09/07/14 01:32:28 Sz0CHrYx
先にお風呂をすすめられた。
その間に夫婦会議があったようだ。
わたしがお風呂から出ると、奥さんはすっかり落ち着いていて
「大変だったね。すぐご飯にするから」と笑いかけてきた。
こんな展開になるとは思わなかった。どっと安心した。
事情はきかれなかった。
でも黙っていたら怪しまれるし、間が持たない。
食後のお茶の時間、わたしは勝手に自分の事情を説明した。
時々、質問された。2人とも真剣にきいてくれた。
奥さんは口に手をあてて「つらいわね」と涙声でいってくれた。
旦那さんも「つらいな、それ」といって黙ってしまった。
わたしは思わず泣き出してしまい、ご夫婦はわたしが泣き止むまで
長いこと待っていてくれた。
それから覚悟を決めて、旦那さんに援助交際を持ちかけようとしたことを謝った。
信じてもらえる自信はなかったけど、今回が初めてだと必死に強調した。
怖かった、もう二度としないと言った。
奥さんは「ああ、そういうことか」と旦那さんの方をちらっと見て笑った。
「成功してたら旦那とあなたをグーで殴るとこだった」
「もうこんなこと考えるのもだめ」
優しく言われた。怒られはしなかった。
「ごめんなさい」と繰り返して、また泣いた。