11/05/19 23:05:08.60 yNSyo+N5
銀「東も、地下の抜け道も燃えてて駄目だったの!南に行くしかっ、危ない!!」
水銀燈の叫びを聞いてカワセミは振り向く。
少し離れた茂みから弓矢を構えた兵が立ち上がり、さらにそれぞれ槍と刀を
構えた二人の兵が呼吸を合わせて左右から突っ込んでくる。
カワセミは一瞬で弓兵に手裏剣を放つ。
弓兵は喉を押さえてのけぞり、そのまま後ろに倒れる。
矢は放たれたが、狙いがそれてあさっての方向へ飛んでいく。
刀を持った兵が右から突っ込んでくる。
カワセミは右側へ大きく踏み込みながら、勢いを付けて槍を突き出す。
兵は刀で槍を払おうとしたが、両者とも踏み込んでいるので勢いが強く、払
いきれない。
槍は兵の左肩と胸の境あたりに深々と突き刺さる。
同時に左から槍を持った兵が突きかかってくる。
カワセミは自分の槍から手を離し、斜めに身を沈めてぎりぎりで槍をかわす。
そのまま敵の槍の柄を左手で掴み、力いっぱい引く。
敵はたたらを踏んで前のめりになる。
カワセミは槍を掴んだまま一気に踏み込み、右手で順手に握った手裏剣を相
手の顔に突き刺す。
敵は槍から手を離して両手で顔を覆い、叫びを上げる。
カワセミはそのまま敵の槍を奪い、中ほどを握って半回転させ、穂先を前に
して逆手に掴み、勢いをつけて体ごとのしかかるように槍を敵に突き刺す。
敵はそのまま仰向けに倒れ、上半身が半ば空中に浮いたまま串刺しになる。
勢いでカワセミも一緒に倒れこむが、すぐに立ち上がる。
先程の刀を持った兵は膝をつき、肩に刺さった槍を抜こうともがいている。
カワセミは槍の柄を掴んでえぐりこんで兵に止めを刺し、その体を蹴り放し
て槍を引き抜く。
血が噴水のように噴き出す。
まるで鬼神のような戦いぶりだ。