08/08/16 23:03:18 TFCcoS5W0
■駆け魂を次々とゲットするエルシィが優秀な悪魔に見えるかもしれませんが、それは気のせいです。
実に4匹捕獲と間違いなく脅威の成績なのだが。その手柄を持って神を解き放つ…というわけでもない。
LC「そういえば駆け魂が入っている娘は変な娘が多いですね。」「どうしてでしょう。」
FLAG18 一花繚乱
桂馬は一つの仮説を打ち立てる…が、その説明のメモに描かれた絵はヘタなユル絵。
ツボにハマったのかLC大爆笑。メモを持って走り出す。
ろくに前を見てなかったため他の生徒にぶつかってしまう。
よりにもよってガラの悪そうな相手。即座に桂馬の背後に隠れる。
桂馬「怖いもんか。」「こんな絵に描いたような脇役…」「パセリみたいなもんだ。」
とはいうものの今は現実。当然殴りかかっても来るし殴られれば痛い。
「い、今から謝るルートに変えてもいいかな?」
そこに。
??「お前たち、やめろ。」
「無抵抗な者を痛めつけるなど…」「 真(まこと) の 男 のすることではないぞ!!」
長身の女生徒。その長髪がたなびく。
不良たち「ヒュ―かっこえーじゃん。」「なに―オレたちとやるつもり―っ?」
??「まさか。」
「下衆な男と、」「交える拳は持たない。」「私の拳が汚れる。」「見逃してやるから早く去れ。」
こうまで言われて黙っている不良はいない。バタフライナイフを手に女生徒へと襲いかかる。
だが、女生徒は残像一つ残し不良の背後へ。拳圧一発、寸止めなのに不良をふっとばす。
もはや女生徒の眼光の前にその場にいられる不良たちではない。捨てゼリフすらなく逃げ去る。
女生徒は3年の春日 楠(かすが くすのき)。
武道の達人、道場の後継ぎとしてTVに出るほどの有名人。
でも神にとっては興味なく、たいしてケガしなくてすんだと桂馬も立ち去ろうとするが。
楠「おい、」「待て。」
桂馬「あ、助けてくれてどうも。」
楠「…………」「お前、それでも男なのか?」「なぜ立ち向かわない?」
桂馬「あー良かった。セーブデータは大丈夫だった。」
やり過ごそうとするも、
楠「聞け!!」「お前のような男が下衆の肥やしになるんだ!!」「それがわかってるのか!?」
左腕をねじりあげられる。
桂馬(なんだ!?)(より強い奴に絡まれてる。)(状況悪くなってるぞ!!)
そこに箒を振りまわしながらLC乱入。目ぇ閉じてるもんだから全弾桂馬にhit。
駆け魂レーダーに反応が。桂馬と楠、お互い関わりあいたくない相手のようだが。
世間の人物評は武士そのもの。しかし楠は本来、かわいいものには目がないのだった。
わ…私の目指す道に…必要ないものだ!! と心にフタをしてはいるものの。
そこに紙切れが飛んでくる。さっきLCが持っていったはずのあのメモが。
桂馬「まさか…あいつと戦うルートにならないだろうな…」
「昔のゲームじゃ、時々あったんだよな…勝負して勝つのが落ちる条件って……」
LC「今から体を鍛えましょうか?」
桂馬「頼むぞ、どうか違う展開で…!!」
神の神頼みとはこれいかに。
■強さがすべての武士的な少女…つまりは武士っ娘!!さらに、彼女にはまだ秘密があるようで…?