10/06/05 20:30:29 83pNcbVH
>>699の続き
唯「え・・・み、澪ちゃんどうしたの!?」
澪「ち、力が…暴走を…」
澪「…う、くくッ」
澪「」バタン
紬「澪ちゃん大丈夫?」
澪「し、心配は無用だ…ハァハァ」
紬「でも…、困ったわね
闇属性の澪ちゃんにはケアルは利かないし」
唯「闇属性?」
この娘はムギちゃん
おっとりぽわぽわのFF(ファイナルファンタジー)大好きっ娘です
701:名無しさん@お腹いっぱい。
10/06/05 22:08:25 tKfIm3Rr
どう見てもこんとんの人だろうけど「独占してスミマセン」の後に続けるってどうなのよ
702:名無しさん@お腹いっぱい。
10/07/27 18:48:34 dFc6GlNM
明石薫(絶対可憐チルドレン)と涼宮ハルヒ(涼宮ハルヒの憂鬱)
・アニメ声優が同じ
・活動的な女性で運動神経もいい
・超人的な力がある
・その力で世界をとんでもないことにする可能性があり、気付いた人たちがそうならないようにあくせくしている
・どうやら彼女と世界の行方を握るのは彼女のそばにいるトーヘンボク男のようだ
・結構ツンデレ
・同性にセクハラを結構する
・本能で青背景の夢空間にそいつを連れ込み甘いひとときを過ごそうとするが拒否られ、
キスで誤魔化されて目覚める (上で既出だが)
・勝ち気で積極的な性格なのに自分の色恋沙汰には意外に奥手
・独占欲が強くて焼き餅妬き
・髪が年代で長くなったり短くなったりする
・団体内でリーダー的位置
・容姿に優れているが学校内では男からモテない
「真の最終回は映画で」「次の映画版が真の最終回」と言い続け、長年ファンをやきもきさせてきた「仮面ライダー
ディケイド」がTVシリーズ開始から40周年の今年2049年年末に公開される劇場版でついに完結する。
主人公「カドヤ・ツカサ」を演じるのは、初代ディケイド主人公門矢士を演じた井上正大さんの孫井上超大さん。
正大さんは謎の老人「ヒカリエイジロウ」役で孫と競演する。
その他第一期平成仮面ライダーで主人公を演じた俳優が初めて勢揃いするのが話題となっている。
現在「水戸黄門」でもっともイケメンな黄門様を演じてる水嶋ヒロさん、カルト番組「たっくん倶楽部」司会者の
半田健人さんらも出演するが、中でも注目はオダギリ・ジョーさんが49年ぶりに仮面ライダークウガの主人公
五代雄介として登場する事。オダギリさんは「役者としての自分の集大成として原点を見直すため出演を決意
した」と語っている。
昭和ライダー俳優は高齢なので声での出演となるが、藤岡弘。(百歳を期に改名)、倉田てつをさんは、記者会見
で力強い変身!ポーズを披露。オールドファンを熱狂させた。
グレートゴッドワイバーンGSXBLハイパージェットシャトルファイヤーポリスジャイロドリルサブマリンステルスロボ
(けいおん!)と(東京ミュウミュウ)と(Yes!プリキュア5)
平沢唯、夢原のぞみ、桃宮いちご =天然ドジっ娘主人公
田井中律、夏木りん、藍沢みんと =勝気なボーイッシュ系
中野梓、春日野うらら、黄歩鈴 =メンバー内最年少でツインテール
琴吹紬、秋元こまち、碧川れたす =控えめなおっとり系
秋山澪、水無月かれん、藤原ざくろ =ワンレンヘアーでメンバー内最長身なクール系
703:名無しさん@お腹いっぱい。
10/07/30 13:55:00 dDX6+lDO
明石薫(絶対可憐チルドレン)と涼宮ハルヒ(涼宮ハルヒの憂鬱)
・アニメ声優が同じ
・活動的な女性で運動神経もいい
・超人的な力がある
・その力で世界をとんでもないことにする可能性があり、気付いた人たちがそうならないようにあくせくしている
・どうやら彼女と世界の行方を握るのは彼女のそばにいるトーヘンボク男のようだ
・結構ツンデレ
・同性にセクハラを結構する
・本能で青背景の夢空間にそいつを連れ込み甘いひとときを過ごそうとするが拒否られ、
キスで誤魔化されて目覚める (上で既出だが)
・勝ち気で積極的な性格なのに自分の色恋沙汰には意外に奥手
・独占欲が強くて焼き餅妬き
・髪が年代で長くなったり短くなったりする
・団体内でリーダー的位置
・容姿に優れているが学校内では男からモテない
「真の最終回は映画で」「次の映画版が真の最終回」と言い続け、長年ファンをやきもきさせてきた「仮面ライダー
ディケイド」がTVシリーズ開始から40周年の今年2049年年末に公開される劇場版でついに完結する。
主人公「カドヤ・ツカサ」を演じるのは、初代ディケイド主人公門矢士を演じた井上正大さんの孫井上超大さん。
正大さんは謎の老人「ヒカリエイジロウ」役で孫と競演する。
その他第一期平成仮面ライダーで主人公を演じた俳優が初めて勢揃いするのが話題となっている。
現在「水戸黄門」でもっともイケメンな黄門様を演じてる水嶋ヒロさん、カルト番組「たっくん倶楽部」司会者の
半田健人さんらも出演するが、中でも注目はオダギリ・ジョーさんが49年ぶりに仮面ライダークウガの主人公
五代雄介として登場する事。オダギリさんは「役者としての自分の集大成として原点を見直すため出演を決意
した」と語っている。
昭和ライダー俳優は高齢なので声での出演となるが、藤岡弘。(百歳を期に改名)、倉田てつをさんは、記者会見
で力強い変身!ポーズを披露。オールドファンを熱狂させた。
グレートゴッドワイバーンGSXBLハイパージェットシャトルファイヤーポリスジャイロドリルサブマリンステルスロボ
(けいおん!)と(東京ミュウミュウ)と(Yes!プリキュア5)
平沢唯、夢原のぞみ、桃宮いちご =天然ドジっ娘主人公
田井中律、夏木りん、藍沢みんと =勝気なボーイッシュ系
中野梓、春日野うらら、黄歩鈴 =メンバー内最年少でツインテール
琴吹紬、秋元こまち、碧川れたす =控えめなおっとり系
秋山澪、水無月かれん、藤原ざくろ =ワンレンヘアーでメンバー内最長身なクール系
704:名無しさん@お腹いっぱい。
10/08/14 02:00:53 55n336Iz
ここまだあったのか
誰かなんか書くでおじゃる
705:名無しさん@お腹いっぱい。
10/08/19 13:23:50 PfSgl5e6
明石薫(絶対可憐チルドレン)と涼宮ハルヒ(涼宮ハルヒの憂鬱)
・アニメ声優が同じ
・活動的な女性で運動神経もいい
・超人的な力がある
・その力で世界をとんでもないことにする可能性があり、気付いた人たちがそうならないようにあくせくしている
・どうやら彼女と世界の行方を握るのは彼女のそばにいるトーヘンボク男のようだ
・結構ツンデレ
・同性にセクハラを結構する
・本能で青背景の夢空間にそいつを連れ込み甘いひとときを過ごそうとするが拒否られ、
キスで誤魔化されて目覚める (上で既出だが)
・勝ち気で積極的な性格なのに自分の色恋沙汰には意外に奥手
・独占欲が強くて焼き餅妬き
・髪が年代で長くなったり短くなったりする
・団体内でリーダー的位置
・容姿に優れているが学校内では男からモテない
「真の最終回は映画で」「次の映画版が真の最終回」と言い続け、長年ファンをやきもきさせてきた「仮面ライダー
ディケイド」がTVシリーズ開始から40周年の今年2049年年末に公開される劇場版でついに完結する。
主人公「カドヤ・ツカサ」を演じるのは、初代ディケイド主人公門矢士を演じた井上正大さんの孫井上超大さん。
正大さんは謎の老人「ヒカリエイジロウ」役で孫と競演する。
その他第一期平成仮面ライダーで主人公を演じた俳優が初めて勢揃いするのが話題となっている。
現在「水戸黄門」でもっともイケメンな黄門様を演じてる水嶋ヒロさん、カルト番組「たっくん倶楽部」司会者の
半田健人さんらも出演するが、中でも注目はオダギリ・ジョーさんが49年ぶりに仮面ライダークウガの主人公
五代雄介として登場する事。オダギリさんは「役者としての自分の集大成として原点を見直すため出演を決意
した」と語っている。
昭和ライダー俳優は高齢なので声での出演となるが、藤岡弘。(百歳を期に改名)、倉田てつをさんは、記者会見
で力強い変身!ポーズを披露。オールドファンを熱狂させた。
グレートゴッドワイバーンGSXBLハイパージェットシャトルファイヤーポリスジャイロドリルサブマリンステルスロボ
(けいおん!)と(東京ミュウミュウ)と(Yes!プリキュア5)
平沢唯、夢原のぞみ、桃宮いちご =天然ドジっ娘主人公
田井中律、夏木りん、藍沢みんと =勝気なボーイッシュ系
中野梓、春日野うらら、黄歩鈴 =メンバー内最年少でツインテール
琴吹紬、秋元こまち、碧川れたす =控えめなおっとり系
秋山澪、水無月かれん、藤原ざくろ =ワンレンヘアーでメンバー内最長身なクール系
706:名無しさん@お腹いっぱい。
10/08/19 22:45:50 RNMhATno
デブになってダイエットするやつって何でしたっけ?
澪がムギにつっこんで重傷にした奴
707:名無しさん@お腹いっぱい。
10/08/20 04:04:54 PkicUaYT
>>706
ポツダム宣言
708:名無しさん@お腹いっぱい。
10/08/21 09:17:45 Lbobr/iO
天草シノと秋山澪が入れ替わったどうなる?
七条アリアと田井中律がれ替わったどうなる?
生徒会や軽音部やどうなるの?
教えて
709:名無しさん@お腹いっぱい。
10/08/29 07:46:11 +aWG9Uva
リツムギ戦の続きってある?
710:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/07 20:50:57 IckKf5V2
SSは結構読んだけど、アニメ見たことなかったんで、今見てる。
SSで印象に残ったところがアニメに出てくると楽しいねw
「まあまあまあまあ」とか「夢だったの~」とか
さわちゃんが唯の指を触ってるのを、ムギがうるうるしながら見てるとかw。
「フンス」がまだわからんw。
711:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/12 03:20:25 QV/tXeg9
1ヶ月掛かってようやく物語全体の構想と流れが纏まった。
あとはキャラ毎の行動とかエピソードとか考えてうまく物語を繋げば完成だぜ
とりあえず半分位は出来てる。
以上俺からの経過報告でした。
712:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/12 03:40:41 bo0NlXz5
>>710
フンス→糞す
713:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/14 02:09:10 ou9JNz6Y
>>711
こんとん!の作者?
714:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/15 01:23:02 RhnzGEOq
>>713
違うんだすまない
でも数年前感動系の短めの文章を書いたときは思いのほか好評だったから今回もそうなるように頑張ります
とりあえずラストシーンはアニメ全て見てからでないと書けない
715:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/15 21:42:20 Cj1ctop1
スレ 皆さんへ!【一生のお願いです!!】
いま年に一度の最大の萌えキャラ大会(最萌トーナメント)が開催されていますが、
けいおん!!の平沢唯が最大のピンチです。
お願いです!! 一票でいいから投票して下さい!!
よろしくお願いいたしまああああああああああああああああっす!!!
【投票の手順】(簡単です。)
①このURLを踏めばコードの発行が自動的に行われます。URLリンク(ast2010.rgr.jp)
(22:55に発行が行われます。投票締め切りが23時なので5分しか時間がありません)スミマセン。
②このURLの投票スレに入り、スレリンク(vote板)
下の【コピペの内容】を貼り付けして
以下の細工をお願いします。
←の左に取得したコード票の貼り付けをします。
( )内に何でもいいからコメントを書き込んでください。
【コピペの内容】
←
<<平沢唯@けいおん!!>>
( )
そして書き込みボタンをクリックしてください。
よろしくお願いいたします。
716:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/25 01:52:01 xXo5vTTw
>>715
悪い、ハングル語わからないから日本語で頼むニダ!!
717:名無しさん@お腹いっぱい。
10/09/28 06:50:45 oPt6KiyM
>>714
> >>713
> 違うんだすまない
謝らんでよか。あの作者ちょっと頭イカれてるからwww
ところでマダー?
718:名無しさん@お腹いっぱい。
10/10/06 21:11:03 V7BGZUOq
映画はこのスレを参考にするそうな
719:名無しさん@お腹いっぱい。
10/10/09 07:36:35 KEUzlTcQ
アゲアゲ
720:名無しさん@お腹いっぱい。
10/10/21 12:24:56 ycSOWuSi
バッガッジュン
721:名無しさん@お腹いっぱい。
10/10/22 02:51:39 fV2oFc/j
うげげぇ、げろげろり~ん
澪「どうかな?」
722:名無しさん@お腹いっぱい。
10/10/24 23:59:23 bWlNhwX5
体操世界選手権の予想
鉄棒1位はファンビュヘン、植松は3位
的中したら誰かss書いて
723:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/03 23:26:28 f4fJEatP
澪「ナルチョ...私もこんなベーシストになりたい!」
724:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/04 17:53:09 umeDJHn1
唯「あ~ずにゃん!ネコ耳つけてみてっ!」
梓「ダメですっ!唯センパイ・・。」
唯「つけたら練習するから!」
梓「じゃあ・・・ちょっとだけですよ・・。」
唯「うわああああ!萌え萌えキュンっ!」
憂「梓ちゃん、とっても似合ってるよ!」
梓「そう・・・かな・・・?」
725:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/05 17:46:17 cD8W24vE
憂「お姉ちゃん!焼き芋買ってきたよ!」
唯「やきいも~♪」
憂「まだ熱いから気をつけてね!」
唯「熱すぎて持てないよ・・・。」
憂「はい、半分に割ってあげる!」
唯「1本の大きな焼き芋を仲良く半分ずつ・・。」
憂「お姉ちゃんと半分ずつ・・・。」
唯「う~ん・・・・おいしい~!」
憂「お姉ちゃん、あわてて食べると!」
唯「フガフガ!!のどにつかえる!」
憂「お姉ちゃん!大丈夫?はい、お茶飲んで!」
唯「ふう~・・。苦しかったけどおいしかった!」
憂「お姉ちゃんったら・・。」
726:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/22 02:34:44 syIRJ6Lk
今更の話ながら、田井中律は乙女である。
普段の、少年ぽく道化がかった振る舞いを見ていると忘れがちだが、彼女も一人の少女である。
いや、むしろ気恥ずかしさから隠してしまうというだけで、女の子願望は人一倍強い。
縁が無かったというだけで、恋に恋して思いふける夜も有る。
そんな彼女に、幼馴染の親友は言う。
「律はチマチマした事が苦手なのに、ボタン付けは早いよな。」
当然である。
『彼の服の取れかけたボタンを付けてあげて、女の子アピール。』の為、隠れて練習していた。
高校になってから出来た友人は言う。
「律ちゃんの作ったハンバーグ、すっごく美味しいよ~。」
当然である。
『男子が女子に作って貰って嬉しい料理』で、カレー、肉じゃが、ハンバーグは鉄板。
家族にも好評だし、気合を入れて頻繁に作っている。
そんな彼女も今年の春に高校を卒業し、今は花の女子大生だ。
今の彼女のテーマは”キスする時の表情”である。
727:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/22 02:37:22 syIRJ6Lk
【一日目】
律は自室で一人、ベッドで寝転がりながら鏡に向かって独り言を呟いていた。
律「・・・・う~ん、解らん。」
目を開けたままというのは変だし、だからと言って目を瞑ると鏡が見えない。
無理に見ようとすると、薄目を開けて引きつった自分の顔が見えるだけである。
律「こうなったら、誰か他の人に見て貰うしかないよなぁ。
そう言えば、澪が後で来るからアイツに頼むか?
でも、澪の奴・・・きっと笑うだろうなぁ。
いや、澪だって好きだの恋だの歌詞で書いてるくらいだし、笑ったりしないさ。」
15分後
澪「プッ・・・・、ハハハハッ!!
律が一人で鏡に向かって、ファーストキスの予行練習!?
ちょっ・・・、お、おかしすぎる・・・クククククッ!!」
律「そこまで笑うかぁ?!」
澪「だいたい、そんなの律には必要無いだろ?キスする相手は居るのか?」
律「な、なにおう!
アタシだって、ちゃんと相手くらい居るわ。」
澪「ほほう、居るんだったら教えてくれないか。」
律「へ?」
澪「居るんだったら、言えるだろ?
相手の名前とか、どんな感じで知り合ったかとか。
律には前にも、こういう内容で騙された事が有るからな。」
律「え・・・え~と・・・。」
そこで、田井中律は考える。
考えてみれば、そもそも同年代の男と親しく話す事自体、最近は無かった様な気がする。
いや・・・一人居た。弟の友人で、最近になって頻繁に家まで遊びに来る男子が。
勝手に名前を騙るのも気が引けるが、このまま澪に言い負かされるも癪である。
728:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/22 02:38:20 syIRJ6Lk
律「・・・・翔くんって言うんだ。」
澪「え?」
律「聡の友達でウチに遊びに来た時に知り合ってさぁ。
洋服のボタンが取れかけてるの付けてあげたりぃ、
両親の帰りが遅いからいつも独りで御飯食べてるって言うから
ハンバーグ作ってウチの晩御飯に呼んであげたりしてたらぁ、
なんかアタシに惚れちゃったみたいでぇ。」
澪「で・・・でも、聡の友達って、かなり年下じゃないのか?」
律「そうなんだけどぉ、むこうが熱心に告白してきたしぃ。
それに、近い内にサッカー部のレギュラーになれそうだって頑張ってるし、
応援してあげたくなっちゃったって言うかぁ。」
ボタン付けをしてあげたり、晩御飯に呼んであげたのは事実だ。だが、断じて付き合ってはいない。
サッカー部のレギュラー云々も事実とは言え、我ながら驚くほどスラスラ出て来るものである。
律「それでねぇ、もしレギュラーになれたらぁ、
年上の彼女としては、ご褒美でチューとかしてあげちゃおうかなぁ、なんてぇ。」
澪「・・・・。」
律「・・・どうした、澪?」
澪「・・・・聞いてない。」
律「へ?」
澪「聞いてないぞっ!!
どうして、相談してくれなかったんだっ!!」
律「お、おい、何をいきなりキレてんだよ、澪。」
澪「だからっ!!
そういう事が有ったんなら、何で私に一言の相談も無かったんだよっ!!」
律「え・・え~と、別にいちいち澪に相談することじゃ無いっつーか。
いや~、うっかりしてたなぁ、ハハハハハ・・・・。」
澪「・・・帰る。」
律「お、おい、どうしたんだよ澪。機嫌直せよ、な。」
澪「私が機嫌を直さなくっても、律には翔くんがいるんだろ?」
律「な、何言ってんだよ澪。
お~い、本当に帰んなよ。澪ぉ~。」
(【二日目】に続く)
729:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/22 15:20:50 syIRJ6Lk
【二日目】
平沢邸、唯の部屋にて。平沢唯と田井中律。
唯「ふ~ん、昨日はそんな事があったんだ~。」
律「ああ、そうなんだ。
あの後、澪に電話しても出てくれないし・・・。
ワリいな、変な相談で押しかけて。」
唯「ううん、別に良いよ~。
で、律ちゃんは澪ちゃんと仲直りしたいんだね?」
律「ああ。」
唯「では、良い方法をお教えしましょう。」
律「おおっ!」
唯「それは・・・律ちゃんが澪ちゃんに『ごめんなさい。』と言えば良いと思います。」
律「・・・おい。」
唯「?」
律「それが出来ないから困ってるんだろ?!
正直、澪が何をあんなに怒ってるのかも解んねぇから、
どう謝ったら良いかも解んねえし。」
唯「だからね、そこも含めて『ごめんなさい。』なの。」
律「はぁ?」
唯「うんとね、私も澪ちゃんじゃないから、澪ちゃんが何をそこまで怒ってんのか解んない。
でもね、律ちゃんが、澪ちゃんを怒らしたのを悪かったなぁって思ってて、
澪ちゃんと仲直りしたいなぁって思いながら言えば、きっと澪ちゃん解ってくれるよ。」
律「そう・・なのか?」
唯「大丈夫だよ。だって、律ちゃんと澪ちゃんの仲だもん。
きっと、澪ちゃんだって律ちゃんと仲直りしたいと思ってるよ。
何で澪ちゃんが怒ったのかも、澪ちゃんに聞いて、次から気をつければ良いんだよ。
うん、律ちゃんなら出来るよ!」
律「お、おう。
そうだな。もう一度澪に電話して、まずは『ゴメン』って謝ってみる。
その・・・サンキューな、唯。」
唯「エヘヘヘヘ。いやぁ、それほどでもぉ。」
730:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/22 15:27:45 syIRJ6Lk
唯「それはそうと、田井中殿。」
律「ん?」
唯「鏡に向かってファーストキスの練習をしてたとは、
お主もなかなかの乙女ですなぁ。」
律「なっ・・・・っ!!
そ、そういうオマエは、した事無いのかよ!!」
唯「してるよ?」
律「やけにあっさり認めるな、おい。」
唯「え~~、でもファーストキスって人生に一度きりだよ~。
女の子の一生の思い出だよ~。バッチリ決めたいのはフツーだよ~。」
律「そ、そうだよな。別におかしい事じゃないよな。うん。
でさ、鏡見ててもイマイチ解らないんだけど、お前はどうやってんだ?」
唯「憂に見て貰ってます。」
律「なるほど、妹という手が有ったか。
ウチの場合・・・聡にはゼッテー頼めねぇな。」
唯「それなら、律ちゃんは私が見てあげようか?憂にも見てあげてるし。」
律「そ、そうか?その・・・頼む。」
唯「じゃあ、まずはいつもしてる感じでどーぞ。」
律「え~と、目を閉じて・・・ちょっとアゴ上げて・・・こんな感じ?」
唯「ハイ、30点。」
律「おい!いきなり点数つけんのか?つーか、そんなに酷いのか?」
唯「え~、だって唇がタコチューだし、眉間にシワよってるよ~。
もっと、自然な感じでいかなきゃ~。」
律「そうか?つーても、自然な感じって言われてもなぁ・・・。」
唯「もぅ、律ちゃんたらしょうがないなぁ。ほ~ら、もっとリラックスして。」
律「お、おい!!いきなり肩を抱くなよ。」
唯「でも、こういうのも慣れとかないと、本番で慌てちゃうよ?」
律「それはそうかも知れないけど・・・って、アゴに手とか添えんじゃねえ!」
唯「うふふっ、なんか律ちゃんとここまで顔が近いのって初めてだよねぇ。」
律「バ、バカ!!息がかかる距離で、そういう事言うなよ!!」
唯「では、この体勢で、さっき注意した所も踏まえての表情の練習どーぞ!」
律「も、もうやめにしようぜ。正直、これ以上の気恥ずかしさには耐えられん。」
唯「え~、これで終わっちゃったら練習にならないじゃ~ん。
ハイ、律ちゃんのファーストキスは残念な結果に終わります。ご愁傷様。」
律「く・・くっそう・・・。やりゃ良いんだろぉ・・・。」
唯「ハイ、その通りです。
・・・うん、さっきよりずっとイイカンジ。じゃあ、ちょっと顔を斜めに傾けて。
後、唇も少し開いて・・・じゃあ、いくよ?」
731:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/22 15:33:13 syIRJ6Lk
律「いくって何を?・・ムグッ」
唯「んちゅぅぅぅ」
律「・・・プハッ!お、お前っ・・!!」
唯「アァン、律ちゃん逃げちゃダメだよ~。」
律「逃げちゃダメじゃねぇ!!いきなり何すんだっ!!」
唯「いや~、私も律ちゃんの顔が近くに有ったからドキドキしちゃって思わずぅ。」
律「思わずぅって、お前なぁ!
ア・・・アタシ・・初めてだったんだぞぉ。」
唯「そんなに気にしなくても、大丈夫だよ。
憂の時も『女の子同士はノーカウントだから、私は平気だよ。』って言ってたし。」
律「憂ちゃんにもしたのか?!
それに、それは本当に平気なんじゃ無えっ!!
つーか、後で憂ちゃんと気まずくなったりとかしなかったのかよ?」
唯「うん、流石に、本当にキスしちゃったのは一回だけだし。
それに、最近は憂の方から『お姉ちゃん、また練習しよ。』って言うんだよ。
憂ったら、期待に満ちた上目遣いとか、すっごく上手いんだ。
もう、姉の私でもクラクラして、またキスしそうになっちゃうんだよ。」
律「・・・・。」
唯「・・・律ちゃん?」
律「スマン。なんかマジで混乱してきた。」
唯「そう?とにかく、律ちゃんもステキなファーストキスが出来るように一緒に頑張ろうね。」
律「多分、お前の中のファーストキスとアタシの中のファーストキスは別のモンだと思う。」
唯「え~、そんなぁ。」
律「悪い、唯。勝手に押しかけてなんだけど、
なんかスゲー疲れたから、もう帰るわ。」
唯「うん、解った。また、何か有ったら来てね。」
律「おう。」
唯「あ、それから律ちゃん。」
律「何だ?」
唯「澪ちゃんと早く仲直りできると良いね。」
律「・・・そうだな。今日はサンキューな、唯。」
732:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/23 21:20:11 X/YrcEmY
かわいい
733:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/29 13:06:59 vgrxvscA
続き期待
734:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/29 21:53:35 94XeOGI9
>732 733
初投稿です。
一週間振りに覗いたらレスが付いてて嬉しいです。
とりあえず、【三日目】貼ります。
少しでも楽しんで頂けたら嬉しいです。
735:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/29 21:54:20 94XeOGI9
3日目】
ハンバーガーショップの席にて。琴吹紬と田井中律。
紬「ふ~ん、そんな事があったんだ。それで、澪ちゃんとは仲直り出来たの?」
律「ああ、あの後、澪に電話しようとした時に、ちょうど向こうからかかって来たんだ。
澪の奴が『この前は、いきなり怒り出して悪かった。律の恋が上手く行くように応援する。』って。
そこで、唯の言うとおりに素直に謝って、
それから、彼氏がいるのもウソだって言ったんだけど・・。」
紬「だけど?」
律「この前以上に、スゲー怒られた。」
紬「でも、今度はすぐに許してくれたんでしょ?」
律「ああ、やっぱり先に素直に謝ったのが良かったのかな。
でも、その後で、どうして怒ってたか聞いたんだけど、
そっちは答えてくれなかったんだよなぁ。」
紬「それって、どういう風に聞いたの?」
律「どういう風って・・・、また澪と仲が悪くなったりするのが嫌だから教えてくれって。
そうしたらアイツ、『もう、いいよ。』としか答えないんだ。」
紬「でも、そう答えてる時の澪ちゃん、嬉しそうだったんじゃない?」
律「ああ、そう言えば・・・って、さっきから何で解るんだ?ムギ。」
紬「うふふふふっ。」
736:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/29 21:55:15 94XeOGI9
律「なぁ、そっちは良いとして、ムギ。ちょっと相談が有るんだ。」
紬「なに?私で解決できること?」
律「解決って言うか・・・・さっきの唯の話を聞いて、どう思う?」
紬「どうと言うと?」
律「いくら女同士でも、キス魔はどうかと思うんだ。
つーか、昨日のが澪相手だっったら絶対にぶん殴られてるぞ。」
紬「ああっ、その手があったのね!!」
律「おいっ、メモなんかとってどうする気だ?!」
紬「うふふっ、冗談。
ええと、昨日の唯ちゃんの行動についてだっけ?」
律「ああ、ムギは正直なところ、どう思う?」
紬「一言で言うと・・・・、酷いわ、律ちゃん!!」
律「え?酷いのアタシ?!」
紬「そうよ、何でそんな面白い事に私を呼んでくれなかったの?!」
律「あのなあ、女同士のキスシーンなんか見せられたって面白いもんじゃ・・・
そう言えば、ムギはそういうの好きなんだったっけ?」
紬「大好物ですっ!!
ああ・・・、唯ちゃんに強引に唇を奪われて、ちょっと泣きそうな感じの涙目で恥らう律ちゃん。
すっっっごく、見たかった!!」
737:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/29 21:56:26 94XeOGI9
律「そんなモン、見なくていいって。」
紬「え~、見たい見たい!!
ねえ、次はいつするの?その時は絶対に私も呼んで。デジカメ持って駆けつけるから。」
律「だから、次なんて無いってば。」
紬「そう・・・解ったわ。」
律「解ってくれたか?」
紬「うん、律ちゃんが見せてくれないのなら、私が自分で律ちゃんの唇を奪うしか・・・。」
律「ムギ?!」
紬「ふふふっ、ごめんなさい。これも冗談。
でも、慌てる律ちゃんも可愛い。」
律「うう・・・なんか、最近はアタシの方がムギに振り回されてる気がするよなぁ。」
紬「・・・じー。」
律「ん?何、人の顔ジロジロ見てんだムギ。」
紬「うん・・・、りっちゃんの唇って柔らかそうだなぁって。」
律「ま、待てムギ!」
紬「あっ・・・ううん、違うの。
ただ、キスの事とか気にしてるだけあって、唇のお手入れとかやってるんだなぁって。」
律「ま、まあな。いちおー・・その・・・女の子だし。」
紬「ふふふっ、照れた律ちゃんも可愛い。」
律「カンベンしてくれ~」
紬「それで・・・・あのね、律ちゃん。」
律「ん?」
紬「これは冗談じゃなくてのお願いなんだけど・・。
次に律ちゃんがキスの練習する時なんだけど、本当に呼んでくれないかしら?」
律「だから、来たって面白いモノなんか・・・。」
紬「ううん、そうじゃなくて。
私も他の人に見て貰って、表情の練習とかしたいなぁ・・・なんて。」
律「それって・・・もしかして、ムギも鏡に向かってキスの練習とかしてるのか?」
紬「うん、一人で部屋に居る時とか・・・たまーに。」
律「今の恥ずかしがってるムギの顔、スゲー可愛いぜ。」
紬「もうっ、からかわないでよ。律ちゃんのバカ。」
律「へへっ、やっとアタシが一本とったな。」
(【四日目】に続く)
738:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/30 19:22:04 LRV48LW/
続編期待
739:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/31 01:07:43 HqgzJN8m
【4日目】
再び、ハンバーガーショップ。中野梓と田井中律。
梓「そんなことが有ったんですか。
それにしても、先輩達も相変わらずですね。」
律「まーな。」
梓「で、相談というのは何です?」
律「ああ、唯の奴をどうしたものかと思ってな。
ムギは結局、『唯ちゃんらしくて良いと思うけど?』とか言ってるし、
澪に相談するにしても、仲直りしたばっかで何か気が引けるしなぁ・・・。」
梓「私は消去法ですか。」
律「ん?何か言ったか?」
梓「いえ、別に。」
律「そうか?で、唯をどうするかなんだけど・・。」
梓「別に、どうもしなくて良いんじゃないんですか。」
律「良いのか?」
梓「知りませんよ、あんな人。放っておけば良いんです。」
律「・・・ひょっとして、梓。最近かまってやってないからスネてんのか?」
梓「ギクッ!」
律「も~う、甘えん坊さんだな~梓は~。」
梓「ち、違いますっ!!それと、気安く頭を撫ぜないで下さいっ!」
律「ハハッ、悪い悪い。」
梓「コホン。解りました。真面目に相談に乗るとします。」
律「おう、頼むわ。」
梓「とりあえず、唯先輩のキス魔を直せば良いんですよね?」
律「ああ、梓は話が早いな。」
梓「でも、正直なところ難しいですね。
唯先輩のことだから、私や律先輩が言っても、どこまでまともに聞いてくれるかです。」
律「まあ、そうなんだよな。」
梓「だから、私のほうから憂に頼んでみます。唯先輩に注意してくれって。
唯先輩でも、憂から叱られれば考え直すかも知れません。」
律「ああ、なるほど。
じゃあ、すまないけど頼むわ、梓。ワリィな。」
梓「別に良いですよ。
それにしても、本当に唯先輩ときたら・・・・サイテーです。」
740:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/31 01:09:21 HqgzJN8m
律「おいおい、何もそこまで言う事ないだろ?」
梓「いえ、言います!!
先輩達が卒業してから5人で集まれるのは月に2回くらいになっちゃったじゃないですか。
それなのに、この前なんか平気で遅刻してくるし。」
律「ん~、まあ唯だしなぁ。」
梓「前は毎日5通はメールしてきたのに、最近は1日に2通くらいだし。」
律「いや、それでもマメな方だと思うぞ?」
梓「それに、『ギー太も大事だけど、あずにゃんの事も大事に思ってるよ~。』
とか言っときながら、隠れて律先輩や憂とキスしてるなんて・・・。」
律「何を言ってるんだ、お前は?」
梓「な、何でもありませんっ!忘れて下さい。
え~と・・・・そ、それにしても意外ですよね。
律先輩が鏡に向かってファーストキスの練習だなんて。」
律「な、なんだよ。おかしいかよ。」
梓「いえ、おかしいだなんて。ただ・・・・プッ!」
律「何だよ。笑いたければ笑えば良いだろ。」
梓「そんな、別に笑うつもりじゃ・・・・ププゥッ!!」
律「中野ぉぉぉ!」
梓「ちょっ・・・タタ・・律先輩、本当に痛たいです。
それに、ここお店の中ですよ。だから、や・・・やめ・・・ないで下さい。」
律「・・・梓?」
梓「あ、すいません。
ただ、こういうスキンシップって久しぶりだなぁ・・って。
昔は毎日の様に唯先輩達に抱きつかれてて、あの頃は少し鬱陶しく思ってたんですが。
でも、最近は逆に、妙に淋しいと言うか、人肌が恋しいと言うか・・。」
律「そうか・・、悪かったな、最近かまってやってなくて。
唯の奴にも、梓が寂しがってるからスキンシップとってやれって言っとくわ。」
梓「ちょっとっ、止めてください!!
私が唯先輩とスキンシップ取りたがってるなんて聞いたら、唯先輩が調子付きますっ!」
律「はぁ?唯とのスキンシップは嫌なのか?」
梓「そ、そうじゃ無いですけど!
でも、唯先輩の方からして欲しいんであって、
私の方から求めてというのは・・・なんか、イヤですっ!!」
律「何だよ、そのツンデレは。」
梓「それに、もし唯先輩に変な事を吹き込んだら、
次に会った時には私まで唯先輩にファーストキスを奪われるかもです。」
律「くっ・・、やっぱりアレはファーストキスを奪われた事になるのか。」
梓「そうですよ。もし、私までそんな事になったら・・。」
律「・・・・・・」
梓「・・・・・・」
律「スマン、梓。ここで嬉しそうに口元を押さえて黙られると、リアクションに困る。」
梓「え?!私、嬉しそうな顔してました?」
律「ああ、ちょっと目をウルませた感じの乙女の表情してたぞ。」
梓「そ・・・それは気のせいです!律先輩の見間違いです!」
律「解った。そーゆー事にしとく。」
梓「それに、黙ってたのも別に深い意味は有りません。ちょっと考え事してただけです。
『拒むばかりより、少しは相手の好きにさせてあげた方が気持ちを繋ぎ止めておける』って、
本当なのかなとか・・・。ち、違うんです!!あくまで一般論についてです。」
律「・・・・・・。」
梓「ううっ・・律先輩こそ、ここで黙らないで下さいよぅ。」
律「いや、スマン。
なんかアタシが変な相談持ち込んだせいで、お前にも混乱させてしまった様だ。」
梓「そ・・・そうですね。
あくまで混乱して口走ってたので、本心とは別のモノと言うか、本当の私とは違うと言うか・・。」
律「じゃ、そーゆー事で解散!!
梓、お前も今夜はゆっくり休め。」
律「はい、ありがとうございます。では、失礼します。」
741:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/31 12:55:10 B4h658gq
おもろい。にやにや時間をありがとう
742:名無しさん@お腹いっぱい。
11/01/01 01:50:42 CdK21NzB
>741
こちらこそ、感想ありがとうございます。
では、これで最後です。
最後までお楽しみ頂ければ嬉しいです。
743:名無しさん@お腹いっぱい。
11/01/01 01:51:59 CdK21NzB
【5日目】
田井中邸 律の部屋。山中さわ子と田井中律。
さわ子「あなた達も、相変わらずよね~。」
律 「・・・あのー、さわちゃん?」
さわ子「なーに?律ちゃん。」
律 「どうして、ここに居るんですか?先生。」
さわ子「何よ、居ちゃ悪いの?」
律 「つーか、呼んでないし。」
さわ子「酷いわ、律ちゃん。こんな面白い事で私だけ仲間外れなんて、あんまりじゃない。
それとも、卒業したら元担任なんか過去の女?」
律 「この人、この年でシラフでこれだからなぁ・・・・。」
さわ子「ちょっと、何か言った?」
律 「いえいえ、な~んにも。
それで、本日のご用件は何でございましょう?」
さわ子「そうね、やっぱりピンクは難しいわね。」
律 「何の話だよ?」
さわ子「だから、律ちゃんがファーストキスをする時の衣装の話よ!!」
律 「衣装?!」
さわ子「やっぱり、王道の白のワンピが無難かしら?
でも、ここは思い切って冒険して情熱の赤!!」
律 「勝手に冒険させんな。」
さわ子「胸元はあまり強調せずに、背中と脚のラインを見せたいわ。」
律 「む、胸の話はいいだろ。」
さわ子「だから、背中が大きく開いてて、横にスリットの入った、真紅のチャイナドレスで決定ね。」
律 「そういう格好でデートに来る女とは、キスしたくねえと思うぞ。」
さわ子「でも、下着はあえて純白のコットン!
水色か若草色のスポーツタイプと思わせといて、意外と純朴そうというギャップをっ!!」
律 「何で、ファーストキスで下着の色が出て来るんだよ。」
さわ子「黒のレースとかも着せてみたいけど、そっちは澪ちゃんかムギちゃんの方が相応しいわね。」
律 「あいつらもイケニエか。」
さわ子「任せて!!最高の思い出になる素敵な衣装を作って来るから!!」
律 「うわっ、マジかよ。」
さわ子「なによ、嬉しくないの?」
律 「あー、衣装もいいんだけどさぁ。
さわちゃん自身のファーストキスの体験談とか参考に聞きたいかなぁ、なんて。」
さわ子「・・・・・」
律 「・・・もしかして、聞いちゃマズかった?」
さわ子「ごめんなさい、はしゃぎすぎたわ。もう、帰るわね。」
律 「あー、こっちこそ何か解んねぇけど、ゴメン。」
744:名無しさん@お腹いっぱい。
11/01/01 01:53:52 CdK21NzB
律「さて、さわちゃんも帰ったか。
・・・ん?唯から電話だ。もしも~し。」
唯「あ、律ちゃん・・・ごめんなさ~い。うえええ。」
律「どうした唯、何いきなり泣いてんだよ。」
唯「だって・・・さっき、憂に聞いたんだ。
律ちゃんが私にキスされたのが嫌で、あずにゃんのところに相談に行ってたって。」
律「ああ、その事か・・。」
唯「私、律ちゃんがそこまで嫌がるなんて思ってなかったんだよ。だから・・・。」
律「ちょっと待て、唯。どうしてアタシなら嫌がらないと思ったんだ?」
唯「え?何となく。」
律「何となくって、お前・・・・。じゃあ、そうだな。
お前の『何となく』だと、うちらメンバーで誰がキスしてOKで、誰がダメだか言ってみろよ。」
唯「え~と、律ちゃんはビックリしても、ちょと困った感じで笑って許してくれそう。
澪ちゃんは・・・・絶対にダメ。泣いちゃうんじゃないかなぁ?
ムギちゃんは・・・・うん、OK。多分、ムギちゃんはメンバーの皆となら全員OKって感じ。
あずにゃんは・・・本気では嫌がんないけど、イロイロ考え込ませて困らせちゃいそう。」
律「で、お前はアタシなら許してくれそうだと思ったから、したと。」
唯「そうだよ。私だって本気で嫌がる人や、見ず知らずの人にはしないよ。
しない・・・はず・・・だったんですけど・・・うううっ、グスッ。」
律「あー、もう、泣くな泣くな。」
唯「律ちゃん・・・許してくれるの?」
律「ああ、ただし、二度とすんな。」
唯「うん、解った。」
律「やれやれ、アタシの取り越し苦労だったか・・・。」
745:名無しさん@お腹いっぱい。
11/01/01 01:59:37 CdK21NzB
【最終日】
田井中邸 律の部屋。律一人。
律「ん~、何か色々あったなぁ・・・。」
思えば、この数日は色々な事が有った。
澪にキス練習の相談を持ちかけたのを発端に、気が付いたら皆を巻き込んでの一騒動だ。
でも、こういう何気ない事でも一緒に楽しく騒げる仲間がいる事を嬉しく思う。
さて、次に皆で集まった時にでも『メンバー皆でのキス練習会』とでも言い出して見ようか。
ムギも喜びそうだし、自分の事を笑った澪がどんな顔をするのかも見てみたい。
わざと、梓と唯を組ませるのも面白そうだ。ただし、唯には『本当にするなよ』と念を押しといて。
律「・・とは言え、澪の言う通りで、キスする相手が居る訳でもないんだけどな。」
その時、部屋の扉がノックされる。
聡「姉ちゃん。今、暇か?」
律「ああ、聡か。何か用か?」
聡「あのさあ・・もし、暇なら話が有るんだ。」
律「ん?どういう話だ?」
聡「えーと・・・オレじゃなくて翔の奴なんだけどさぁ。」
律「翔くん?」
そう言えば、彼を自分の彼氏だと澪に嘘を付いたのが始まりだった。
聡「翔の奴、今、ウチの前に来てるんだ。」
律「じゃあ、早く家に入れてあげろよ。」
聡「そうなんだけどさぁ・・・。」
律「ん?何か入れられない理由でも有るのか?」
聡「アイツ・・・姉ちゃんと二人で話がしたいって言ってんだ。
だから、姉ちゃんの部屋に入れても良いか聞こうと思って・・。」
律「アタシ?」
聡「あいつ、やっとサッカー部のレギュラーに決まったんだ。
そうしたら話すって決めてた事が有るって。」
律「へえ、スゲーじゃん。こりゃ、お祝いしてあげなきゃな。」
聡「ああ、あいつ凄く喜ぶと思う。
あれでもアイツなりに気合入った服だし、花束だってアイツの小遣い2ヶ月分は叩き込んでんだ。」
律「服?花束?何の話だ?」
聡「は、話せば解るって。じゃあ、呼んで良いんだな。」
律「ああ、さっさと行って来い。」
さて、この日からの彼女のキス練習が気合が入ったか入らなかったか・・・。
それは、また後日の話で。
(終)
746:名無しさん@お腹いっぱい。
11/01/05 08:34:38 HgiZlCXC
もんはん!
747:名無しさん@お腹いっぱい。
11/01/05 08:48:08 HgiZlCXC
唯「ねぇ、りっちゃん」
律「なんだ?」
唯「クルペッコが倒せないよ~」
律「は?ペッコ!?」
唯「うん彩鳥」
律「お前もう始めて1ヶ月だぞ」
唯「だって強いんだもん」
律「装備に問題があるんじゃないか?」
律「ちょっと見せてくれ」
(何で笛しか持ってないんだよ!?しかも初期の)
律「これじゃ勝てないに決まってんじゃん!」
唯「見た目がヴァイオリンだから強化すればギターになるのかなー?って」
律「ギター笛はあるけど全く別派生だから」
このへんで落
748:名無しさん@お腹いっぱい。
11/01/05 20:37:20 uBxE6s3F
続き
律「とりあえず武器作るか」
唯「どんな奴?」
律「あの鳥行くなら虫系の氷」
「それ強化すればいい」
749:名無しさん@お腹いっぱい。
11/01/07 23:30:44 X+hQ5zK6
唯が初めて生理が来た時の話読みたい
750:名無しさん@お腹いっぱい。
11/01/08 01:10:53 cG9xRe7g
小ネタ
唯「ムギちゃんの髪の毛ってヘンだね~」
紬「ええ。実はこれ…」
ウニョウニョウニョウニョ
唯「うわあ!」
紬「触手なの!」
唯「ムギちゃん、怖いよぉ…」
751:名無しさん@お腹いっぱい。
11/02/25 22:15:58.89 WPLFABad
おお
752:名無しさん@お腹いっぱい。
11/02/25 22:22:36.90 WPLFABad
ガチャ
梓「……あれ?」
澪「おわあっ!!!……なんだ…あ、梓か…」
梓「澪先輩ひとりですか?他の先輩方は」
澪「あ、ああ。あいつらは……まあ、えっと……」
梓「?」
澪「な、なあ梓!」
梓「な、なんですか?」
澪「その……話しておきたいことがあるんだ」
梓「はあ」
澪「まあ座ってくれ」
続く
753:名無しさん@お腹いっぱい。
11/02/25 22:22:58.15 U4gMxF+9
このスレ創作発表板の方がいいんじゃない?
754:名無しさん@お腹いっぱい。
11/02/25 22:31:39.26 WPLFABad
梓「……」
澪「……」
梓「えっと……お話というのは…?」
澪「…その、とても言いにくいことなんだけど……」
梓「はい」
澪「…………zん…なんだ…」
梓「え?」
澪「…………宇宙人なんだ」
梓「…………はい?」
澪「わたしは宇宙人なんだ!!!」
梓「……」
澪「……」
梓「……」
澪「……」
梓「………あ、ああ。はあ、まあ、ええっと……ナルホド。……はい」
澪「いままで隠してきてすまなかった」
梓「ええ。いえ、はい。大丈夫です。はい」
続く
755:名無しさん@お腹いっぱい。
11/02/25 22:44:36.05 WPLFABad
澪「信じて……くれるか?」
梓「ええ、まあ……その、いきなりなんで。ちょっと驚いてます…けど…」
澪「そうだよな……信じてくれって言う方が無茶だよな……」
梓「……」
澪「……」
梓「……」
澪「……」
梓「……えっと、その……どうして地球に来たんですか…?」
澪「……母星が……爆発したんだ……(グスン」
梓「…なる……ほど……母星が……」
澪「ああ……」
梓「なんて星なんですか…?」
澪「私たちの星の名前は…地球人には発音できないんだ……」
梓「そうですか…。じゃあ、仮称で」
澪「……ラブリー星」
続く
756:名無しさん@お腹いっぱい。
11/02/25 22:58:09.12 WPLFABad
澪「ラブリー星が爆発して大勢のラブリー星人が死滅した…」
梓(ラブリー星人……)
澪「私たち家族は…偶然、宇宙旅行に行っててな。その爆発には巻き込まれなかったんだ」
梓「……なるほど」
澪「それから、私たちは移住できる星を探して宇宙を旅したんだ」
梓「それは…大変でしたね」
澪「ああ。何度も何度もワープを重ねて、宇宙船のエネルギーが尽きる寸前に見つけたんだ、この地球をな」
梓「……なるほど」
澪「それが、私が中学生の頃の話だ」
梓「…なるほd………え?ええと、おかしいですよ。律先輩とは小学生のころからの付き合いじゃなかったんですか?」
澪「……」
梓「……」
澪「……実は、律の脳内に特殊なチップを埋め込んである」
続く
757:名無しさん@お腹いっぱい。
11/02/25 23:09:59.60 WPLFABad
梓「チップ?」
澪「パパが開発した……ああ、パパはラブリー星でも有名な科学者でな」
梓「凄いですね」
澪「そのチップを埋め込むことによって記憶を操作できるんだ」
梓「記憶を……」
澪「地球に来たての頃の私は人見知りが酷くてな」
梓(今もだと思う)
澪「地球人の友達が一人もできなかったんだ。それを見かねたパパが同じクラスにいた律をキャトってチップを埋め込んだんだ」
梓(おうふ)
澪「この前話したよな。わたしと律の出会い、あれは偽りなんだ…。パパが…脚本を書いた」
梓「そうだったんですか……」
続く
758:名無しさん@お腹いっぱい。
11/02/25 23:18:19.08 WPLFABad
梓「……ところで」
澪「なんだ?」
梓「なんでわたしに…その……実は澪先輩が宇宙人だったって話をしたんですか?それも今頃になって」
澪「……」
梓「……」
澪「前からな。気になってたんだ」
梓「…はい?」
澪「宇宙人としての勘だ。今、わたしのカミングアウトを聞いている梓を見てて確証に変わったよ」
梓「えっと、澪先輩なにを言って」
澪「梓。お前も宇宙人だろ」
梓「……」
澪「……」
続く
759:名無しさん@お腹いっぱい。
11/02/25 23:37:44.83 WPLFABad
梓「アハ、アハハハ。なに言ってるんですか。もう澪先輩ったら」
澪「わかるんだよ」
梓「…………へえ」
澪「それ(ツインテール)、触覚だろ?」
梓「………フ」
澪「……」
梓「これが…?触覚…?」
澪「ああ」
梓「フフフ………ハハハハハハハハ!よく見破りましたね!」
澪「……やっぱりな」
梓「初めてですよ。わたしのコレ(ツインテ)を触手だと見破った人は」
澪「学園祭の日に気づいた。お前、薄暗いステージ袖をやたらスムーズに移動してたからな」
澪「よく目をこらしたら数本の毛……いや、触覚を駆使して床のコードを探ってるのが見えたよ」
梓「そうですか。いや、おみごとです。わたしも少々迂闊でしたが」
澪「梓、お前は何星から来た?」
梓「リブキゴ星です」
澪「!?……」
梓「ご存じですか?」
澪「聞いたことはある…。かなり戦闘的な種族らしいな」
梓「ええ。澪先輩が見破ったこの触手……実は右側は着脱可能なんです」
カパッ
梓「左側は澪先輩の言ったとおり、触覚として機能します。そしてこの右側は……」
澪「……まさか」
シャキーン
梓「戦闘用のサーベルになるんです」
澪「あ、梓。おちつけ」
続く
760:名無しさん@お腹いっぱい。
11/02/25 23:49:33.98 WPLFABad
梓「まさか澪先輩も宇宙人だったなんて、ホント驚きです」
澪「そのサーベルをこっちに向けないでくれ…」
梓「なんでわたしが地球に来たか……わかりますか?」
澪「…リブキゴ星もラブリー星と同じように……?」
梓「まさか、リブキゴ星は健在ですよ。わたしは別の理由でこの地球に来たんです」
澪「別の理由……?」
梓「澪先輩。どうしてラブリー星が爆発したのか……ご存じですか?」
澪「し、知らない。パパに聞いても原因不明としか……」
梓「あれをやったの、わたしたちなんです」
澪「…!?」
梓「澪先輩の言う『ラブリー星』……おそらくは『☆§◇〃⊥』のことでしょう?」
澪「☆§◇〃⊥……!どうしてその名を…!?」
梓「だ・か・ら。ラブリー星を破壊したのはわたしたちリブキゴ星人なんです」
澪「なん……だと……?」
続く
761:名無しさん@お腹いっぱい。
11/02/26 00:07:41.54 BeXy+0iO
梓「私たちリブキゴ星人は他の星のエネルギーを吸い取り、それを糧に生きています」
澪「まさか……ラブリー星も……」
梓「はい。エネルギーの無くなった星はただのゴミクズですからね。去り際に爆発させました」
澪「な…なんて……ことを…」
梓「レクリエーションも兼ねてるんです。綺麗ですよ星の大爆発は。地球の花火なんて目じゃありません」
澪「くっ…………」
梓「宇宙船内がすごい熱気に包まれるんです。みんな大興奮で。まるで夏フェスですよ」
澪「そんなの……あんまりだ!」
梓「あんまりでもわたしたちには大切な食料と娯楽です。生きていくエネルギーですよ。音楽と同じです」
梓「生きるために。地球に来たんです」
澪「まさか……!」
梓「はい。地球も美味しく頂きます」
澪「そんなことはさせない!ここは……ここはわたしの第2の故郷だ!」
梓「お気持ち察します。でも、だめです。この地球は濃厚なエネルギー有してますから」
続く
762:名無しさん@お腹いっぱい。
11/02/26 00:27:12.09 BeXy+0iO
梓「わたしの任務は品質調査です。この星のエネルギーは無害か、どれほどのエネルギーを有しているか」
梓「遠いリブキゴ星からわざわざ多量のエネルギーを消費して来るわけですからね、それ相応のエネルギーが得られるかどうか。それを調査するのがわたしの仕事です」
梓「結果は良好。素晴らしい星です。大艦隊で来てもおつりが出るくらいです」
澪「こ、ここに…リブキゴ星の艦隊がくるのか…!?」
梓「……いえ、まだです。わたしが調査結果を報告してませんからね」
澪「なんでだ…?」
梓「はい?」
澪「なんでお前はリブキゴ星へ結果を報告しないんだ…?」
梓「報告して欲しいんですか?」
澪「ちがっ、そういうわけじゃ!」
梓「……」
澪「……」
梓「フフフ。冗談ですよ。さっきは『だめ』なんて言いましたけど、本当は報告したくないんです。わたし」
澪「……え?」
梓「報告するのがわたしの義務です…。でも……」
澪「……」
梓「リブキゴ星に知らせたくないんです………。だって……」
澪「……」
梓「地球のエネルギーを吸い取ったら……地球が無くなったら……。軽音部が廃部になっちゃいますから」
澪「梓……」
続く
763:名無しさん@お腹いっぱい。
11/02/26 00:36:41.98 BeXy+0iO
梓「さっき、澪先輩は地球を第2の故郷って言ってましたよね」
澪「ああ…」
梓「それ、わたしもなんです。最近そう思うようになっちゃって……」
梓「そんなの駄目なんです。リブキゴ星を裏切ることになる。……でも…」
澪「……」
ガチャ
梓「!?」
澪「!?」
律「話は全部聞かせてもらったよ」
紬「なるほどね。やっぱりあなたたちは…」
澪「律…!ムギ…!」
梓「ムギ先輩…『やっぱり』って…?」
律「いままで隠してて悪かったな。実は…」
紬「わたしとりっちゃんはエージェントなの」
続く
764:名無しさん@お腹いっぱい。
11/03/03 17:55:14.38 ZVPKrICU
↑のSS
色々な描写表現も入れた方がいいんじゃないか?
会話だけだと、小説というより台本みたいだよ。
765:名無しさん@お腹いっぱい。
11/03/06 05:19:08.65 hae3rs02
モブSS
(1)遅刻、新しい教室
夢。
夢を見ている。
2年前の冬、みんなで見た初日の出。
夢というよりは、思い出。
元旦の特番の合間に挿入されたニュースで、この冬一番の寒さであると言っていたのを覚えている。
外はとても寒くて。
けれどその分、空気はとても澄んでいて。
寒いねー、なんでこんな寒いのっ、さむ死する、なんて言いながら手をつないで歩いた。
覚えている。
あのときの温かさを、覚えている。
うれしい。
だから、もう少しこのまま―---
「―っ。―かっ、しずかっ」
「へっ?」
「もう起きないと、時間っ」
おかあさん・・・?
時間、て・・・?
目覚ましは・・・?
「と、」
「と?」
「とまってりゅっ」
「・・・学校、今日始業式でしょ」
「・・・あぁっ」
「ごはんできてるから、先に支度しちゃいなさい。式の関係で始業時間がいつもより早いって、学校便りにもあったし」
「うん」
「間に合う?」
「・・・百メートル、十秒で走れば」
「世界で一番速い女の子になれるわねー」
早く降りてきなさいよーのお声とともに階下へ向かうお母さんの背を見送り。
常からあまり回転がよろしくないのに起きぬけでアイドリングすらままならない頭で出発までの手順を反芻する。
まずやるべきは、脱ぐこと。
そして、着る。
顔洗う、ごはん食べる、歯を磨く。
朝食がパンなら、食べながら登校する。
とめさんの散歩は・・・緊急事態につき、帰宅後に振り替え。
「荷物は昨夜準備したから、だいじょうぶっ」
まだ温もりの残るベッドから飛び出して。
私は着慣れた制服に手を伸ばした―-。
766:名無しさん@お腹いっぱい。
11/03/06 05:20:14.03 hae3rs02
(765続き)
やられた。
朝ごはんは予想に反して和食だった。
熱々のお味噌汁が私の猫舌を直撃した。
急いですすりながらも、お残しするわけにはいかなかった。
おかあさんの浅漬けはおいしいし。
納豆を抜かすわけにもいかない。
なんといっても、木下家の家訓は一日三食、なのだ。
長女である私がルールを破るわけにはいかない。
お陰で家から走り始めてトップスピードに乗る頃にはすでに汗をかきはじめていた。
自業自得とはいえ、区切りがある日には何かとツキに見放される私。
それでも身支度に時間がかからなかったのは、くせがなく、ショーボブにしている髪型が功を奏したからだろう。
親しくしている友達からは、うらやましがられる髪質らしい。
さらさらで、ふわふわで、思わずなでたくなる、のだそうだ。
思わずなでたくなるのは、私の低い身長のせいでなでる側にとって頭の位置がちょうどいいから。
という理由も無くはない。
無くは無いのだ・・・。
とにかく今はただひたすらに走って世界新を狙うのみである。
途中止まることなく走り続けて―-。
腕時計で時間を確認。
・・・うん、いける。
世界更新できるっ。
そうして差し掛かった今回のコース一番の難所、開かずの踏み切り。
を見事足止めされることなく渡りきった私は、息も絶え絶えに何とか校門を通過していた。
桜ヶ丘女子高等学校。
校門から昇降口へ一直線に伸びる道の両脇に植えられた桜並木。
その他にも敷地内に多数の桜の木を有することにちなんでつけられた校名だとか、そうでないとか。
春を迎え、満開となった桜が散らす花びらとまるで競争するかのように校舎へなだれ込む。
腕時計で時間を確認。
勝った。
私勝ったよ、世界に勝ったよっ。
たまごかけごはんにして正解だったよっ。
春休み前に持ち帰ってきれいに洗った上履きに履き替え、いつもの教室へ。
廊下まで喧騒が届いている。
久々に会う友達同士、話題に事欠くことはないのだろう、教室は賑やかだ。
767:名無しさん@お腹いっぱい。
11/03/06 05:21:10.38 hae3rs02
(766続き)
間に合った―-。
そう安心したのがいけなかったんだろう。
遅刻しかけていたことを見破られぬよう、上がっている呼吸を整え、一息つく。
ドアノブ式の入り口に手を掛け、何気ない風におはようの挨拶をしながら入った私は。
「おはよー・・・って」
知ることになる。
気づくことになる。
「・・・」
「・・・」
静まる室内。注目を集める私。
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・あっ」
り、りぼんが―-
「赤いっ?」
「―しずか?」
「えっ?」
呼ばれて振り返れば、そこには、
「どしたの?ここ」
「2年生の教室、だよ?」
「――っ」
開いた口がふさがらない。
今朝夢の中でおしゃべりした元クラスメイトから告げられた残酷な事実。
打ち上げられた魚のようにぱくぱくとしか動かない口。
口下手な私は、こういうときの切り抜け方が分からない・・・。
「・・・あー、なるほど。えー、おほんっ」
色素の薄い、すこしウェーブのかかった髪をかきあげながら入ってきた元クラスメイトは。
わざとらしい咳払いの後、ぐるりと教室を見渡して言った。
「どうもうちのクラスの人間がすいません。やっぱり3年には上がりたくないっていうか、歳はとりたくないっていうかで」
「・・・」
「ついつい2年生の教室に来ちゃいました」
てへっ、というジェスチャーとともにのたまった彼女はおもむろに私の腕をつかんで引き寄せ。
失礼しましたーと言いながらなでやすいと定評のある私の頭に手を置いて強引にお辞儀をさせ。
まるで借りてきた猫状態の私を引っ張りそそくさと教室を後にしたのだった。
768:名無しさん@お腹いっぱい。
11/03/06 05:23:34.96 hae3rs02
(767続き)
廊下に出て、腕を引かれたまま階段を上りだす。
手を引かれながら下がった視線の先、ひざ下すぐのところまでを覆うのは白のルーズソックス。
踊り場に上がる途中振り返ると、さっきまでいた教室の札を辛うじて視界に入れることができた。
「2年1組…」
「うん?」
「私が間違えた教室」
「うん」
「いつもの癖で入っちゃった」
「見てたけど、躊躇なく入ってったよ」
「姫子ちゃん」
「うん?」
「…ありがとうね」
「どういたしまして」
そうして教室を出るときからずっと握ったままになっていた手をあわててほどく頃には、3年2組と表示のある教室の前に来ていた。
「それにしても、しずかがぎりぎりなんてめずらしいね」
「そ、そうかな」
「うん。いつも朝読書の時間くらいには来てるでしょ?踏み切りで物凄い勢いで追い越してったときはびっくりしたよ」
「えっ?姫子ちゃん追い越してたの、私」
「それはもう。誰が見ても『私遅刻しますっ』ていうくらいの走りだったよ」
「そうだったんだ・・・」
このミニスカルーズなイマドキ女子高生は、立花姫子ちゃん。
一見すると怖いけど、とっても優しくてしっかりしてて。
口下手な私が自然にお話できる数少ないお友達の一人です。
お友達というより、お姉ちゃん、かな?
「そんなだったからさ。余裕かなって思ってたあたしも時間見てみたら結構やばいことに気づいたの。だから走って・・・下駄箱あたりで追いついてたんだよ?」
しずかの力走に感謝だね、などと言いながら2組のドアを開ける姫子ちゃん。
あれ、ということは――
「ひ、姫子ちゃんっ」
「うん?」
「もしかして、私がさっきの教室に入るの・・・」
「見てたよ?」
「どうして止めてくれなかったのっ」
「あー、ごめんごめん。あたしクラス編成表見に行ってたからさ。しずかを追いかけて見つけたときには、もうドアノブ回してる所だったの」
「うー、でも、でも」
「ごめんごめんって」
くしゃくしゃと今度は少し強めになでられる。
こちらもやはり定評のある髪質のおかげでぼさぼさになることはない。
それに、姫子ちゃんの手はソフトボール部の部長さんを務め上げているとは思えないほど、きれいでしなやかだ。
「もう・・・朝から災難ばっかり、ついてないなぁ」
「だいじょうぶだいじょうぶ。だってね、しずか」
「なに?」
「今日のしずか、たぶんこの世界で一番ついてるんだよ?」
「え?」
769:名無しさん@お腹いっぱい。
11/03/06 05:24:27.92 hae3rs02
(768続き)
ついてるのはしずかだけじゃない、かな?
姫子ちゃんにしてはなんだかめずらしく、浮かれて弾んだような口ぶりで。
そんな言葉とともにまたもや手を引かれて踏み入れた新しい教室。
これから1年間お世話になる、最上級学年の部屋。
そして、1年後にはもう来ることの無い場所。
高校生活最後の教室。
あと1年の高校生活。
今にして思う。
本当に、かけがえの無い時間だったんだと。
きらきらしてて、あったかくて、優しくて。
いつまでも続くんだと信じて疑わなかったあの時。
その最後の年。
私たちはみんな、同じクラスになることができたんだ。
夢。
夢を見ている。
青葉がきらめいていた校庭で。
夕日でオレンジ色に染まる教室で。
寒さにふるえた帰り道で。
おしゃべりして。
笑って。泣いて。
手をつないで見上げた夜空。
覚えている。
あのときの温かさを、覚えている。
うれしい―-
☆次回、(2)再会、二度目の同じクラス
☆木下しずか、立花姫子、木村文恵、砂原よしみ、佐藤アカネ、瀧エリ、若王子いちご
770:名無しさん@お腹いっぱい。
11/04/01 17:12:17.96 1uOvx8VX
THE ALFEE&放課後ティータイム+憂和純さわちゃんでSSをお願いします。
771:名無しさん@お腹いっぱい。
11/04/03 12:12:02.22 ZRULMnTU
超々短編SS
唯「ムギちゃんの髪の毛ってごわごわしてるよねー」
紬「ええ…実はこれ…」
唯「ぴいっ!」
紬「触手なの~」
唯「そんな可愛い声で言われても怖過ぎるに決まって…ギャアアアアアアアアー!」
(放送出来ません)
772:名無しさん@お腹いっぱい。
11/04/03 20:52:16.57 aXU8Pzul
あべ
773:名無しさん@お腹いっぱい。
11/04/06 08:25:25.95 3i0ZeL4l
ウホッ
774:名無しさん@お腹いっぱい。
11/04/11 23:40:26.67 GX/hhMJq
本拠地、桜が丘高校で迎えた学園祭
軽音楽部の演奏が終了するが、盛り上がりはいまいちだった
講堂に響く生徒のため息、どこからか聞こえる「軽音部は終わったな」の声
無言で帰り始める部員達の中、部長の中野梓は独り部室で泣いていた
放課後ティータイムで手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるメンバー・・・
それを今の軽音部で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」梓は悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、梓ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たい机の感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰って練習をしなくちゃな」梓は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、梓はふと気付いた
775:名無しさん@お腹いっぱい。
11/04/11 23:41:17.51 GX/hhMJq
「あれ・・・?お客さんがいる・・・?」
梓が目にしたのは、講堂最後方まで埋めつくさんばかりの観客だった
千切れそうなほどに手が振られ、地鳴りのような歓声が響いていた
どういうことか分からずに呆然とする梓の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「アズサ、本番だ、早く行くぞ」声の方に振り返った梓は目を疑った
「り・・・律先輩?」 「どうした梓、居眠りでもしてたのか?」
「み・・・澪先輩?卒業したんじゃ・・・」 「だめよあずさちゃん、かってに澪ちゃんさんを卒業させちゃ」
「ムギ先輩・・・」 梓は半分パニックになりながらステージを見渡した
ギター:平沢唯・ ベース:秋山澪 ドラム:田井中律 キーボード:琴吹紬
776:名無しさん@お腹いっぱい。
11/04/11 23:41:40.96 GX/hhMJq
暫時、唖然としていた梓だったが、全てを理解した時、もはや彼女の心には雲ひとつ無かった
「いくよあずにゃん!!」
唯からむったんを受け取り、ステージへ全力疾走する梓、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・
翌日、部室で冷たくなっている内川が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った
777:連載再開記念短編
11/04/16 12:46:27.90 cIo/vkNZ
唯「みんなでうたおう!」
1945年、10月。
太平洋戦争が終結して、2か月が過ぎた。
日本軍の重犯罪囚ばかりで結成された部隊が、南海の島にやってくる。
任務を達成すれば、刑を免除されて自由の身となる。
その任務とは、島に残した秘密基地の破壊だ。
日本軍が占領したが、アメリカ軍との激しい戦いの末失った島。
島に建設された、本土防衛のための秘密基地の存在は隠蔽されたまま終戦。
地下に残った基地には、日本軍最高機密の兵器が眠っている。
もしそれが米軍の手に渡ったら……その前に、兵器ごと基地を破壊しなくてはならない。
しかし、すでに日本は降伏した後であるため、正規の部隊は解散している。
かくして、基地破壊のため、囚人部隊が結成された。
南の名もなき島が、再び戦場となる……!
という戦争映画『サザンクロス・コンドル』の主題歌を、デビューしたての新人ガールズバンド、放課後ティータイムが担当することになった。
映画の主題歌は初めてだ。張り切った。
ただし単独名義ではない。
出演している俳優陣とのコラボレーションだ。HTTはバックバンドでコーラス。
メインボーカルは俳優陣。『We are the world』的な歌だ。
自作ではなく、プロの作曲家と作詞家が曲と詞を作り、HTTが編曲する。
曲のデモテープを受け取った時、
唯「気に入ったよ、これ」
律「すごくいい曲だなあ」
澪「私じゃ作れないよ」
紬「こうやってみんなで歌うのって、いいわね」
梓「がんばりましょう、役者さんたちの顔をつぶさないために!」
役者たちから激励された。
主役「頼りにしてるよ」
ヒロイン役「いい曲にしようね」
相棒役「紅白狙えるかもね」
HTT「がんばりますっ!!!」
778:連載再開記念短編
11/04/16 12:50:13.84 cIo/vkNZ
映画のラスト。
基地は破壊に成功したが、部隊はほとんどが戦死してしまった。
生き残ったのは主役、相棒、途中から加わった女スパイの三人だけだった。
間一髪、爆発した基地から脱出した三人。
女スパイ「どうする、これから?」
主役「迎えを待つしかないだろう。でも、作戦は寸前で中止されたから、迎えが来るかはわからん」
相棒「じゃあずっとこうしてるのか!?」
主役「来るかどうかは、博打だな」
相棒「……政府の奴らが戦争なんか始めなきゃ、こんなことにならなかったんだ。
日本もアメリカもバカだ。大バカだ!! ちくしょう!! くそったれ!!」
主役「……じゃあ、迎えが来たらどこ行くんだよ」
相棒「日本に決まってんじゃん」
女スパイ「……あ、迎え来た」
迎えのヘリコプターが現れる所で、エンディングテーマが流れ出す。
スタッフロール。
闇の中を手探りしながら 君は尋ねる 出口はどこかと
時はつかの間に流れ去り 叶わぬ希望に瞳が曇る
息づかいだけがメッセージ
でもこの世界を信じるんだ 僕は消えない 永遠に消えない
悔やんでないでここまで来て 使命が待っている
未来を変える使命が
不安や悲しみは尽きないけれど 涙を拭いて前を見つめよう
苦しみに襲われて胸は痛むけれど 心を気楽に
不公平な世の中と 僕らは戦うんだ
人生は隠れんぼ 勝利を目指せ
人間は不完全 でも逃げないで
迷える子羊たちよ そんなに悲しまないで
でもこの世界を信じるんだ 僕は消えない 永遠に消えない
悔やんでないでここまで来て 使命が待っている
未来を変える使命が
でもこの世界を信じるんだ 僕は消えない 永遠に消えない
悔やんでないでここまで来て 使命が待っている
未来を変える使命が
不公平な世の中と 僕らは戦うんだ
人生は隠れんぼ 勝利を目指せ
人間は不完全 でも逃げないで
迷える子羊たちよ そんなに悲しまないで
LA LA LA...
映画は大ヒット、主題歌も大ヒットとなった。
のちに、HTTだけで歌うバージョンがアルバムに収録された。
曲:『禿鷹使命』
URLリンク(www.nicovideo.jp)
779:えいこく!
11/05/02 06:43:19.90 +chieghC
純「ウィリアム王子ってハg
その後、純の姿を見たものはいない…
780:名無しさん@お腹いっぱい。
11/05/30 22:30:11.58 GnFVj9k6
どなたか和ちゃんが唯と喧嘩しちゃったり和ちゃんの感情が大きく動く描写のあるss教えてください
怯える描写でもいいです
781:名無しさん@お腹いっぱい。
11/07/20 01:08:47.42 G+ErFCm3
律×澪は正義!以上!終了!!
782:名無しさん@お腹いっぱい。
11/07/20 07:36:17.10 +VkwlvXv
松本元大臣「おい、けいおん部!知恵を出さない部活には部費は出さないからな」
783:名無しさん@お腹いっぱい。
11/10/06 01:40:29.04 qmn1AbvJ
大江健三郎ふうのSSを考えた
784:名無しさん@お腹いっぱい。
11/10/06 01:45:29.59 qmn1AbvJ
万永元年の軽音楽部
私の名は平沢唯、軽音楽部に入部する事に決めた。
音楽室に向かう途中で廊下に二葉亭四迷の墓を見つけた。
私はそこで、おうおうおうと叫びながら自慰をした。絶頂した。
家に帰る事にした。 完
785:名無しさん@お腹いっぱい。
11/10/18 13:29:39.16 DCuTHEV3
1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. ONE ~輝く季節へ~ 茜 小説版、ドラマCDに登場する茜と詩子の幼馴染 城島司のSS
茜 小説版、ドラマCDに登場する茜と詩子の幼馴染 城島司を主人公にして、
中学生時代の里村茜、柚木詩子、南条先生を攻略する OR 城島司ルート、城島司 帰還END(茜以外の
他のヒロインEND後なら大丈夫なのに。)
5. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
6. ファーランド サーガ1、ファーランド サーガ2
ファーランド シリーズ 歴代最高名作 RPG
7. MinDeaD BlooD ~支配者の為の狂死曲~
8. Phantom of Inferno
END.11 終わりなき悪夢(帰国end)後 玲二×美緒
9. 銀色-完全版-、朱
『銀色』『朱』に連なる 現代を 背景で 輪廻転生した久世がが通ってる学園に
ラッテが転校生,石切が先生である 石切×久世
SS予定は無いのでしょうか?
786:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/10 01:59:23.35 Qc7l9Fj0
誰か唯がいじめられるの
書いて下さい
787:名無しさん@お腹いっぱい。
12/01/21 05:03:26.35 9R6CJela
ここのSSじゃないけど
澪「あ...秋山澪です...担当はベ...ベースです...///」ってSSは未完のまま終了?
788:名無しさん@お腹いっぱい。
12/02/02 14:56:37.93 94LmBV/T
1945年千島列島占守島
ここに突如ソ連軍が侵攻して来た
理由は、ソ連が日本と結んでいた不可侵条約を破棄し、日本に対して宣戦布告をしたからだ
789:名無しさん@お腹いっぱい。
12/02/02 15:00:48.49 94LmBV/T
この島を守る日本軍の守備隊司令は田井中小将
配下の部隊は
歩兵3000
戦車150両
火砲200門
だが圧倒的なソ連軍の前に日本軍の守備隊は降伏
田井中小将は自決した
790:名無しさん@お腹いっぱい。
12/02/02 15:04:30.29 94LmBV/T
この戦いの最中ソ連軍に一人の民間人が捕られていた
その民間人の名前は秋山澪
ちなみに占守島の戦いで生き残った民間人は彼女一人である
そう、彼女以外の民間人は全員自決したからだ
791:名無しさん@お腹いっぱい。
12/02/19 23:46:36.91 yQnvva/u
>>745 面白かった
792:名無しさん@お腹いっぱい。
12/03/03 18:26:19.06 jCbQl98B
唯:むぎちゃん、おかしおかし~!
紬:はいはい、今用意しますね♪
唯:はううう(じゅるり)
澪:食べることばっかりだな、唯は・・・
律:やっと楽器が揃って、これから学祭に向けて猛練習なんだぞ。
そろそろ期末テストだし、ちっとは焦りってもんがないのか?
唯:はううう。。。
紬:まあまあ、猛練習に備えて、こうやって気分をリフレッシュさせることも大事ですよ
唯:おお、さすがむぎちゃんいいこという!
猛練習かぁ・・・ うん、頑張る! 私やるよ!(もぐもぐ)
澪:学祭っていえば、さっき職員室で出展の申請書もらってきたんだけど、ここ見て。
律:出展物名・・・?
澪:たぶん、ここに私たちのバンド名を入れるんだと思う。
唯:バンド名!! そういえば決めてなかったねー!
律:確かに必要だよな。バンド名か。なんかあるか?
唯:「おかしだいすき隊」っていうのはどう??
律:はい却下!
唯:え~~
紬:では、もうちょっとオシャレに、「放課後ティータイム」っていうのはどうでしょう?
律:お、途端におしゃれになったな
紬:うんうん! それいいよ~! わたしたちっぽい!
澪:あ、ちょっと待って。
実は、私も前から考えていたのがあるんだ
唯:えー澪ちゃんも!
律:いってみいってみ
澪:うん、あのね・・・ 「コンウ」って、どうかな?
律:コンウ?
紬:なんだか不思議な響きですねえ
紬:澪ちゃん、コンウってどういう意味なの?
澪:逆から読んでみてほしい
唯:えっと、う、、ん、、・・・あ!
澪:そう。ウンコ。ウンコの反対。
私たちと、私たちの音楽は、ウンコの反対。つまり最高。って意味なんだけど。
律:あ、なるほど。それでコンウか。澪、考えたな。
唯:すごいすごい。澪ちゃん、天才だよ!(ぺろぺろ)
澪:やめろ、人の顔を舐めるな~!
紬:あらあら楽しそう。私もおじゃまして・・・(ぺろぺろ)
律:私もまざろっと(ぺろぺろ)
澪:うわこら、やめろおまえら~!!
793:名無しさん@お腹いっぱい。
12/06/12 07:27:04.44 MeLHhfMN
でもウンコはないよね~
794:名無しさん@お腹いっぱい。
12/08/01 12:37:45.38 dIKugNxf
ペロペロ
795:名無しさん@お腹いっぱい。
12/08/08 10:22:01.21 SdMyqOBM
桜が丘高校URLリンク(www.jpzentai.com)
URLリンク(www.jpzentai.com)
796:名無しさん@お腹いっぱい。
12/08/08 20:40:44.05 05IDX325
律が紬の雇った3人のイケメン(梓と唯か澪の彼氏も演じてた)
にレイプされる作品のタイトル覚えてる人いる?
797:名無しさん@お腹いっぱい。
12/08/31 11:17:36.39 4bf9kkQx
最近どう?まともなSS投下されてる?
直近の読んだら小学生が書いたようなのがあって
やっぱ機能してないんだなと寂しく思った
798:名無しさん@お腹いっぱい。
12/09/23 15:18:27.53 jpS2ppzN
じゃあ新参が投下。
時間かかるかもしれんが、よろしく。
金田一×けいおん!って事で。
澪「合宿をします!」
律「いきなりどうしたよ、澪」
唯「そうだよ、澪ちゃん、今年あずにゃんが入って本格始動したんだよ?だからケーキを毎日食べないと―」
澪「ケーキを食べる部活じゃないだろ!?ここは!」
律「まあまあ、いいじゃん。ほら、美味しいんだし」
澪「ま、まあ、そうだけど…もう文化祭まで時間ないんだろ?」
律「私たちにはふわふわ時間があるし大丈夫!」
唯「そうだよ大丈夫だよー。あと、私の愛はカレーのちごはんもあるし!」
梓「カレーのちライスじゃないですか!名前もわからないならふざけないで練習しましょうよ!」
律「梓はきびしいなー」
梓「厳しいんじゃありません!これがきっと当たり前なんです!普通なんです!」
澪「そうだな、梓の言うとおりだ。それで合宿に行きたいんだよ」
律「去年は、一番遊んでたくせにー!」
澪「そ、それは去年の話だろ!?あの時は若かったんだ!」
律「『ネガをよこしなさい…』とか言っちゃったりしたしな!」
澪「だー!うるさい!」
紬「そ、それでなんだけどね。今度私の系列のお店のイベントで演劇の舞台があるのだけど…
そこで演劇の募集してるんだけど私たちも出てみない?」
律「おお、いいなー、桜高歌劇団ってか?」
梓「でも、練習出来ないんじゃないですか?」
紬「ううん、私たちは音響係とか演出係で出るの、バイト感覚でできる簡単な仕事らしいわ」
澪「演劇の会場なら広いし練習できるし、私は異義なし!」
律「おお、なんか澪、逆転する弁護士みたいだな!じゃあ行こうぜ!」
唯「でもどこに行くの?ムギちゃん…」
紬「『オペラ座館』よ。明治時代に私の系列が買い取った島の別荘だけど、今はホテルとして使われてるの」
澪「去年もムギの別荘にお世話になったけど…いいの?」
紬「いいのよ、去年より大きな別荘だから心配ないと思うし…、でも違う高校の生徒も来るらしいわ」
律「おおー、違う高校と合宿なんて体育会系みたいだなー!」
紬「たしか『私立不動高校』って所だったかしら…」
唯「なんか男っぽいよ!!」
梓「怖そうな高校名ですね。」
澪「………怖い。」
律「よし!じゃあ行くぞおー!」
続きます。
799:名無しさん@お腹いっぱい。
12/09/23 16:08:12.17 jpS2ppzN
船までの電車の中にて…
唯「見て見て!人がいっぱいいるよ!」
律「おい、はしゃぐな、みっとも無いだろ?」
澪「不動高校…、殴っても動かないほど鋼鉄の体を持っている高校…」
澪は白目になって放心状態になっていた。
梓「澪先輩!しっかりしてください!」
紬「みんな楽しそうでよかったわー」
律「もしもーし、明らかにドタバタして楽しそうには見えないんですが…」
?「こんにちは、君たちが雇われたバイトの子たちかな?」
澪「ひい!!出た!」
梓「澪先輩がバイブモードに!」
律「こ、こんにちは…ってうわあ!!」
現れたのは白い仮面を付けた真顔の男の姿だった。
目を見開き、律をじっと見つめている。
律(誰だ!?この怪しい人!)
唯「わー!怪人だー!すごいよりっちゃん!本物だよ!」
梓「いえ、これは仮面でしょう。ほら、紐がついてます。」
怪人?「はっはっは!やるね、キミ!」
そう言うと怪人は仮面を取った。
布施「これは俺達の高校で使う仮面なんだ。」
紬「あ、布施(ふせ)さん。こんにちはです」
布施「いえいえ、こちらもお世話になってます。どうですか?一緒にトランプでも。」
唯「トランプ!?やりたいやりたいよ!」
律「あ…布施さんでしたっけ?部長の田井中律です。」
唯「平沢唯です」
梓「中野梓です」
澪「………」
律「おい…動かないぞ。どうした澪ー!!」
唯「脈がないよ…りっちゃん」
律「あの時のギャラは7対3って約束はどうしたんだよー!!」
梓「大丈夫です。ただの気絶です。サイセントマナーモードです。」
律「布施さん、そのうち起きるから気にしないでください。これが秋山澪です。」
布施「ずいぶん、個性的な人達だね。じゃあマジックを見せてあげるよ。」
800:名無しさん@お腹いっぱい。
12/09/23 16:09:25.45 jpS2ppzN
結構長くなりそうです。大丈夫ですかね