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要約すると「クラウドサービスから補償金を取りたい」ってことみたいです。
2014年7月23日に開催された『文化庁 文化審議会』の著作権に関する小委員会において、
DropBoxなどの、クラウド型オンラインストレージ(ネットにデータを保存する)サービスから
著作権料を徴収するべきだ、との意見が出たのだそう。
そのやりとりのなかでは、「クラウドにアップされたデータは無限にコピー可能である」といった理由付けから、
思わず耳を疑うようなこんな発言まで...。
浅石委員 : データセンターの写真を資料に添付した。人間の背丈よりも巨大なサーバーに個人の領域を遙かに超える容量の蓄積するもので到底私的な利用とは言えない。
�� 茂木 和洋 (@kzmogi) 2014, 7月 23
えーっと...どうやらJASRAC的な価値観のもとでは、サーバーの用途は物理的な大きさで決まるようですね。
ライトノベル風に言うなら「俺の私的なサーバーがこんなにデカいはずがない」といったところ。
先の発言を行ったとされるJASRACの浅石常務理事が提出した「ロッカー型クラウドサービスに対する
考え方(PDF)」という資料においても、クラウドサービスを「新たな創作物を生まないフリーライド市場」と
いった強い口調で非難していたり、さらにはクラウド事業者がサーバ内にどのくらい音楽データが
含まれているかチェックして補償金を支払うべきだとする検閲を示唆する発言まであった模様。
ちょうどジャーナリストの津田大介さんが要約してくれていた下のツイートが非常にわかりやすいです。
浅石さんの話をまとめると「ファイルを保存するクラウドサービスは中身を検閲しろ」「音楽ファイルが
少しでも含まれているなら包括契約して著作権料払え」ということになるな......。いろいろ無理筋過ぎるのでは。
�� 津田大介 (@tsuda) 2014, 7月 23
JASRACをはじめとする権利者側と、クラウドサービスを運営する事業者や私たち消費者との間に、
どうも大きな認識の食い違いがあるように思えてなりませんが、文化審議会を実況ツイートしていた方々のつぶやきがこちらのTogetterにまとまっていますので、ぜひ詳細を読んで皆さんの感想も聞かせてくださいね。
私の脳みそも音楽を記憶できちゃうんですが…やっぱり補償金払わなきゃダメ?
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