物置を探したんですけれど見当たらなくて……」

博士「そうか、じゃあちゃちゃっと作ってみるか」

助手「お願いします」

ガチャガチャ

博士「うん、これを付けておいてね」

助手「ハカセ、街の電気屋さんとかやった方が儲かるのではないでしょうか」



747:創る名無しに見る名無し
12/08/26 22:15:25.11 yT3kK2S9
ジャーゴボゴボ

博士「ん、なんの音かな」

助手「トイレでしょう」

博士「……」

助手「……」

博士「誰が流しt」

助手「やめてください!! 怖い怖い!!」

博士「この研究所にはワシら以外に誰も」

助手「うわああああああああああああああ」ゾクゾク



748:創る名無しに見る名無し
12/08/26 22:34:38.34 yT3kK2S9
博士「む、窓の外に人影が!!」

助手「ひゃあ!!」

博士「壁のシミが人の顔に!!」

助手「いやいやああああああ!!」

博士「ワシの顔、綺麗??」

助手「んなわけないじゃないですかあああああああああ」

博士「コックリさんコックリさん……」

助手「それ一人でやる遊びじゃないですから!!」

博士「ベートーベンの肖像がこっちを向いたぞ!!」

助手「怖い!! こんな貧乏な研究所に肖像画が飾ってあることが怖い!!」



749:創る名無しに見る名無し
12/08/26 22:52:44.77 yT3kK2S9
博士「と、このように色々と起こります」ゼエゼエ

助手「い、今のは結構怖かったです」ゼエゼエ

博士「そうじゃろう」

助手「ふう」

博士「あ、足元にゴキブリが!!」

助手「ぎゃあ!!」

博士「そっち行ったぞ!!」

助手「新聞!! 新聞!!」

ベシッベシッ

博士「……」ゼエゼエ

助手「……」ゼエゼエ

博士「こ、怖いじゃろ??」

助手「え、これも自動怪談マシーンのせい!?」



750:創る名無しに見る名無し
12/08/26 23:01:28.04 yT3kK2S9
博士「どうじゃったかな、自動怪談マシーンは」

助手「っ!! もう終わりですか」

博士「ページの都合というものがあるからのう、そろそろワシの散歩の時間じゃ」

助手「留守番してないとダメですか、私??」

博士「元気になったじゃろ??」

助手「んなわけないでしょう、まだちょっと怖いんですけど」

博士「がっはっは、まあいいじゃないか、それじゃあ行ってくるぞう」

助手「ああ、行っちゃった……」

ガチャリ



751:創る名無しに見る名無し
12/08/26 23:10:27.85 yT3kK2S9
ガチャリ

博士「ただいま」

助手「あれ、ハカセ、忘れ物ですか」

博士「ん、いや、夜の散歩に行って来たんだよ」

助手「いやいやいや、さっき出て行ったばかりじゃないですか」

博士「さっき??」

助手「自動怪談マシーンで遊んで、それで、ついさっき」

博士「ワシ、1時間ほど前に出て行ったんじゃが」

助手「え??」

博士「助手君、君、誰と喋ってたんだね??」

助手「え??」

助手「そういえば今日はあまり会話がかみ合ってなかったような……」

助手「……え??」


【博士と助手 9】おわり



752:創る名無しに見る名無し
12/08/26 23:31:59.64 fWQv8f2b
>>715
上の人とは逆の感想になってしまいますが
自分は、後半のシリアス部分が良かったと思いました

前半部は、正直「またよくある勇者魔王ものか・・・」と半ばうんざりした感じで読んでいたのですが、
テンポが良かったのでスルッと読めました。
そのまま終わってしまえばなんの印象も残らなかったように思うけれど、後半部(エピローグ?)の
シリアス的味付けが良いギャップを演出していたし、居酒屋の打ち上げも良い雰囲気で気持よく読めました。

また投下して下さい。がんばってね!



>博士と助手
投下乙です!
これ好きです、このゆる~い感じがww


753:創る名無しに見る名無し
12/08/26 23:35:53.97 yT3kK2S9
ちなみに>>750をよーく読むと……ブルブル


754:創る名無しに見る名無し
12/09/18 11:36:36.29 VZWtMuCm


755:創る名無しに見る名無し
12/09/28 02:29:52.19 E+0avM/x
>753
何度か読み返してやっと気づいた

756:創る名無しに見る名無し
12/09/30 23:52:14.13 F8gg5kMg
>>755
わかんない

757:創る名無しに見る名無し
12/10/01 00:02:04.44 n/adCAeS









758:創る名無しに見る名無し
12/10/04 20:07:43.93 BJXlCSW9
【博士と助手 10】


助手「ハカセ!! 水道が止められました!!」

博士「なんじゃと」

助手「水道料金払ってませんでしたっけ」

博士「ううむ、どうじゃったかな」

助手「曖昧なんですか!?」

博士「通達が来ていたような……来ていなかったような……」

助手「なんにせよ止まってます!!」

助手「非常事態です!!」



759:創る名無しに見る名無し
12/10/04 20:16:28.17 BJXlCSW9
博士「まずい、朝の歯磨きができない」

助手「いや、そこはそんなに……」

博士「顔も洗えない!!」

助手「いつもそんなに気を使ってましたっけ」

博士「むむむ、お風呂も入れない……」

助手「ハカセは二日にいっぺんじゃないですか」

博士「そうだっけ」

助手「そうですよ」



760:創る名無しに見る名無し
12/10/04 20:21:28.65 BJXlCSW9
博士「ご飯……炊けない……」

助手「そうですよ、ご飯がピンチです!!」

博士「朝は白米とみそ汁以外認めないぞ!!」

助手「パン派な私は平気ですが」

博士「白米!! 白米!!」

助手「でもご飯でパンを作る炊飯器も発明されていますよね」

博士「あれはあり!!」

助手「ありなんだ」



761:創る名無しに見る名無し
12/10/04 20:27:22.75 BJXlCSW9
博士「今日の朝ご飯は??」

助手「水が使えないのでトーストとスクランブルエッグです」

博士「わーお、貧乏な研究所にしては素敵な朝食」

助手「ハカセがもっともっと発明してくれたら生活も楽になるんですけどねえ」

博士「……」

助手「なんですか??」

博士「いや、助手君、お母さんみたいだな、と思ってさ」

助手「誰がお母さんですか」

博士「お母さん、ケチャップとって」

助手「誰がお母さんですか」



762:創る名無しに見る名無し
12/10/04 20:44:15.86 BJXlCSW9
……

助手「ハカセ、今度はガスが止められました」

博士「なんと!!」

助手「昨日はお風呂をなんとか我慢してやり過ごしましたが、ガスまで止まると……」

博士「ご飯が炊けない!!」

助手「ええ、それは昨日からです」

博士「みそ汁が沸かせない!!」

助手「ええ、それも昨日からです」



763:創る名無しに見る名無し
12/10/04 20:49:10.80 BJXlCSW9
博士「むむう、これはピンチじゃ」

助手「発明でなんとかなりませんか??」

博士「あれは出したくなかったが……」

助手「え、なにかあるんですか!?」

博士「ワシの……人生一回きりの最終奥義じゃ!!」

助手「そんな最終回っぽく言われても!!」

博士「ジャカジャン!!」

助手「いつもより迫力がある!!」

博士「パンでご飯が作れる炊飯器!!」

助手「内容はいつも通りだった!!」



764:創る名無しに見る名無し
12/10/04 21:19:23.64 BJXlCSW9
博士「つまりこれにパンを入れて炊くとご飯になるという……」

助手「逆バージョンですね」

博士「これはワシが初めて作ったんじゃ」

助手「まあ……そうでしょうね」

博士「というわけで助手君、ご飯を炊いてくれ」

助手「え、ええ、食パンしかありませんが」



765:創る名無しに見る名無し
12/10/04 21:28:35.05 BJXlCSW9
ピーッ ピーッ

博士「どれどれ」パカ

助手「……確かにご飯ですね」

博士「うむ」

助手「ちょっと茶色いのが気になりますが」

博士「この際仕方ない」

助手「ちょっとパサパサしてます??」

博士「水が出ないから仕方ない」

助手「みそ汁はどうしますか」

博士「ジャカジャン!! 集水湯沸かし器!!」

助手「ほう」



766:創る名無しに見る名無し
12/10/04 21:35:18.32 BJXlCSW9
博士「これを使うと、空気中の水分を集めて、湯が沸かせるという寸法じゃ」

助手「へえーすごいじゃないですか」

博士「じゃあこれで早速みそ汁を……」

助手「ん??」

博士「ん??」

助手「これ使えば、普通にお米が炊けましたよね」

博士「……ソウダネ」

助手「まさかわかってなかったのでは」

博士「……」

助手「図星ですね」



767:創る名無しに見る名無し
12/10/04 21:47:03.75 BJXlCSW9
博士「ま、まあいいじゃないか」

博士「とりあえずスイッチオン」

ピッ

助手「どれくらいかかるんですか」

博士「ううん、実験してないから、よくわからないんだよねえ」

助手「まあ、気長に待ちましょう」

博士「それにしても、助手君、喉が乾かないかね」

助手「水が止まってますからねえ」

博士「肌もなんだかカサカサしてきたねえ」

助手「唇もカサカサに……」

博士「……」シオシオ

助手「……」シオシオ

助手「は、早く止めてください!!」シオシオ


【博士と助手 10】おわり



768:創る名無しに見る名無し
12/10/04 22:01:38.33 BJXlCSW9
とりあえず区切りのよい10本でいったん終了ということで
読んでくださった人、ありがとうございました

769:創る名無しに見る名無し
12/10/05 01:05:19.50 e/kUVnGl
>>768
乙です! このシリーズ好きだったw
また書いてくださいな
このトボけたほのぼの感が(・∀・)イイ!!



>>757
Ω ΩΩ<

770:創る名無しに見る名無し
12/10/15 14:04:01.64 FYgec+hm
>>768


771:創る名無しに見る名無し
12/11/19 06:03:34.70 Xi6UIJO/
.

772:創る名無しに見る名無し
12/12/23 08:14:03.69 Sio83AHJ
女「ねえ、男くん。台詞系ってなに?」

男「こんなふうに、台詞だけでストーリーが進む形式のことさ」

女「こういうのはここに投下すればいいわけね」

男「そうだね、単発立てるより読んでもらえたり感想もらえる率が上がると思う」

女「それはなぜ?」

男「住人の中には、単発にうんざりしてる人もいるからじゃないかな」



台詞系はこちらへ!

773:飛竜 ◆PZGoP0V9Oo
12/12/24 22:31:34.73 SMzreqkN
パイレーツ・キング!!

書いてくからよろしくな!! どんっ!

774:飛竜 ◆PZGoP0V9Oo
12/12/24 22:53:48.67 SMzreqkN
第1話 「韋駄天族」
とある島の船工場

デップ「親父!おれ海賊になるっ!」どんっ!

ウィルス親父「ダメだ。お前はオレの後をつぐ船大工になれ!」

デップ「嫌だ!!おれは広い海に出るんだ」

デップ、親父を殴る

しかし、全く利いていない! どんっ!

ウィルス親父「未熟もんが!子には親は超えられんのだ!」

ウィルスが木材でデップをぶん殴った!

デップ「い、いてぇ!」

ウィルス「がはは。この程度の攻撃も避けられなくちゃ海に出るのは無理だな」どんっ!

デップ「く、そお―ッ!」

その後、デップはビヨンセ(船大工見習いの少女)の家で頭のケガを治療してもらった

ビヨンセ「デップ!どうして海賊になるなんていいだしたのよ!」

デップ「世界が見たくなったんだ。こいつを見てな」

ビヨンセにデップが新聞記事を渡す

ビヨンセ「…………!パイレーツキング・シルバーロジャーがデミー山で滑落死!?」どどんっ!

デップ「シルバーロジャーが死んでパイレーツキングの座が空いた!また大海賊時代がやってくる!

 男に生まれた以上、天下をとるのも悪くないだろ?」どーん!

ビヨンセ「デップあんたスケールが大きすぎっ!」どんっ!

船大工A「た、大変だーっ!2人とも」

船大工Aがダッシュでやってきた

デップ「どうしたんだ?そんなにあわてて」

船大工A「工場が海賊に襲われたあ!」

デップ&ビヨンセ「何ぃ!?」どどんっ!

775:飛竜 ◆PZGoP0V9Oo
12/12/24 23:10:21.25 SMzreqkN
~ウィルスの船工場~

木材と倒れた船大工が船工場に散らばっていた

船大工B「……」

船大工C「た、助けて……」

バキューン!船大工Cの頭が銃でぶっ飛んだ

ウィルス「で、デビッド!」

サイ「弱い……弱すぎる」

サイ海賊団船長 眩惑のサイ 懸賞金4万円 どんっ!

ウィルス「よくも仲間を……」

サイ「残るは貴様だけだ。ウィルス」

ウィルス「木材振り回し!」

サイ「遅すぎる……
 スタイルA」どんっ!

サイが全ての攻撃をあっさり交わす

ウィルス「速い!?」

サイ「スタイルB」

バキューン

ウィルス「くばぁ!」吐血

サイ「……さすがにこの程度では死ぬまい」

ウィルス「くそっ、ただの海賊にオレが……」

サイ「ただの海賊。ではない。残念ながらな」

ウィルス「どういうことだ?」

サイ「貴様の持つ王のかけらを貰いにきた」

ウィルス「……!」

会話を遮るように飛び出むデップとビヨンセ

デップ「親父!」

776:飛竜 ◆PZGoP0V9Oo
12/12/24 23:21:19.86 SMzreqkN
ビヨンセ「な、何よこれ?なんか死にまくってる」

ウィルス「いかん、早く逃げ……」

サイ「邪魔だ」バキューン

ビヨンセ「ぐへえ!」どんっ!

ビヨンセの頭が弾け飛ぶ

デップ「ビヨンセ―ッ!」

サイ「次はお前だ」

ウィルス「待てぇ!かけらについて話そう!」どどんっ!

サイ「ほう?」

ウィルス「その代わり息子の命は頼む」

サイ「いいだろう」
サイが銃を下ろす
デップは立ち尽くした

ウィルス「どうしてここに王のかけらがあると?」

サイ「教える義務はない。しかし、せっかくだから教えてやろう」

サイが懐からニンテンドーDSのような装置を取り出す

サイ「私が以前船員をしていたデビル海賊団によって作られたものだ。その名もデビルレーダー!」どんっ!

ウィルス「デビル……」

デップ「レーダー?」

サイ「デビルレーダーは電波で王のかけらを探知し、GPSによって船をそこまで導くのだ」

デップ「王のかけらって一体?」

777:飛竜 ◆PZGoP0V9Oo
12/12/24 23:28:39.01 SMzreqkN
サイ「お喋りはそこまでだ」

サイが銃を構える

サイ「王のかけらを出せ」

ウィルス「わ、わかった……」

ウィルスが木材をへし折ると、中から青く輝くガラスの破片的なものが!


サイ「すぱらしい」

ウィルス「さぁ、これで」

サイ「約束だったな。よし、全員死ね」

デップ「えっ」

ババババババパババババババババ!!!

銃の雨が降り注ぎ、2人は蜂の巣に

サイ「ぶぁーか。誰がお前らクズとの約束を守るかよ」どんっ!

???「終わったか。サイ」

778:飛竜 ◆PZGoP0V9Oo
12/12/24 23:44:57.44 SMzreqkN
船大工A?「始末に時間をかけたな」

びりっ

船大工Aがマスクをはがすと亀田興毅そっくりの男が!

サイ海賊団航海士 ジャン どんっ!

船大工B?「死んだふりすんのも大変よねぇ」

ばりっ

サイ海賊団船医 ミーナ どんっ!

サイ「ああ、潜入調査ご苦労だったな」

ミーナ「これでデビル海賊団に先手をとったね!」

サイ「どうかな?ハンリュウ島にあったかけらの反応が海に移動しはじめた」

ジャン「なにぃ?」

ミーナ「あいつらもう」

サイ「うかうかしていられん。すぐに二つ目のかけらを探しにかかるぞ」

崩壊した船工場を背景にサイ海賊団3人が海を見る

サイ「新たなパイレーツキングになるのは、韋駄天族の末裔であるこの私、サイだッ!!」どどどんっ!

煽り:サイの冒険が始まる……!

779:創る名無しに見る名無し
13/01/11 02:11:46.86 36YedIfm
2ちゃん自体への書き込みもはじめてですお邪魔します。
セリフのみのSSですが投下させていだだきます。

780:創る名無しに見る名無し
13/01/11 02:14:26.59 36YedIfm
【気が付いたら君の目の前にいた話をする。】

「ねえ、俺がもうすぐ死ぬって言ったらどうする?」

「とりあえず落ち着け」

「落ち着いてるよ。実はね、俺には未来が見えるんです」

「今度は何のアニメにはまってるんだ。未来人が出てるあれか」

「あれではないよ」

「マジか」

「大マジなんだ」

「死ぬのか」

「どうやら死ぬらしい」

781:創る名無しに見る名無し
13/01/11 02:16:20.13 36YedIfm
「そうか」

「そうみたいだ」

「どうしようか」

「どうしようね」

「何かやりたいこととか」

「特にないね」

「無いのか」

「無いのさ」

「困ったな」

「困ったねえ」


「そもそも何で死ぬの」

「どっか病気みたいでね」

「雑だな」

「しかも治らないやつみたいでさ」

「更に雑だな、漫画みたいな話だ」

「漫画みたいな設定で少し嬉しいよ」

「馬鹿か」

「馬鹿なのかもね」

「いつ死ぬんだ?」

「それがわからないんだ」

「でも死ぬんだろ」

「うん、もうすぐ」

「それだけわかってりゃ十分か」

「うん、俺はもうすぐ死ぬんだ」

782:創る名無しに見る名無し
13/01/11 02:18:12.90 36YedIfm
「なのに何でここにいるんだ?」

「どういう意味かな」

「いや、だって普通死ぬってなったら色々あるだろ」

「遺書とか?」

「自殺かよ」

「違うね」

「ほら身辺整理とか、家族と過ごすとか、恋人と過ごすとか」

「うんうん」

「あとは、・・・えーと、何だ?」

「何だろうね」


「・・・そう考えると、死ぬってわかっててもやりたいことって特別出てこないな」

「そうだね」

「ちょっと絶望した」

「どうして?」

「もし俺がお前みたいにもうすぐ死ぬってなっても、」

「うん」

「特にやりたいことがないってわかったから」

「それは毎日充実してるってことじゃないのかな」

「どういうことだよ」

「君が悔いのない人生を送っているってこと」

「ふうん、そんなもんか?」

「そんなものです」

783:創る名無しに見る名無し
13/01/11 02:19:53.85 36YedIfm
「折角だし旅行とかはどうだ」

「旅行かあ」

「行ってみたい場所とかないのか」

「君もついてきてくれるの?」

「場所によってはだな」

「じゃあ京都」

「じゃあって何だ、じゃあって」

「修学旅行一緒にまわれなかったからさ」

「つーかあの頃まだ喋ってもいないだろ」

「そうだったね」

「旅行とか出来るのか?」

「どういう意味で?」

「体調的な意味で」

「大丈夫なんじゃないかな、多分」

「雑だな」

「自分の体だからねえ」

「自分じゃなかったらどうするんだ」

「きっくんなら、すごく心配する」

「きっくんって誰だ」

「君、って呼ぶの飽きてきたから、きっくん」

「あだ名呼びとか仲良しみたいだろ」

「仲良しでしょ?」

「ノーコメントで」

「えー」

784:創る名無しに見る名無し
13/01/11 02:30:24.31 36YedIfm
「もっと驚いてくれるかと思ったのに」

「実感ないからな」

「俺にもないんだよね」

「お前にないのに俺に実感あったら嫌だろ」

「そうだよね」

「つまりそういうことだ」

「そういうことだね」

「きっくんきっくん」

「呼ばれ慣れなさすぎてむず痒い」

「じゃあ呼び続けてあげましょう」

「本名にかすりもしない」

「俺だけしか呼ばない君の名前ってことだね」

「なんか気持ち悪いぞそれ」

「失礼だなあ」

785:創る名無しに見る名無し
13/01/11 02:31:29.04 36YedIfm
「もうすぐ死ぬって言ってたけどさ」

「うん」

「もし今から俺がコンビニに行くとする」

「うん」

「スピード違反で突っ込んできたトラックにひかれるとする」

「あらら、居眠り運転?」

「飲酒運転かもしれない」

「不運だね」

「その場合病気で死ぬお前より、俺の方が先に死ぬ」

「つまり?」

「もうすぐ、って曖昧だな」

「そうかもね」

786:創る名無しに見る名無し
13/01/11 07:24:14.98 FzPrglVR


787:創る名無しに見る名無し
13/01/11 13:23:52.08 36YedIfm
「ふふふ、」

「気持ち悪い」

「酷いなあ、俺は嬉しいのに」

「何がだ?」

「きっくんとこうして喋れて」

「・・・リアクションに困る」

「もっと早くきっくんとこうしていたらなあ」

「?」

「ふふふ、」



「あー腹減った」

「何か食べたら?」

「コンビニ行ってくっかな、お前も行く?」

「俺はいいや、お腹すいてないし」

「そっか、じゃーいってくる」

「飲酒運転のトラックにひかれないようにね」

「居眠り運転のトラックにはひかれてもいいのか」

「それなら仕方ないよ」

「まあ、仕方ないな」

788:創る名無しに見る名無し
13/01/11 13:25:59.26 36YedIfm
「ただいま」

「おかえりなさい、きっくん」

「超寒かった」

「あ、ピザまん」

「あったかいからな」

「もうすっかり冬だね」

「雪はまだ降らないけどな」

「どうせならあったかい季節に死にたかったなあ」

「まあ、ピザまんでも食え」

「うん」

789:創る名無しに見る名無し
13/01/11 13:28:01.46 36YedIfm
「あ、」

「どうした」

「そろそろ帰らなきゃいけないみたい」

「唐突だな」

「そんなものらしいよ」

「そんなものなのか」

「ねえきっくん」

「何だ」

「実は言わなきゃいけないことがあってね」

「唐突だな」

「実はね」

「告白以外で頼む」

「えー」

「えーじゃない」

「仕方ないなあ。実はね、身辺整理も、家族と過ごすのも、終えて来てるの」

「?」

「恋人はいないからどうしようもないんだけど」

「つまり?」

「実はもう俺は死んでるってことです」

「そっか」

「そうなのです」

790:創る名無しに見る名無し
13/01/11 15:41:59.72 kfFB5EKe


791:創る名無しに見る名無し
13/01/12 00:13:08.12 0w6Kg5/C
続き気になる

792:創る名無しに見る名無し
13/01/12 00:42:28.90 2y8ZSzUS
すいません仕事やら規制?やらでした。
連続投稿しすぎるとダメみたいですね・・・!
続きはらせていただきます。



「もっと驚いてくれるかと思ったのに」

「すげえ驚いてる」

「嘘だあ」

「一周して真顔」

「どうもー幽霊でーす」

「笑えない」



「何でここにいるんだ?」

「それが俺にもわからないんだよね」

「死んでまで出てくるような理由とか」

「やっぱり告白してないからかな」

「愛されてたのか」

「愛していました」

793:創る名無しに見る名無し
13/01/12 00:44:27.29 2y8ZSzUS
「お前馬鹿だな」

「馬鹿なのかもね」

「今更告白してどうするよ」

「ううん、考えてなかった」

「馬鹿だな」

「でも、死んでまで告白しに来るなんて、きっくんもう忘れられないでしょう?」

「とんだファンタジーだ」


「本当にそろそろ行かなきゃいけないみたい」

「そっか」

「最後にちゅーとか」

「しない」

「酷い」

「大体お前幽霊だし、触れないだろ」

「幽霊じゃなかったらちゅーしてくれたのか、残念」

「都合の良い頭だな」

794:創る名無しに見る名無し
13/01/12 00:47:59.97 2y8ZSzUS
「じゃあね」

「じゃあな」

「最後にきっくんに会えて嬉しかった」

「漫画みたいな台詞だな」

「大好きだからね」

「最後の最後まで相変わらずだな」

「本当はすっごい寂しいけどね」

「泣かないのか」

「きっくんが見えなくなったら泣く」

「へえ」

「あ、そうだ。まだ答え聞いてなかった」

「何の」

「最初の」

「あれか」

「そう、あれ」

「聞けば?」

「うん」

795:創る名無しに見る名無し
13/01/12 00:50:43.98 2y8ZSzUS
「ねえ、俺がもうすぐ死ぬって言ったらどうする?」

「今すぐお前と京都に旅行に行く」

「それはずるいよ」

「だろ?」

「愛してました」

「愛されてたみたいでした」

「じゃあね」

「じゃあな」




END

796:創る名無しに見る名無し
13/01/12 00:54:34.61 2y8ZSzUS
以上です。
長々とお付き合いいただきありがとうございました。
初めて書き込みしたため見にくかったり遅かったりあると思います。
お邪魔しました。
男女、など書かなかったのは性別を決めていなかったからです。
では、いつかまたお邪魔させていただくかもしれません。
失礼します!

797:創る名無しに見る名無し
13/01/13 00:17:29.28 4C2RSd8Y
おつです
淡々としてるところが逆にいいですね

798:創る名無しに見る名無し
13/01/13 04:09:19.40 gTcAJltk
これは良い

799:創る名無しに見る名無し
13/01/15 19:32:59.87 XSzNQsGf
淡々と進むのが逆に素敵

800:創る名無しに見る名無し
13/01/15 20:24:30.02 nlQ7P1u3
>>796
すごい良かったー!
こういう淡々としてるの好きだなー
ヘンに奇をてらった感じもないし、ちょっと詩的な感じもする


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